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2023.01.01お知らせ

2023年 新年のご挨拶

 あけましておめでとうございます。

 

 謹んで新年のごあいさつを申し上げますとともに、本年も皆さまにとって素晴らしい年になりますことを心よりお祈り申し上げます。

 

 私自身、会長に就任し初めての新年を迎えます。弊会は昨年3月に経営体制を刷新し、新たなスタートを切りました。新体制では、過去の失敗を真摯に受け止め、組織体質とガバナンス体制の改善を通して、バレーボールを愛してくださる皆さまへの信頼回復に努めてまいりました。この姿勢は弊会だけでなく、都道府県協会をはじめ加盟団体全体にも浸透させ法人化を見据えながら強い組織に生まれ変わることを引き続き目指します。

 

 昨年はチームにとっても新たなスタートとなりました。2024年のパリオリンピック出場権の獲得に向けて男子はフィリップ・ブラン監督、女子は眞鍋政義監督と、それぞれチームや日本のバレーボールをよく知る指揮官のもと、4月より本格稼働を開始しました。7月には男子の「FIVBバレーボールネーションズリーグ2022」予選ラウンド第3週が大阪で開催され、制限なしの有観客開催の大会としては実に3年ぶりの日本開催となりました。ご来場いただいた皆さまにはもちろん、関係するすべての皆さまに躍動感あふれるスポーツの醍醐味に触れていただけたことと思います。この大会において、男子日本代表チーム・龍神NIPPONはこれまでの大会最高記録10位を大幅に更新して5位に躍進。女子日本代表チーム・火の鳥NIPPONは7位となりました。続いて、8月から10月にかけて、「最も難しい大会」とも言われる「世界選手権」が、男子はポーランドとスロベニア、女子はオランダとポーランドで行われました。パリオリンピックに向けた最初の試金石となる重要なこの大会で、男子は決勝トーナメントまで駒を進め、フランスを相手にフルセットの激闘の末12位となりました。女子は準々決勝まで進み、ブラジル相手に善戦するも惜しくもフルセットで敗れ5位の成績を残しました。また、世界選手権とは別のメンバーで臨んだ「AVCカップ」でも日本は奮闘し、男子が準優勝、女子が初優勝となりました。さらに他のカテゴリーに目を移しますと、「第14回アジアU18(ユース)選手権大会」で男女ともに優勝、「第21回アジアU20(ジュニア)選手権大会」では女子が優勝を飾り、いずれも2023年に開催される各カテゴリーの世界選手権の出場権を獲得。未来に向けた明るいニュースが続きました。

 

 本年度、龍神NIPPONと火の鳥NIPPONはそれぞれ「FIVBバレーボールネーションズリーグ2023」、「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」、「第19回アジア競技大会」に出場する予定です。「FIVBバレーボールネーションズリーグ2023」は名古屋で、パリオリンピックの予選となる重要な一戦「FIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023」は東京で、男女ともに日本で開催されます。龍神NIPPON、火の鳥NIPPONだけでなく世界のバレーボールを国内でご覧いただける機会となります。また、特にパリオリンピックの出場権をかけた大会においては、国内の皆さまの応援が必ずや選手の力になりますので、ぜひ会場にてご声援をお送りいただけますと幸いです。

 

 ビーチは6月にイタリアで行われた「FIVBビーチバレーボール世界選手権」にて、石井美樹/溝江明香組が日本チームとして19年ぶりにトーナメント戦に進出しました。結果は48チーム中17位と、結成間もないチームであるにもかかわらず今後への期待が高まるものとなりました。6月にタイで行われた「第4回アジアU19ビーチバレーボール選手権大会」では、黒澤孝太/竜神輝季組が男子過去最高の成績となる5位タイを記録し、「FIVBビーチバレーボールU19世界選手権大会」への切符を手にしました。大会は9月にトルコで行われ、結果は全敗で48チーム中25位となりましたが、この大舞台での経験が将来世界へ羽ばたくための足がかりとなると信じ、期待しております。国内では、「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2022」が3年ぶりに有観客で行われ、ビーチに活気が戻りました。本年度はビーチへさらに注目が集まり、多くの方に競技に触れていただける機会となるよう大会数も増やし、また全大会に予選を設けることで、若手選手を含め広く競技に参加ができるような枠組みを作る予定です。

 

 新年にあわせて弊会では今後の目指すべき方向として「JAPANバレーボール宣言」とクレド(行動規範)「JAPANバレーボールWAY」を制定しました。クレドは、協会職員はもとよりバレーボールに携わるすべての人が持つべき共通の価値観です。制定にあたっては各所にヒアリングを行い、何度も議論を重ねて私たちの想いや言葉を紡ぎました。皆さまにおかれましても、私たちの信条であるクレドをぜひご一読いただき、体現に向けてお力添えをいただければ幸いです。

 

 本年も皆さまの温かいご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

2023年元旦

公益財団法人日本バレーボール協会

会長  川合 俊一

関連リンク

JAPANバレーボール宣言・JAPANバレーボールWAY

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