
天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会の組合せ決定!
小学生を除いた全てのチームが出場権を持ち、日本一のタイトルを賭け戦う「平成20年度 天皇杯・皇后杯 全日本バレーボール選手権大会・ファイナルラウンド」(12月20日〜23日・とどろきアリーナ)の対戦カードがほぼ決まりました。
男女合わせて990チーム(男子501/女子489)が参加した本大会。約1年にも及ぶ厳しい予選を勝ち抜いた精鋭達が真の日本一の栄冠を賭けて戦います。
>>ファイナルラウンド男子対戦組合せ(PDF)
>>ファイナルラウンド女子対戦組合せ(PDF)
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前回初代女王に輝き、本大会2連覇を狙う東レアローズ。今季、チームの主戦力であり2007/08V・プレミアリーグMVP・荒木絵里香がイタリアプロリーグ・ベルガモへ移籍したことにより、ブロックや攻撃面での戦力ダウンが危ぶまれた。しかし、高い運動能力を誇るルーキー・築地保奈美、宮田由佳里の加入に加え、アテネオリンピック金メダリストで、2度のワールドカップ優勝経験を持つ大ベテラン・張越紅 (中国)の加入により、若さと経験のバランスが取れた戦力補強に成功。全日本の中心選手として活躍した木村沙織の攻守も光り、チーム一丸となって大会2連覇に燃えている。
前回、惜しくも決勝で敗れ、日本一まであと一歩の所で涙を呑んだ久光製薬スプリングス。北京オリンピック出場で様々な経験を積んだリベロ・佐野優子は一段と成長した。また、北京オリンピックの銀メダリスト・トム,ローガン (アメリカ)のプレーは必見。北京オリンピックのベストスコアラーに輝いた世界最高峰のプレーは他チームの脅威となることは間違いない。アテネオリンピック日本代表の山本愛の復活や、前回能力を有望視されながらも、アキレス腱断裂によりコートを離れていた狩野舞子の復帰など充実した戦力を武器にリベンジを誓う。
NECレッドロケッツ、JTマーヴェラスやパイオニアレッドウィングスも侮れない。NECは高橋みゆき・杉山祥子といったベテラン選手たちの活躍に加え、2006/07V・プレミアリーグでは久光製薬でプレーし、優勝の立役者となったフォフィーニャ,アナパウラ(ブラジル)の加入により攻撃力がアップ。また、JTは今年のアジアジュニア女子選手権で優勝し、リベロ賞を獲得したルーキー・井上琴絵の活躍に注目が集まる。まだまだ伸び白のある選手であり、その潜在能力は高い。この守りの堅さに加え、今季、竹下佳江に代わり司令塔としてチームを牽引するセッター・河村聖子が巧みなトスワークでアタッカー陣を操ることができれば、優勝争いに食い込むだろう。パイオニアは、北京オリンピックに出場し、高い攻撃力と安定したレシーブ力に磨きのかかった栗原恵がチームの機軸となる。久光製薬のトム(アメリカ)とともに北京オリンピックに出場し銀メダルを獲得した、身長200cmの大砲・ハニーフ,タイーバの高さは脅威。最高到達点328cmの高さから打ち込まれるスパイクは男子レベルだ。彼女が波に乗ると誰にも止められない。
2007/08V・プレミアリーグ準優勝のデンソーエアリービーズも忘れてはならない。2007/08V・プレミアリーグ敢闘賞の岡野知子や、2006/07V・プレミアリーグ、2007/08V・プレミアリーグと2年連続ベスト6の井上香織などを中心に、ミスの少ない安定したチームで日本一を狙う。
昨シーズン、2007/08V・プレミアリーグで初の4強入りを果たし、チームとして大きなステップアップを遂げた岡山シーガルズ。どんな状況でも冷静な判断力が光るセッター・岡野弘子のゲームメイクは必見。35歳の大ベテラン・野村まりを始め、幅広い年齢層の選手たちを変幻自在に操り、優勝へ闘志を燃やす。
今季、トヨタ車体クインシーズは、ブラジル代表歴のあるコロンボ,レナタを獲得し、大幅な攻撃力アップが期待されたが、2008/09V・プレミアリーグ開幕から黒星が続き、苦戦を強いられている。チームワークの良さが蘇れば、爆発力のあるチームなので、決して侮れない。
武富士バンブーと日立佐和リヴァーレはセミファイナルラウンドからの参戦。そのため両チームとも12月19日に行われるセミファイナルラウンド最終試合(上尾メディックスVS日立佐和、中京大学VS武富士バンブー)に勝利することが、ファイナルラウンドに駒を進めるための必須条件となる。両チームとも勝ち進むことができれば、武富士はトヨタ車体と、日立佐和はJTと対戦することになり、ファイナルラウンド1回戦からVプレミアリーグ同士の激突となる。
トーナメント戦の一発勝負だからこそ、この大会は面白い。どのチームにも日本一の栄冠を手にするチャンスがある。日本一の女王の座をかけて今年最後の真剣勝負。勝利の女神はどのチームに微笑むのか? |
