FIVBワールドグランプリ2014

試合結果

日本の試合結果

8月10日 日本×タイ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1勝5敗
3 25 25 19 25 -
タイ
1勝5敗
1 18 15 25 20 -
【第1セットのスタメン】
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983/7/3
  3. 176cm/62kg
石井 優希 12
ウィングスパイカー
石井 優希
ISHII, Yuki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/5/8
  3. 180cm/68kg
宮下 遥 19
セッター
宮下 遥
MIYASHITA, Haruka
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1994/9/1
  3. 177cm/61kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
新鍋 理沙 13
ウィングスパイカー
新鍋 理沙
SHINNABE, Risa
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990/7/11
  3. 173cm/64kg
佐野 優子 6
リベロ
佐野 優子
SANO, Yuko
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1979/7/26
  3. 159cm/54kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014予選ラウンド第2週香港大会最終戦。FIVB世界ランキング3位の日本は、同ランキング12位で近年成長著しいタイをセットカウント3-1で破り、連敗を5で止めた。第1セットの序盤からキャプテン・木村沙織らのブロックが有効に決まり25-18で先手を奪うと、続く第2セットも25-15で連取。第3セットこそタイのサーブに手を焼いたが、第4セットは新鍋理沙のスパイクなどで得点し、最後は木村のサービスエースが決まり待望の白星を手にした。

第1セット、セッター・宮下遥を本大会で初めてスタメンで起用。ウィングスパイカーも9日の中国戦から入れ替えて、石井優希、新鍋がスタメンに名を連ねた。日本は立ち上がりからブロックが決まり、2-2から4連続得点と波に乗る。その後タイに追い上げられ8-7で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えたが、タイのスパイクをブロックで封じるなど、6連続得点で14-8とリードを奪うと、そのまま逃げ切り25-18で日本が第1セットを取った。

第2セット、勢いそのままに山口舞のブロックなどで3連続得点と好スタートを切ると、石井、新鍋がコート上で躍動しスパイクを決め、16-7とリードを奪って2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も危なげないプレーぶりでタイを寄せつけず、25-15と日本が2セット連取した。

第3セット、立ち上がり、サーブから攻めてくるタイに主導権を握られてしまった。連係が乱れ、ブロックを崩された日本は、3連続失点とリズムを掴めず、5-8で1回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。雰囲気を変えたい日本だったが、相手にスパイクを決められる場面が多く、リードするまでに至らなかった。その後石井のスパイクが連続で止められるなどした日本。19-25で第3セットを失った。

第4セット、ラリーで粘れずタイに先制点を奪われた。しかし木村のスパイク、長岡のクロスなど日本の強打が決まりだし、7-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後もタイに3連続得点を許したが、10-13から木村、新鍋の強打が冴え5連続得点で逆転。山口の移動攻撃も効果的で、タイに逆転を許さなかった。最後は木村のこのセット2本目となるサービスエースで25-20。

この結果、セットカウント3-1でタイに勝利した日本。香港大会最終戦でワールドグランプリ初勝利を挙げた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「まずは6戦目にして、やっと1勝できたのが大きい。選手が集中して、ブロック(の得点)が連続した。本大会では宮下(遥選手)を初めて先発で起用した。長岡(望悠選手)、石井(優希選手)、宮下と若い選手の勢いが良かった。江畑(幸子選手)も途中活躍し、久しぶりにチームが1つになった。まだまだコンビネーションのミスは多いが、予選ラウンドはあと3試合あるので、決勝ラウンドにはベストな状態で臨みたい」

木村沙織選手
「ブロックでポイントを稼ぐことができた。ずっと勝てていなくて、今日1勝できて良かったと思う。『今日は絶対に』という気持ちが、ミーティングからあった。目指すバレーにはほど遠いけど、とりあえずほっとしている。試合をしていく中で不安があり、こういうバレーでいいのかなと個人個人が思っていたと思う。きつい時もあるけど、継続するのが一番だと思う」

宮下遥選手
「技術面やコンビ(ネーション)は改善して次につなげないといけない。第3セットはサーブで崩して(日本の攻めを)単調にさせようというタイの狙いを感じた。みんなで1点を取りに行った。最後までいい集中力でできたと思う。この1勝が偶然だと思われないように、来週の3試合でいい戦いをしたい。技術もまだまだだけど、ウィングスパイカー1人1人とのコミュニケーションを大事にして、いい信頼関係を築けるようにしたい」

