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2014.10.06国際大会

ドミニカ共和国に勝利し7位タイで本大会終了 2014女子世界選手権(2014世界バレー)

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 2014女子世界選手権(2014世界バレー)は10月5日(日)、大会9日目を行いました。前日(4日)のイタリア戦に敗れ、第3次ラウンド進出を逃している全日本女子チーム・火の鳥NIPPONは、ドミニカ共和国と同ラウンド最終戦で対戦し、フルセット(25-21、25-23、19-25、23-25、15-12)で勝利し、全体の7位タイで今大会を終えました。

 

 第1セット、長岡望悠選手(久光製薬スプリングス)のスパイクなどで優位に試合を進め、16-9で2度目のテクニカルタイムアウトを折り返します。最後は高田ありさ選手(東レアローズ)がスパイクを決めて、25-21で第1セットを取ります。第2セット、一進一退の攻防から、山口舞選手(岡山シーガルズ)のスパイク、移動攻撃からのフェイントなどが決まると、終盤には高田選手のスパイクや、山口選手のクイックなどが決まり、25-23でセットを連取します。このまま試合を決めたい日本ですが、ドミニカ共和国の高さとパワーのある攻撃に押され、第3セットを19-25、第4セットを23-25で落とします。迎えた最終第5セット、2-5と序盤にリードを許しますが、5-7からキャプテン・木村沙織選手(東レアローズ)の1打、迫田さおり選手(東レアローズ)のバックアタックなどで5連続得点を奪うと、最後も迫田選手がバックアタックを決めて、15-12でセットを取りました。

 

◆眞鍋政義全日本女子監督

「世界選手権最後の試合でドミニカ共和国に勝って帰ることが、来年のワールドカップ、(2年後の)リオデジャネイロオリンピックにつながると選手に話した。本大会で選手はフルセットの長い試合を頑張って戦ってくれた。195センチを超える大型選手が多い中、背が低い日本が勝つには、ラリー、試合を長くしなければならない。反省と修正をしてオリンピックにいきたい。各チーム190~195センチのパワーヒッターがいる。そんなにレシーブが良くなくても、高いトスを上げて、その選手がはじき飛ばすということが多い。対策は今後、より一層考えないと厳しい」

 

◆キャプテン・木村沙織選手

「メダルを懸けた試合までいけなくてとても悔しいが、最後に勝つことができて良かった。(第1次ラウンドの)スタートでのつまずきが大きかった。個人もチームもまだまだな部分が多いが、この悔しさを来シーズンにぶつけられるように頑張りたい。追い込まれた時に絶対に勝って次につなげたいところで、自分たちがミスをして自滅することもあった。自分たちの弱さが見つかったので反省したい。とても悔しいし、次(第3次ラウンド)にいけなかったので、個人としても反省すべきところがたくさんある」

 

 

 第2次ラウンド全試合を終えて、プールEからは1位・イタリア、2位・中国、3位・ドミニカ共和国が、プールFからは1位・ブラジル、2位・アメリカ、3位・ロシアがそれぞれ第3次ラウンド進出を決めました。第2次ラウンド最終日の直接対決で中国を破ったイタリアがプールGに、第1次ラウンドから無敗を守るブラジルがプールHに入ることが決定していますが、2、3位で通過したチームのプール分けは、7日(火)に行われる抽選で決定します。

 

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 今シーズンの火の鳥NIPPONの国際大会シーズンは終了です。火の鳥NIPPONの選手たちはイタリアから帰国後所属チームに戻り、来月からは国内大会に出場します!V・プレミアリーグ女子は11月15日(土)に開幕。さらに12月10日(水)~14日(日)には「平成26年度天皇杯・皇后杯 全日本選手権大会 ファイナルラウンド」が東京体育館(東京都渋谷区)で開催されます。引き続き、火の鳥NIPPONの選手たちの活動にご注目ください!

 

◆第2次ラウンドプールE 10月5日(日)の試合結果

ドイツ 対 アゼルバイジャン 3-0 (25-15、25-23、25-19)

クロアチア 対 ベルギー 1-3 (12-25、23-25、25-23、18-25)

イタリア 対 中国 3-1 (22-25、25-18、26-24、25-17)

 

◆2014女子世界選手権 第2次ラウンド 最終順位表

【プールE】

1位: イタリア(勝点19、6勝1敗)◎

2位: 中国(勝点16、6勝1敗)◎

3位: ドミニカ共和国(勝点13、5勝2敗)◎

4位: 日本(勝点10、3勝4敗)

5位: ドイツ(勝点9、2勝5敗)

6位: ベルギー(勝点7、2勝5敗)

7位: クロアチア(勝点5、2勝5敗、セット率=0.526)

8位: アゼルバイジャン(勝点5、2勝5敗、セット率=0.444)

 

【プールF】

1位: ブラジル(勝点20、7勝0敗)◎

2位: アメリカ(勝点18、6勝1敗)◎

3位: ロシア(勝点13、4勝3敗)◎

4位: セルビア(勝点11、4勝3敗)

5位: トルコ(勝点10、3勝4敗)

6位: ブルガリア(勝点6、2勝5敗、セット率=0.588)

7位: オランダ(勝点6、2勝5敗、セット率=0.562)

8位: カザフスタン(勝点0、0勝7敗)

※第2次ラウンドでは第1次ラウンドで同プールだったチームとの対戦はなく、第2次ラウンドに進んだチームとの対戦成績を持ち越します。第2次ラウンドのプールE、Fの上位3チーム、計6チームが第3次ラウンドに進出します。

 

◆2014女子世界選手権 第3次ラウンド プール分け

【プールG】

イタリア

中国、ドミニカ共和国、アメリカ、ロシアの4チームの中から2チーム

 

【プールF】

ブラジル(プールF1位)

中国、ドミニカ共和国、アメリカ、ロシアの4チームの中から2チーム

※プールE、Fの2、3位チームの第3次ラウンドでのプール分けは、10月7日(火)に行われる抽選で決定します。

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