HOMEトピックス岩手県陸前高田市で開催 第71回国民体育大会 イベント事業 ビーチバレーボール競技会

トピックス

2016.08.21ビーチバレーボール

岩手県陸前高田市で開催 第71回国民体育大会 イベント事業 ビーチバレーボール競技会

2016.08.2-2-top.JPG

 

 「第71回国民体育大会 イベント事業 ビーチバレーボール競技会」が、高田町特設会場(岩手県陸前高田市)で8月19日(金)から8月21日(日)に開催されました。本日大会最終日を迎え、準決勝、3位決定戦、決勝戦が行われました。

 

 東北で初めて開催されたビーチバレーボール競技によるイベント事業は、2010年に開催が決定していました。しかしその翌年に国体開催予定だった高田松原海岸は、2011年3月11日、東日本大震災発生により津波により壊滅しました。それから5年の月日をかけて開催に向けて準備を行い、今回会場となった高田町特設会場は、震災後格納しておいた高田松原海岸の砂を運んでならし、特設会場が出来上がりました。

 

 高田松原海岸といえば、現在「奇跡の一本松」として知られており、かつて岩手県のビーチバレーボール選手たちが汗を流したビーチでもあります。岩手県代表として出場した松本香織/菅原菜摘組は、「高田松原の砂の上、国体という舞台でプレーできることは、私たちにとっては感慨深いことです」と語っていました。

 

 男子決勝戦は、福井県の土屋宝士/道木優輝組と愛媛県の庄司憲右/濱口康司組が対戦し、福井県がストレート(21-14、21-12)で勝利しました。一方女子決勝戦は、東京都の草野歩/長谷川暁子組と埼玉県の佐々木彩実/南谷綾香組が顏を合わせ、東京都がストレート(21-12、21-11)で決着をつけました。

 

◆土屋宝士選手

「県の国体関係者の方に遠いところまで応援にきていただいたので力になり、優勝できてホッとしている。試合序盤から思いきりのあるプレーを実践でき、大会を通じて安定していた。昨年は違うペアで3位だったので、一歩前進できてよかった。福井国体に向けて、いいイメージで合わせていきたい」

 

◆長谷川暁子選手

「4年後に東京オリンピックを迎えることになる中で、東京都代表として優勝できたことが嬉しい。来年から正式競技になるので、たくさんの人にビーチバレーボールを知ってもらえるよう取り組んでいきたい。復興の最中、大会を開催していただいた関係者の方々に本当に感謝したい」

 

 3位決定戦男子は、大阪府の鈴木太郎/島袋康隆組が宮城県の堀内琢也/狩野僚太組をストレート(21-12、21-18)で、女子は愛媛県の楠原千秋/村上礼華組が新潟県の宮川杏奈/柳希組をストレート(21-12、21-19)で退け、それぞれ3位入賞を果たしました。

 

 ビーチバレーボール競技は、平成29年度の愛媛国体から正式競技として開催されます。8月最終週には藤沢市・鵠沼海岸(神奈川県)で「第30回 ビーチバレージャパン」、9月の第1週には愛媛県・伊予市で「ジャパンビーチバレーボールツアー 第8戦伊予市大会」など国内大会が続きます。ぜひ会場でビーチバレーボールを楽しみください!

関連リンク

第71回国民体育大会 イベント事業 ビーチバレーボール競技会 概要

第30回 ビーチバレージャパン 概要

ジャパンビーチバレーボールツアー 第8戦伊予市大会 概要

 

 

Copyright © Japan Volleyball Association. All rights reserved.