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8月9日 日本×中国 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
5敗
0 16 14 22 - -
中国
3勝2敗
3 25 25 25 - -
【第1セットのスタメン】
大野 果奈 17
ミドルブロッカー
大野 果奈
ONO, Kana
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1992/6/30
  3. 180cm/70kg
中道 瞳 2
セッター
中道 瞳
NAKAMICHI, Hitomi
  1. 東レアローズ
  2. 1985/9/18
  3. 159cm/54kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
内瀬戸 真実 20
ウィングスパイカー
内瀬戸 真実
UCHISETO, Mami
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1991/10/25
  3. 170cm/69kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983/7/3
  3. 176cm/62kg
筒井 さやか 18
リベロ
筒井 さやか
TSUTSUI, Sayaka
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1992/9/29
  3. 158cm/51kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014予選ラウンド第2週香港大会。FIVB世界ランキング3位の日本は、昨季のFIVBワールドグランプリ2013で銀メダルを獲得した同ランキング5位の中国と対戦し、ストレートで敗れた。第1、2セットは中国の高さに苦しみ連取を許した。第3セットは終盤までリードしたが、中国の強打に連続失点しこのセットを落とした。次戦は、8月10日(現地時間)13時15分より同ランキング12位のタイと対戦する。

第1セット、中国は身長190センチメートル台の選手を4人スタメンに並べた。日本は第4戦のイタリア戦から山口舞、内瀬戸真実を新たに起用した。3-3から中国が強打に任せて4連続得点し、13-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた日本。山口の移動攻撃が決まり、何とか食らいつきたい日本だったが、相手のフェイントやネット際でレシーブを譲り合ってしまう連係ミスが生まれ4連続失点、最後は16-25で第1セットを落とした。

第2セット、立ち上がり3連続失点と波に乗れないが、内瀬戸がスパイクを決め、木村沙織もクロスを打ち切るなどリズムに乗るかに思えた。しかし7-10から5連続失点、中国のスパイクミスを挟み、さらに4連続失点と立て続けに崩れてしまう日本。後半山口のクイック攻撃、木村のフェイント気味の攻撃などで反撃を試みるも、サーブがアウトになるなど重要な場面でのミスもあり、14-25と大差で2セット目も失った。

第3セット、日本は石井優希、新鍋理沙をこの試合初めてセット初めより起用した。立ち上がり日本のブロックが効果的に決まり3連続得点と好スタート、リードを保ち8-5で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も石井のバックアタックなどで得点、接戦の展開となり16-14で後半に突入。このまま逃げ切りたかったが、18-16から中国の高さが威力を発揮し5連続失点を喫し、逆転を許した。その後も相手の波状攻撃を止められず、22―25第3セットを落とした。

この結果、ストレートで中国に敗れ5連敗となった。

【コメント】

眞鍋政義監督
「中国に一方的にやられた。連敗が続いており勢いがなく、(雰囲気は)あまりよくない。ある程度、点を取られるのは仕方ないと思っていたが、サーブレシーブが乱れたのが大きい。この戦術をするためには、リスクは承知でやっている。1人の選手が複数のポジションを担当すると負担がかかる。(次戦の)タイは、チームがまとまっていて強い。去年も対戦しており厳しい試合になると思うが、いままでやってきたことを追求してやりたい」

木村沙織選手
「中国は(ブロックの)上から打ってくる高さのあるチーム。ディフェンスの部分で上げていかないと、勝つのは難しい。まだ1勝もできていないので、全員が基本に返り自分がやることを一人一人が考えて、個人が調子を上げていけば、チームプレーにも出てくる。勝ってくるとリズムも変わるので勝ちに貪欲にいきたい」

石井優希選手
「最後まで相手のペースだった。今日の試合で手応えを感じたものはないと思う。一方的にやられてしまった。中国の選手は高身長で、去年も戦って日本の一番高い選手の上からでも打ってくる。スパイクレシーブで対応しないといけなかったが、位置取りで対応できなかった。(第3セットは)スタートから雰囲気良く始められたと思う。最後の最後で決めきれなかった」

