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2017.10.02|ビーチバレーボール
【アジアツアーコラム2】日本代表チーム紹介(越川優/長谷川徳海)
アジアの強豪チームが集結する「AVCアジアツアー2017グランフロント大阪大会」が10月6日(金)~9日(祝・月)、大阪府大阪市北区・グランフロント大阪内のうめきた広場と都島区・毛馬桜之宮公園内の大阪ふれあいの水辺で開催される。
男女各24チームのうち、日本からも国別のエントリー枠(各国2)と開催国枠でトップチームが出場。活躍が期待される注目チームを紹介していく。
日本で初めて開催される「AVCアジアツアー2017グランフロント大阪大会」をステップにして、世界での躍進を狙いたいと話すのは、8月中旬からペアを結成した越川優(株式会社ホリプロ)/長谷川徳海(愛媛県競技力向上対策本部)組だ。
とくに長谷川は、これまでのアジアツアーは2015年タイ大会の4位(パートナーは高橋巧)が最高位。近年、出場したアジアツアーでは5位で終わっているため、「ホームで戦えることは、食事などのストレスも減る。いい環境を味方につけて、確実に勝ってポイントを獲得したい」と意気込んでいる。
新パートナー・越川の成長も心強い。ペアを組んで1ヵ月足らずの長谷川/越川組だが、先日行われた「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」最終戦である都城大会では、経験値の高い白鳥勝浩(トヨタ自動車)/高橋巧(了徳寺大教員)組に勝利、初の決勝進出を果たした。「国内大会でしっかりプレーできないと、アジアツアーでもできない」と挑んだ決勝戦では、アメリカ国内ツアー3位の実績を持つJeremy Casebeer(WINDS)と西村晃一(WINDS)のペアと対戦。敗れはしたが、強烈なスピードサーブでポイントを量産しているCasebeerに対し、越川は決して引けをとらない力強いジャンプサーブをコンスタントに放つなど、すでにビーチに順応した姿を見せた。
日本で開催される初の国際大会デビュー戦でアジアの強豪を迎えることになる越川は、「今年はすべてが初めてのことで、現時点ではアジアのレベル感もわかっていない状況だけど、自分のやれることをしっかり発揮してアジアの立ち位置を把握したい。そのポジションから、どうやって世界につなげていくかが重要になっていくと思う。そういう意味では環境のいいホームで試合ができることは本当にありがたい」と、先を見据えている。
越川/長谷川組のライバルとなるのは、「自分たちと同じラインにいるカタール、オーストラリア、カザフスタンらの2番手のチーム。まずはそこで確実に勝ち切ること。勝った後に初めて世界ランキングで上にいる強豪にぶつかっていきたい」
国内でポテンシャルの高さを発揮している越川/長谷川組は、アジアでもその可能性を見出せるか、注目したい。
(注 記事内の写真はすべて「ジャパンビーチバレーボールツアー2017」のもの)