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2017.10.04ビーチバレーボール

【アジアツアーコラム4】ビーチバレーボール会場の砂!?

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 アジアの強豪チームが集結する「AVCアジアツアー2017グランフロント大阪大会」が10月6日(金)~9日(祝・月)に開催される。

 

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 メイン会場となるのは、9月30日(土)、10月1日(日)に開催された「ジャパンビーチバレーボールツアー2017ファイナル」の会場となったグランフロント大阪のうめきた広場。ジャパンツアーファイナルでは2日間で24,700人の観客が見守り、日本のビーチバレーボール史上過去最高を記録した。

 

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 「見ている人が多いと、必然的に選手たちのパフォーマンスも上がる」とファイナルで優勝した白鳥勝浩(トヨタ自動車)が述べるように、今大会の会場はまさにアジア最強を決めるにふさわしい最高の舞台である。この舞台の土台となっているのは、ベトナムからやってきた220トンの黄金色の砂だ。

 

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 これらの砂をうめきた広場に運ぶには、一度グランフロント裏にある空き地へと運び、集積する。その間、うめきた広場に24m×18mのスペースに板などで基礎を作る。そこへ集積場からトラックで砂を運び、丁寧に砂を敷き詰めていく。丁寧に砂を慣らした後は、競技コート設備を設営し完成となる。

 

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 砂粒がきめ細かいサラサラの手触りの砂は、「どんなに激しい動きで砂の上に転んでも、身体につきにくく汚れにくい」と選手からの評価も高い。また、フカフカで柔らかく、選手たちの身体にも負担をかけないという特長も備えている。

 

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 しかし、競技という視点でみると選手たちは、足が埋もれる柔らかい砂に対し反発力を使うことができない。足がとられる中でも、しっかりジャンプし、すばやくボールに反応し動けるかどうか、が勝負の明暗を分けるのだ。

 

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 今大会、推薦枠で出場する長谷川暁子(愛媛県競技力向上対策本部)も、「会場によっては固い砂もあれば、グランフロント大阪のコートのように深い砂もある。深い砂の場合は、より力強く動く必要がある。私たち選手は、会場の特性をいち早く感じとり、どんな環境にも対応していくことが勝利につながる」と語る。

 

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 ビーチバレーボールは、ネット越しで相手の心理を考えながら、コートの隅々にボールを落とし、ボールを落とさないタフなフィジカルを持つチームが勝利者となる。それこそが、この競技の最大の魅力。大阪駅前に出現した最高峰のコート「グランドフランフロント大阪」を彩るアジアの強豪と日本トップチームの火花散る戦いで、ぜひ感じとってほしい。

 

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(注 記事内の写真はすべて「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 ファイナル グランフロント大阪大会」のもの)

 

関連リンク

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