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8月8日 日本×イタリア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
4敗
2 20 17 25 25 11
イタリア
3勝1敗
3 25 25 21 20 15
【第1セットのスタメン】
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
中道 瞳 2
セッター
中道 瞳
NAKAMICHI, Hitomi
  1. 東レアローズ
  2. 1985/9/18
  3. 159cm/54kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
新鍋 理沙 13
ウィングスパイカー
新鍋 理沙
SHINNABE, Risa
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990/7/11
  3. 173cm/64kg
江畑 幸子 14
ウィングスパイカー
江畑 幸子
EBATA, Yukiko
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1989/11/7
  3. 176cm/67kg
大野 果奈 17
ミドルブロッカー
大野 果奈
ONO, Kana
  1. NEC
    レッドロケッツ
  2. 1992/6/30
  3. 180cm/70kg
佐野 優子 6
リベロ
佐野 優子
SANO, Yuko
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1979/7/26
  3. 159cm/54kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014の予選ラウンド第4戦。トルコから香港に舞台を移し、FIVB世界ランキング3位の日本は、同4位のイタリアを相手に迎えた。立ち上がりからイタリアの高さに苦しみ、セッターとの連係が乱れる場面もあり連続してセットを失った。第3セットから若手の石井優希、内瀬戸真実、宮下遥を先発に起用すると攻撃に流動性が生まれ、第3、4セットを奪い返した。迎えた最終セット、日本も粘りを見せたが一歩及ばず4連敗となった。次戦は8月9日(現地時間)15時45分より同ランキング5位の中国と対戦する。

第1セット、日本は長岡望悠が先取点を奪うが、強打にフェイントを織り交ぜるイタリアに得点を奪われ、5-4から4連続得点を許し、1回目のテクニカルタイムアウトを迎える。しかし日本もキャプテン木村沙織のバックアタックなどで4連続得点するなど、14-16で後半へ突入。しかし終盤、相手の強打にレシーブが乱れ、20-25で第1セットを落とした。

第2セット、日本は立ち上がりから3連続失点。2-4からイタリアが5連続得点と流れを切れず、8-16で2回目のタイムアウト。このまま一方的な展開になるかと思われたが、9-20から石井優希のブロック、大野果奈のスパイクなどで4連続得点。しかし反撃が続かず、17-25で第2セットを落とした。

第3セット、日本は若手中心のメンバーに変更。序盤は2-5とリードを許したが、長岡の強打で9-9とする。一進一退の攻防が続いたが、19-18から石井の3連続得点で一気に主導権を握ると最後は宮下遥が押し込み、25-21と第3セットを奪取した。

第4セット、立ち上がりに4連続失点と苦しいスタートになるが、内瀬戸真実の勢いのあるスパイクなどで徐々にと差を縮め、8-9からは石井の3連続得点で11-9とし、イタリアがたまらずタイムアウトを取る。それでも日本の勢いは止まらず、後半、4連続、3連続と立て続けに得点を決めてイタリアを突き放し、25-20と第4セットを連取した。

第5セット、立ち上がり長岡のバックアタックがブロックされるなど、4連続失点と相手にペースを握られ劣勢の展開。点差の開いた6-11から内瀬戸の強打などで10-11と一気に差を詰めたが、最後は相手の強打に屈し、11-15で第5セットを落とした。

この結果、フルセットでイタリアに敗れた日本、予選ラウンドは4連敗となった。

【コメント】

眞鍋政義監督
「第1、2セットと苦しい展開になったが、若い選手が第3、4セットを取って良いリズムだったが、負けて残念。また明日から頑張りたい。(次戦は中国だが)相手チームどうこうじゃなく、我々のチームの立て直しが必要。中国のチームは背が高いが、今はチーム内の問題が大きい。6月6日に(選手が)集まり、まだ2カ月。攻撃は一歩一歩進歩している」

木村沙織選手
「リズムに乗りきれず、途中に出た選手が頑張ってくれた。後半は替わった選手がゲームを立て直し、速いバックアタックなどのコンビで相手のブロックを分散させることができ良かった。(次戦の中国は)背の高い選手が多いので、どの選手に対しても、粘り強い守備から攻撃につなげられればいい」

