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2017.08.25ビーチバレーボール

エマヌエル・レゴとレイラ・バロスによるプレイベントを開催 ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第7戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯

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 「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第7戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯」のプレイベントが8月25日(金)、神奈川県平塚市の湘南ベルマーレひらつかビーチパークにて、開催されました。

 

 このプレイベントには、1996年からオリンピックに5大会連続出場しているブラジルの英雄エマヌエル・レゴ氏と、ブラジルのバレーボール代表として活躍したレイラ・バロス夫人が来場。14時から日本のプレーヤー向けのトレーニングセッションとエキシビションマッチが行われました。

 

 第1部のトレーニングセッションでは、明日26日(土)から開幕する「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第7戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯」や「JBVサテライト品川SBAシリーズ・第3戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯」に出場する選手たちが見守る中、レゴ氏とレイラ夫人がプレーヤー達からの質問に丁寧に答えていました。

 

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 2004年アテネオリンピックで金、2008年北京オリンピックでは銅メダル、2012年ロンドンオリンピックでは銀メダルを獲得してきたレゴ氏に飛んだ質問のテーマは、主に「どうしたら、あなたのように強くなれるのか」でした。

レゴ氏は、「まずは自分が世界の舞台で戦っているかを夢見ること。私は2000年のシドニーオリンピックで9位に終わった結果がどうしても許せず、その結果がバネになった。元々はインドアバレーボールをやっていたが、高さが足りずにビーチに転向した。それからは頭を使うことを意識して戦ってきた。決して身長が高くなくても、必ずメダルはとれます!」と、耳を傾けているプレーヤーを激励しました。

 

 その後、地元神奈川の公文国際学園高等部・中等部の生徒、湘南ベルマーレジュニアに所属する選手たちが、レゴ氏と2対2を行い、貴重な体験を積みました。

 

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 第2部は、エキシビションマッチが開催されました。レゴ氏とペアを組んだのは、日本バレーボール協会ビーチバレーボール事業本部強化指定選手にあげられている池田隼平選手(フリー)、その対戦相手は、佐藤洸祐選手(フリー)/豊田茂稔選手(MAGS)のペアとなりました。

 

 試合は両者一歩も引かない見ごたえのあるゲーム展開へ。昨夏の現役引退後、ブラジルのアスリート委員会会長やリオデジャネイロオリンピックのコメンテーターを務めていたレゴ氏は、「引退してから真剣に一度もボールをさわっていない」とのことでしたが、「今回来日したのは、2020年東京オリンピックに向けて自分が日本でビーチバレーボールの魅力を広めて、日本のプレーヤーをサポートすることが目的だった」とのこと。久しぶりのプレーにもかかわらず、ボールの勢いを殺す丁寧なボールさばき、鋭い観察眼を活かした攻撃を披露しました。終盤から池田選手とのコンビネーションもかみ合い始め、22-20と接戦を制しました。

 

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 池田選手は、「今後絶対ない機会に恵まれてプレーすることができて本当にうれしかった。常に落ち着いてプレーされていてどんなときでも冷静にアドバイスをくださったので、自分も落ち着くことができた」と試合を振り返りました。 対戦相手の豊田選手も「いつもYouTubeの動画で見ている選手と試合ができて、夢のような時間を過ごせた」と言えば、佐藤選手も「もっと試合がしたかった」と充実感を感じていました。

 

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 またレゴ氏は試合後、今回エシビションマッチで交流した選手たちへ「私があなたたちの年代のときには、すでにオリンピックに出るという夢があった。高い目標を持つことによって、どんなレベルの大会でも自分の持っているチカラを出せるようになることが大切。それがスポーツの魅力を伝える責任でもあり、今後のプレーに影響する。自分はそれを意識してきた」とアドバイスを送りました。

 

 試合後は、トレーニングセッション、エキシビションに参加した選手たち、さらにレゴ氏のプレーを一目見ようとひらつかビーチパークを訪れた観客の方たちとフォトセッションを行いました。

 また最後に、ブラジルで人気のあるビーチバレーボールについて、「日本でもメジャースポーツにするためにはどうしたらいいか?」というメディアからの質問には、「もっと海岸線を利用して、ジュニアから大人まで幅広い大会を多数開催していくことが必要。ブラジルもそれが日常的となり発展していった」と見解を述べました。

 

 いよいよ明日26日(土)から「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第7戦 平塚大会 ガラナ・アンタルチカ杯」が開幕します。終盤戦の皮切りとなる今大会、熱いプレーにご期待ください。

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