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2014.01.01お知らせ

会長メッセージ2014

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 あけましておめでとうございます。

 謹んで新年のごあいさつを申し上げます。本年も皆様にとって素晴らしい年になることを心よりお祈り申し上げます。

 

 昨年9月7日(日本時間8日)に行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、2020年夏季オリンピック・パラリンピックの開催都市に東京が決定し、日本中が歓喜の渦に包まれたことは、まだ記憶に新しいことと存じます。

 1964年東京オリンピックにおいて初めてオリンピック種目としてバレ―ボールが採用され、全日本女子チームが金メダル、全日本男子チームが銅メダルを獲得する活躍をいたしました。オリンピックにおけるバレーボールの原点はまさに東京オリンピックにあるということができるでしょう。それから56年後の2020年に東京で夏季オリンピックを再び迎えることになり、感慨もひとしおでございます。

 

 日本のバレーボール界、ビーチバレーボール界にとりまして、2020年東京オリンピックでのメダル獲得という大きな目標ができました。そのためには東京オリンピックで中心的役割を担う若手の発掘・育成に今まで以上に力を注がなくてはなりません。また、今回の東京オリンピック開催決定を契機としてスポーツへの関心がより一層高まり、バレーボール、ビーチバレーボールの面白さ、素晴らしさをより多くの方に知っていただく大きなチャンスが到来したとも感じております。

 2020年東京オリンピック・パラリンピックを成功に導くべく、バレーボール界、ビーチバレーボール界を挙げて機運を盛り上げ、受け入れ態勢の整備、選手強化に全力を傾注する所存でございます。

 

 さて、2020年の前に開催される2016年リオデジャネイロオリンピックに向けては、男女バレーボール、男女ビーチバレーボールの全カテゴリーでの出場権獲得を目標に掲げております。そのスタートの年となった昨年、全日本女子チームはワールドグランドチャンピオンズカップ2013で12 年ぶりの銅メダルを獲得するなど今後に向けての手応えを感じましたが、全日本男子チームにつきましては2014年に開催される世界選手権の出場権を逃すなど、課題の残る結果となりました。また、第17回世界ジュニア女子選手権大会(U-20)では2位、第1回世界U-23女子選手権大会は3位となる好成績を残し、リオデジャネイロオリンピックで活躍が期待される若い選手たちの台頭が目立った年でもありました。

 一方ビーチバレーボールでは、初めての試みとなる強化指定選手選考会を開催し、男女各2名の選手を選出するなど、「ビーチバレーボール強化・普及元年:日本バレーボール界ラストフロンティアへの挑戦」と位置づけ、強化体制の改革を行いました。引き続き、ビーチバレーボールの振興をより一層徹底していく所存です。

 本年は、全日本女子チームはFIVB ワールドグランプリや世界選手権、全日本男子チームはFIVB ワールドリーグなどに出場いたします。世界の強豪チームや成長著しいアジアの中で勝ち抜くことは並大抵のことではありませんが、昨年の経験を糧としてさらなるチーム強化を図って参ります。また、ビーチバレーボールの男女強化指定選手は、韓国・仁川で開催されるアジア競技大会でのメダル獲得を目指します。活躍にご期待くださいますよう、お願い申し上げます。

 

 最後になりましたが、昨年は、スポーツ界における体罰・暴力に揺れ動いた1年でもありました。本会としても体罰・暴力の根絶に向けての様々な取り組みを展開しましたが、充分な成果をあげるまでには至りませんでした。引き続き倫理に反する行為を防止するための取り組みを強化するとともに、国民の皆様の健康増進、社会の活性化の一助となりますよう、明るく健全なバレーボール、ビーチバレーボールの普及・発展に努力して参ります。

 

 本年も皆様の温かいご支援を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。

 

2014元旦

公益財団法人日本バレーボール協会

会長  羽牟 裕一郎

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