宮下遥選手
「自分の力の無さを感じた。苦しい試合展開で流れを変えること。それが自分の役割だと強く思っていた。勝っていないので勝ちたかった。自分の中で吹っ切れていない部分がある。今は、できることを精一杯やることを心掛けたい。(第3セットは)みんな何とかしたいという思いがあり、その気持ちに動かされた」

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8月3日 日本×アメリカ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
3敗
2 27 17 22 26 11
アメリカ
1勝2敗
3 25 25 25 24 15
【第1セットのスタメン】
新鍋 理沙 13
ウィングスパイカー
新鍋 理沙
SHINNABE, Risa
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990/7/11
  3. 173cm/64kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
中道 瞳 2
セッター
中道 瞳
NAKAMICHI, Hitomi
  1. 東レアローズ
  2. 1985/9/18
  3. 159cm/54kg
江畑 幸子 14
ウィングスパイカー
江畑 幸子
EBATA, Yukiko
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1989/11/7
  3. 176cm/67kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983/7/3
  3. 176cm/62kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
佐野 優子 6
リベロ
佐野 優子
SANO, Yuko
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1979/7/26
  3. 159cm/54kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014予選ラウンド第1週トルコ大会。FIVB世界ランキング3位の日本は同2位のアメリカと対戦し、セットカウント2-3のフルセットで敗れた。第1セットは初戦(8月1日)のトルコ戦と同じスタメンで、ミドルブロッカーに山口舞を入れ、木村沙織や長岡望悠の強打、山口の移動攻撃などで27-25と競り勝った。第2セットはアメリカの速攻やブロックに苦しみ、第3セットはアメリカに8本のサーブミスがあったが、競り負けた。第4セットは途中の大量リードを10連続失点で逆転されながら粘って奪い返したが、最終第5セットで振り切られた。次戦は8月8日(現地時間)18時30分より、イタリアと予選ラウンド第2週香港大会で対戦する。

第1セット、日本は一進一退の立ち上がりで、木村や長岡以外にも江畑幸子や新鍋理沙が効果的に得点に絡んだ。さらに山口の移動攻撃なども織り交ぜて、16-14で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。ここから互いにミスを重ねて接戦となったが、終盤に石井優希の好サーブから相手レシーブを崩し、最後は江畑のアタック、新鍋のブロックで27-25と競り勝った。

続く第2セットはスピードを求めるセッターとアタッカーのコンビネーションが微妙に合わず、サイドに偏った攻撃から立て続けにアメリカのブロックに捕まる展開となった。10-16で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、宮下遥や内瀬戸真実を入れて打開を図ったが、その後もサーブミスやブロックに阻まれ、17-25で突き放された。

第3セット、序盤からアメリカがサーブミスを連発する展開となったが、なかなか突き放せない。日本にもサーブミスが増え、12-16で2回目のテクニカルタイムアウトを折り返した。ミドルブロッカー・大野果奈のクイック攻撃も交え、終盤に20-20に追い付く場面もあったが、勝負どころで伝統のサーブレシーブが乱れ、22-25でアメリカにセットを連取された。

第4セット、ブロックがさえて攻守のリズムを取り戻した日本は、16-10で2回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。中盤、17-10からレシーブの乱れやスパイクミスでまさかの10連続失点。しかし、そこから長岡の得点などで息を吹き返し、終盤に粘りを見せると、26-24で競り勝った。

最後の第5セットは立ち上がりでいきなり3失点。大野のブロックや好サーブで巻き返し、5-4としたが、相手の速攻やブロックに苦しみ、8-10とされた。終盤は江畑や大野が意地を見せたが、11-15でアメリカに逃げ切られた。

この結果、セットカウント2-3のフルセットでアメリカに敗れた日本。トルコ大会を3連敗(勝点1)で終えた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「最後は勝ちたかった。昨日までの試合(8月1日・トルコ戦、2日・ロシア戦)より少しは良かった。(ウィングスパイカー陣は)少しセッターとコンビ(ネーション)が合ってきた。攻撃のミスが昨日までに比べると少ない気がする。ただ連続失点が多かった。特に4セット目の連続失点が大きかった。(3連敗について)全く違ったことをしているので、ある程度リスクを覚悟している。次のオリンピックで勝つために新しいことに挑戦したいと思っているし、(今大会の)決勝ラウンドに照準を合わせている。次のオリンピックでこの新しい戦術をやらないと間違いなく上に行けない。非常に厳しいとは重々承知している。でもこれはやり通そうと思っている」

