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2015.07.12国際大会

中国に敗れ予選ラウンド3勝3敗 FIVBワールドグランプリ2015

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 FIVBワールドグランプリ2015予選ラウンド(グループ1)第2週さいたま大会の最終日が7月12日(日)、埼玉県のさいたま市記念総合体育館で行われました。本大会でここまでイタリア、ドミニカ共和国と対戦し、1勝1敗の全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、中国とさいたま大会最終戦を戦い、セットカウント1-3(11-25、25-21、15-25、17-25)で敗れ、本大会の通算成績を3勝3敗としました。

 

 第1セット、高さに加えてパワーのある中国のスパイクに苦戦し6-12とリードを奪われると、さらに高いブロックの前に攻撃を封じられ6-16と引き離されます。終盤、木村沙織選手(東レアローズ)がサービスエースを奪うなど巻き返しを図った日本ですが、11-25で第1セットを落とします。第2セット、古藤千鶴選手(久光製薬スプリングス)のサービスエースで勢いに乗った日本は、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)の得点などで接戦に持ち込むと、島村春世選手(NECレッドロケッツ)がブロックポイントや移動攻撃を決めて21-19とし、最後も島村選手がサービスエースを決めて25-21とセットを取り返します。第3セット、中国の高い打点からの変化するサーブに苦戦し、4-8で折り返すと、山口舞選手(岡山シーガルズ)の速い移動攻撃などで反撃を試みますが、サーブレシーブが安定せず9-16と中国にリードを広げられます。中盤、鍋谷友理枝選手(デンソーエアリービーズ)、宮下遥選手(岡山シーガルズ)をコートに送り出すと、その鍋谷選手が期待に応え2本のブロックポイントを奪いますが、中国の両サイドからのパワーある攻撃を止めることができず、第3セットを15-25で落とします。第4セット、立ち上がりから宮部藍梨選手(金蘭会高校2年)を起用すると、序盤は宮部が攻撃の中心となり6-8で折り返します。スパイクミスが出た日本は9-16と中国に大きく点差を広げられ、どこからでもパワーあるスパイクを打つ攻撃を前に流れを掴めないまま17-25で第4セットを失いました。

 

◆眞鍋政義監督

「中国の早くて落差のあるサーブに、日本のサーブレシーブが崩され相手のブロックに捕まったことが敗因。さいたま大会は1勝2敗という成績だったが、色々な反省ができ勉強になった大会だった。厳しいチームとの対戦だとは分かっていたが、いろいろ勉強になった。選手によって(いろいろな)組合せがあり、組織だってやっている。そのなかでも調子がいい選手を使っていくようにしている」

 

◆キャプテン・木村沙織選手

「一方的な試合展開となり(中国に)圧倒されてしまい、全日本として非常に恥ずかしい試合だった。(予選ラウンド第3週で)中国ともう一度対戦するので、みんなで(今日の試合について)反省し、次の対戦のときは今日の試合と同じ展開にならないようにしたい」

 

◆古賀紗理那選手

「パスが全く返らず、相手の思い通りになってしまった。中国のサーブは他チームのサーブよりスピードがあり強い。スパイクもブロックの上から打ってくる。こういうチームにも勝てるようにやっていきたい」

 

◆朗平(ロウ, ヘイ) 中国監督

「今日の試合のためにとても準備してきた。日本はディフェンスとクイックが巧く、我々の高身長の選手が対応するのは難しい。日本やタイとの対戦は、とても貴重な機会であり、勉強の機会でもある。日本に攻守ともに優れている古賀紗理那選手とジャンプ力のある宮部藍梨選手の2名が加わったことは、(日本にとって)とても好材料であると思う」

            

 この日さいたま大会で行われたこのほかの試合では、イタリアがドミニカ共和国にストレート(25-13、25-15、25-19)で勝利しています。

 

 さいたま大会での試合を終えた火の鳥NIPPONは、16日(木)から18日(土)まで、香港(ホンコンチャイナ)で行われる予選ラウンド第3週香港大会に出場します。香港大会では、16日(木)にアメリカ、17日(金)に中国、18日(土)にタイと対戦します。引き続き、火の鳥NIPPONへのご声援をお願いいたします!

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