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2017.09.03|ビーチバレーボール
男子は白鳥勝浩/高橋巧組、女子は石井美樹/村上めぐみ組が優勝! ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第8戦 東京大会
ビーチバレーボールの国内ツアーである「ジャパンビーチバレーボールツアー2017第8戦東京大会」最終日が9月3日(日)、東京都大田区・大森東水辺公園スポーツ広場ビーチバレー場にて開催されました。
最終日となる3日(日)には、昨日のシングルトーナメントを勝ち進んだ男女4チームによる朝9時から準決勝、決勝戦が行われました。
今年10月に開催が予定されている国際大会の出場チームを決める選考対象大会となった前週の第7戦平塚大会と今大会。上位チームは大きなチャンスを与えられるだけあって、どの試合も緊迫した戦いが繰り広げられました。
女子決勝戦は、二見梓(東レエンジニアリング株式会社)/長谷川暁子(愛媛競技力向上対策本部)組と石井美樹(湘南ベルマーレ)/村上めぐみ(株式会社オーイング)組の対決となりました。
試合序盤は、両チームの武器であるスピードサーブや鋭いパワフルな攻撃が飛び交い、13-13と互角の展開になります。しかし、終盤に入ると「二見選手のブロックは高さや威圧感もあって幅もある」という村上選手が、二見/長谷川組のディフェンスを冷静に判断してしっかり攻撃を打ち分けていきます。二見選手に仕事をさせなかった石井/村上組が18-15とリードを広げると21-18と第1セットを先取しました。
第2セットもなかなか攻撃のリズムがつかめない二見/長谷川組に対し、石井/村上組は「二見選手のブロックにトスを近づけてリバウンドから切り返そうと思っていた」と石井選手。すばやい守備から強烈なスパイクを決めるなど、最後まで主導権を握った石井/村上組が21-14と激戦にピリオドを打ちました。石井/村上組は今シーズン3勝目となりました。
男子決勝は、3大会ぶりの決勝進出となった白鳥勝浩(トヨタ自動車)/高橋巧(了徳寺大学教員)組と、前回大会準優勝で終わった村上斉(株式会社ADI.G)/畑辺純希(ウィンコーポレーション)組の対戦となりました。
「この大会で優勝して国際大会の出場権をなんとしても得たい」と語っていた村上/畑辺組ですが、序盤から高橋選手の鋭いサーブに押され気味。15-10とリードを奪った白鳥/高橋組が第1セット21-15と先取します。
後がなくなった村上/畑辺組は、第2セットは粘りのあるプレーで互角の戦いを展開。デュースにもつれこみましたが、終盤の勝負所で白鳥選手のブロックが機能した白鳥/高橋組が24-22と決着をつけました。白鳥選手は出身地となる大田区で、今シーズン5勝目を飾りました。
3位には、長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)/池田准平(フリー)組、小野寺将克(松戸レガロ/サン調剤薬局グループ 青森)/上場雄也(松戸レガロ)組、西堀健実(トヨタ自動車)/草野歩(日本体育大学)組、永田唯(スポーツクラブNAS株式会社)/熊田美愛(フリー)組となりました。
◆村上めぐみ選手
「最近なかなか調子が下がったり上がったりしていたけど、今大会ではそこを我慢できて勝つことができたので一つ乗り越えることができたと思う」
◆石井美樹選手
「優勝することはできたけれど、パートナーと私たちはできる、もっとできると確認することができた。次の第9戦もチカラを出し切れるように練習していきたい」
◆白鳥勝浩選手
「勝因はパートナーのパフォーマンスが高かったことで、自分もそこに乗っていくことができた。今後も今日みたいに勝てて強くなれるように練習していきたい」
◆高橋巧選手
「久しぶりの優勝がかかっていたので、緊張した。準決勝で戦った小野寺選手は、大学のときにペアを組んでいた後輩。負けるわけにはいかなかった」
現時点で男子は白鳥/高橋組が5勝、西村晃一(WINDS)/JremyCasebeer(WINDS)組が2勝、村上/畑辺組が1勝となり、女子は石井/村上組が3勝、二見/長谷川組が2勝、西堀/草野組が2勝、溝江/橋本組が1勝という成績状況になっています。
9月22日(金)、23日(土・祝)、24日(日)に開催される次なる「ジャパンビーチバレーボールツアー2017 第9戦 宮崎大会 第18回ビーチバレー霧島酒造オープン」はどのチームが制するのでしょうか?
「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」の熱い戦いにぜひご注目ください。