木村沙織選手
「3試合終わってちょっとずつチームが形になっている。今は難しいことをやろうとしているが、自分たちのオリジナルのバレーを継続していくことが大切。次のラウンドで1勝すると乗ってくると思う。(トルコ大会では)試合、試合でいいところと悪いところがはっきり出た。反省して次のラウンドにいけたらいい。ちょっとずつ完成度も上がっていくといいなと思う」

新鍋理沙選手
「すごくいい流れできていたのに、自分たちのミスでいい流れを切ってしまうところがある。ミスはもったいなかった。ブロックの関係はセットを重ねるごとに良くはなっている。相手のブロックがすごく高いのでまともにいっても(相手が)楽なだけだし、今日も何本かブロックされたのがあった。新戦術の1戦目は「本当に大丈夫かな」と不安しかなかった。しかし、試合を重ねるごとにいい部分もたくさん出てきた。課題もたくさんあるし、それは1人1人違う。残りの試合でもう少しいい部分を増やしたい」

長岡望悠選手
「負けてしまったけど、少しずつチームとして形になってきている。点数を取ることが今のポジションでの役割。セッターにもっと要求して点数をとっていきたい。今回(トルコ大会)の3戦の反省をしっかりして、次は勝利できるように全員で頑張りたい」

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8月2日 日本×ロシア 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
2敗
1 23 13 26 18 -
ロシア
2勝
3 25 25 24 25 -
【第1セットのスタメン】
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
中道 瞳 2
セッター
中道 瞳
NAKAMICHI, Hitomi
  1. 東レアローズ
  2. 1985/9/18
  3. 159cm/54kg
江畑 幸子 14
ウィングスパイカー
江畑 幸子
EBATA, Yukiko
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1989/11/7
  3. 176cm/67kg
石田 瑞穂 9
ウィングスパイカー
石田 瑞穂
ISHIDA, Mizuho
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1988/1/22
  3. 174cm/64kg
石井 優希 12
ウィングスパイカー
石井 優希
ISHII, Yuki
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/5/8
  3. 180cm/68kg
筒井 さやか 18
リベロ
筒井 さやか
TSUTSUI, Sayaka
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1992/9/29
  3. 158cm/51kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014予選ラウンド第1週トルコ大会。第2戦は世界ランキング3位の日本は同6位のロシアと対戦した。初戦のトルコ戦からスタメンを入れ替えて臨んだが、ロシアの高く組織立ったブロックに捕まり苦戦。最初の2セットを連取され、山口舞や大野果奈を起用した第3セットを奪い返したが、セットカウント1-3でロシアに敗れ日本は2敗となった。次戦は8月3日(現地時間)16時より、アメリカと対戦する。

第1セット、日本は木村沙織や長岡望悠が着実に得点を重ねて一進一退の展開に持ち込む。江畑幸子のバックアタックなども効果的に織り交ぜ得点を重ねた。2回目のテクニカルタイムアウトを終えた14-16からサーブレシーブの乱れなどで突き放され、要所でスパイクミスも響いた。内瀬戸真実の投入で好サーブから終盤に粘りを見せたが、23-25で第1セットを競り負けた。

第2セット、序盤から勢いに乗ったロシアにペースを握られた。ロシアの打点の高いスパイクで日本のレシーブが乱れ、4-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えると、その後も江畑や石井優希がブロックに捕まり、9-16で後半に突入。終盤、相手との差を詰めきれず、そのまま13-25で第2セットを落とした。

第3セット、山口と大野を起用したが、序盤は連続失点で4-8とリードを許した。その後、長岡望悠の強打などで12-12と追い上げを見せるも13-16で後半に突入。持ち前の粘り強いレシーブで流れを引き戻し、大野の好サーブや山口のブロックも効果的な場面で決まった。20-22で迎えた終盤、木村がネット際の巧打で連続得点、26-24で第3セットを奪った。