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前回の決勝戦ではフルセットの末、堺ブレイザーズを下し、初代王者の栄冠を掴んだJTサンダーズ。今季から、過去に堺を率いた経歴を持つゴードン新監督のもとでチームを強化。北京オリンピックではベネズエラ代表として活躍したエルナルド,ゴメスが得点源として注目されている。攻撃面ばかりではない。守備では、今年全日本に選出され、ワールドリーグで経験を積み成長した、リベロ・酒井大祐の存在も大きい。そして国際大会の出場経験が豊富な加藤陽一、直弘龍治、尾上健司といったベテラン選手がチーム支える。激戦が予想される本大会で連覇できるかが、見どころの一つだ。
今大会参加チームの中で一番優勝への想いが強いのは堺かもしれない。前回の決勝戦では2セットを落とした後、第3、4セットを奪い返し、ファイナルセットの流れは完全に堺に傾いていた。しかし、途中から息を吹き返したJTに押し切られ12-15という僅差での敗北。今年は悔しさをバネに日本一の座を狙う。攻撃の中心は、闘志溢れるパフォーマンスでチームを鼓舞する石島雄介。全日本のエースとして北京オリンピックに出場し、更なる成長を遂げた。そして同じく北京オリンピックに出場、今シーズンのV・プレミアリーグ出場を最後に引退を表明しているセッター・朝長孝介のトスワークにも期待が集まる。また2007/08V・プレミアリーグでサーブ賞を獲得しているエンダギ,エムブレイ (カメルーン)や、大分三好ヴァイセアドラーから移籍したリベロ・井上裕介も優勝へのキーマンである。
前記2チームのほかにも2007/08V・プレミアリーグ覇者・パナソニックパンサーズをはじめ、サントリーサンバーズなど、どのチームも優勝するに充分な戦力を備えている。パナソニックは、北京オリンピックを経験した山本隆弘、宇佐美大輔を中心に攻撃を組み立てる。高い攻撃力だけを誇るのではない。2007/08V・プレミアリーグでリベロ賞獲得の永野健が守備を固める。攻守に秀でたパナソニックは今大会の優勝候補の一角といって間違いないだろう。
そして北京オリンピックに出場した全日本の主要選手4名が所属するサントリー。現在、主力の越川優・荻野正二の故障に苦しみながらも、2008/09V・プレミアリーグ開幕3週を5勝1敗とし、まずまずのスタートを切ったが、この大会では両選手の復活が優勝のキーポイントとなるだろう。
特筆すべきはセミファイナルラウンドで福島大学を破り、ファイナルラウンド進出を果たした星城高等学校(愛知県)。ロンドンオリンピックに向けて若い世代の活躍には大きな期待が寄せられる。今大会から高校生ニューヒーローが現れるかもしれない。
2007/08V・プレミアリーグ準優勝の東レアローズは、今季よりセルビア代表として北京オリンピック5位入賞を果たしたボヨビッチ,デヤンが加入し、よりスピーディーでパワフルなコンビバレーに磨きがかかった。2007/08V・プレミアリーグ敢闘賞、ベスト6の篠田歩や、全日本で経験を積んだ富松崇彰、スペイン留学で頼もしく成長した柴田恭平など経験豊かな選手達が中心となり日本一を目指す。
豊田合成トレフェルサは、若手とベテランの融合チーム。全日本として多くの国際大会に出場、センス溢れるプレーが魅力の甲斐祐之や、V・プレミアリーグで4度のブロック賞に輝き、チームの精神的な柱でもある北川祐介などベテランの存在が大きい。若手ではセッター以外のポジションを全てこなせるオールラウンダー・幡司一貴が今季加入、その活躍に期待が集まる。
NECブルーロケッツは元全日本のキャプテン・竹内実監督が今季よりチームの指揮を執る。チームの得点源は前田和樹。186cmとエースとしては小柄ながら強気なプレーでチームを牽引する。しかし、若手主体のチームはなかなかリズムが掴めず、2008/09V・プレミアリーグ開幕4連敗と非常に苦しい状態。今年のアジアカップのベストスコアラー・柴小屋康行など実力のある若手選手が勢いに乗れば、勝機はある。
ホームグラウンドで開催された今年の大分国体で優勝を果たし、勢いに乗る大分三好ヴァイセアドラー。46歳の大ベテランセッター・増成一志の安定したトスワークは健在。今季加入したオンモス,デニスモクア(ケニア)の身体能力の高さは未知の可能性を秘めている。
東海大学は、北京オリンピック出場の清水邦広がキャプテンとしてコートに立つ。ファイナルラウンド1回戦の対戦相手がパナソニックに決まり、清水にとっては就職先との対戦となるだけに、注目の対戦カードと言えるだろう。
「予想ができない」「どのチームにもチャンスがある」「勢いに乗れば一気に決勝まで走れる」「まれに見る混戦」等々、言い換えれば、これが今大会の最大のセールスポインだろう。バレーボールは流れのあるスポーツ。個々のパフォーマンスが良くてもチームとして機能しなければ、勝てない。トーナメント戦の一発勝負、だからこそ番狂わせが面白い。日本一の王座に輝くのはどのチームか?
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