第4セット、内瀬戸や長岡の強打で7-8とした。中盤日本はサーブミスが響き追う展開となるも、15-16と1点差に詰め寄った。再び突き放されると、終盤はコンビネーションが微妙に合わず失点に繋がり、第4セットを18-25で落とした。

この結果、セットカウント1-3でロシアに敗れた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「19本の被ブロックにスパイクミスが11本。計30点とスパイクのところで失点がある。勝っている時は被ブロックも失点も少ない。最終的には個人技になるが、より質の高いブロックを意識していかないと厳しい。空いているスペースはあるのでそこに打てるかどうか。全員がある程度の数字を残さないと勝つのは厳しい。途中出場の内瀬戸選手は相手のブロックのスペース、また相手のディフェンスをよく見ており状態は良かった。明日は世界ランキング2位のアメリカとの対戦となる。今日以上にブロックは組織だっている。世界でも一番良いチーム。明日に向けセッターとスパイカーと話し合い修正したい」

木村沙織選手
「コートに入っている全員が同じように攻撃を仕掛けないといけない。理想としているバレーにはまだまだ遠い。連敗し、チームとしては乗っていけない状況だが、まだ試合がある。1試合、1試合、少しでも理想とするバレーに近付けるよう継続することが大事。チームとしてコンビがまだまだできていない。AクイックやBクイックが少ない分、コンビネーションを考えることが難しいが、ロシアのようにあまり動かない高いブロックを組織するチームにはコンビネーションが有効だと思った」

大野果奈選手
「自分の速いクイックでブロックのスペースを狙って打つことだったり、サーブを回転かけずにターゲット狙って打つことだったりを意識した。やっぱり被ブロックが多くて、ロシアは高い。最後は個人の技術になるが、フォローに入るのもそうだし、もう少しラインに打ったり相手のスペースに打ったりというのができた。(新戦術の完成度について)不安はあると思うが、気持ち切り替えてチームが一つになってやっていきたい。相手ブロッカーからすると日本はクイックを使わないと言うことでマークされやすい状況になっている。まだまだ課題はあるが、自分が入った時は速いクイックを打つことと、ワンタッチでも良いのでブロックにかけていたきい」

内瀬戸真実選手
「流れを変えることが役目だったが、あまり変えられなかった。身長が低いので相手に真正面からぶつかっても相手が上。テクニックなどで相手が嫌がることをしようと思った。新戦術は世界一を狙うにはもっと徹底して1人1人が確認し合いながらやらないといけない」

江畑幸子選手
「個人としては思い切りよいスパイクを打てなく、持ち味を出せないで終わってしまった。しっかりコンビがまだ合っていないので調整していきたい」

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8月1日 日本×トルコ 予選ラウンド
チーム セットカウント 第1セット 第2セット 第3セット 第4セット 第5セット
日本
1敗
0 27 19 21 - -
トルコ
1勝
3 29 25 25 - -
【第1セットのスタメン】
新鍋 理沙 13
ウィングスパイカー
新鍋 理沙
SHINNABE, Risa
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1990/7/11
  3. 173cm/64kg
長岡 望悠 1
ウィングスパイカー
長岡 望悠
NAGAOKA, Miyu
  1. 久光製薬
    スプリングス
  2. 1991/7/25
  3. 179cm/64kg
中道 瞳 2
セッター
中道 瞳
NAKAMICHI, Hitomi
  1. 東レアローズ
  2. 1985/9/18
  3. 159cm/54kg
江畑 幸子 14
ウィングスパイカー
江畑 幸子
EBATA, Yukiko
  1. 日立リヴァーレ
  2. 1989/11/7
  3. 176cm/67kg
山口 舞 7
ミドルブロッカー
山口 舞
YAMAGUCHI, Mai
  1. 岡山シーガルズ
  2. 1983/7/3
  3. 176cm/62kg
木村 沙織 3
ウィングスパイカー
木村 沙織
KIMURA, Saori
  1. 東レアローズ
  2. 1986/8/19
  3. 185cm/68kg
佐野 優子 6
リベロ
佐野 優子
SANO, Yuko
  1. デンソー
    エアリービーズ
  2. 1979/7/26
  3. 159cm/54kg
【試合の概要】

FIVBワールドグランプリ2014予選ラウンド第1週トルコ大会。FIVB世界ランキング3位の日本は同ランキング11位のトルコと対戦した。昨年のワールドグランドチャンピオンズカップ2013(グラチャンバレー2013)で成果を上げたウィングスパイカーが4人入る戦術「MB1」でスタメンを組んだ。さらに進化型の新戦術を試す場面もあったが、ウィングスパイカーとセッターのコンビネーションがやや精彩を欠き、試合を通して持ち味のスピードを生かした攻撃が出せなかった日本。セットカウント0-3のストレートでトルコに敗れ、今大会黒星スタートとなった。次戦は8月2日(現地時間)16時より、同ランキング6位のロシアと対戦する。

第1セット、日本は長岡望悠の強打やフェイント、中道瞳の好サーブでまずまずのスタートを切った。しかし、8-6から木村沙織や江畑幸子の強打が高さのあるトルコのブロックに捕まるなど4連続失点。そこから盛り返し、一進一退の展開とするも、抜群の決定力を誇った長岡頼みの攻撃が続いた。終盤、石井優希が投入されると好サーブから流れを掴みかけたが、24-23の局面から相次ぐサーブミスなどでリズムを手放し、最後は27-29で第1セットを落とした。

第2セット、序盤から勢いに乗ったトルコにペースを握られた。攻撃の連係がかみ合わず、4-8で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。その後も単調な攻撃で相手のブロックに捕まり、8-16で2回目のテクニカルタイムアウトへ。日本は好調の石井と長岡にトスを集め、得点を重ねたが、余裕を持った相手との差を詰め切れず、そのまま19-25でトルコに振り切られた。

第3セットはメンバーを入れ替え、反撃を開始。ミドルブロッカーを1人も置かず、5人のウィングスパイカーを入れた超攻撃的な新戦術をテストした。セッターに宮下遥が入り、石田瑞穂や石井の強打で序盤から大量リードを奪い、8-3で1回目のテクニカルタイムアウトを迎えた。流れを完全に掴んだが、やはりセッターとアタッカーのコンビネーションが微妙に合わない。ミスからじわじわと差を詰められると、15-12から再びブロックに捕まり、連続失点を喫し逆転された。日本は持ち前のサーブで崩す攻めの展開に持ち込めず、緩急自在の攻撃で逆にトルコに崩され、最後は21-25で第3セットを落とした。

この結果セットカウント0-3のストレートでトルコに敗れた日本。アタックでのミスは14、相手ブロックに捕まったのは13を数え、緻密な攻撃が影を潜めた。

【コメント】

眞鍋政義監督
「やはり背の低い日本がこれだけミスをすると勝てない。特にアタックの失点が非常に多い。それに尽きる。トルコチームのブロックは素晴らしかった。我々のミスが多かったこと、セッターからのコンビネーションが合っていなかったことが大きな敗因。戦術という前にコンビネーションが問題かなと思う。(第1セットは接戦だったが)全体的にはじめから最後までセッターとのコンビネーションがよくなかった。日本はスピードが売り。スパイカーとのコンビネーションがうまくいかなかったのは今日の大きな敗因」

木村沙織選手
「初戦ということもあって、勝って明日(8月2日、ロシア戦)につなげたかった。自分たちの持ち味であるサーブで崩して、そこからディフェンスという展開をとりたかった。ポイントを取っている選手がすごく限られていたので、やっぱり相手からもマークされやすかったと思う。もっとバックアタックを打ちたかった。練習してきたことが全然出せず、オーソドックスなバレーになってしまった」

中道瞳選手
「コンビネーションが合っていなかった部分はある。(接戦となった)1セット目をとっていれば、流れが変わったかなと思う。しっかり修正して明日は頑張りたい。アタッカーがしっかり打てた場面が少なかった。トルコに入ってからちょっとコンビネーションが合っていない感じがあったが、それを修正しきれなかった。コミュニケーションをもっと増やしていきたい」

長岡望悠選手
「(接戦となった)1セット目を取れなかったのが大きかった。点数は取れていたが、ブロックで機能できなかった。すごく悔しい。アタッカーとしては最後に託される部分もあるので応えたいと思う。新戦術は少しずつ形になってきているが、ここぞという場面でもろさが出てしまった。バックアタックも今日は少なかった。もっとチームの結束力を高めて点を取りに行きたい」

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