スミセイVitalityカップ JVA第46回全日本バレーボール小学生大会が東京体育館で開幕

全国47都道府県の代表チームが一堂に集い、日本一を目指しながら日頃の練習の成果を披露する「スミセイVitalityカップ JVA第46回全日本バレーボール小学生大会」は、8月3日(月)に2年ぶりのメイン会場となる東京体育館(東京都渋谷区)で開会式が行われました。
今年は、第34回に新設された混合の部において、初めて47全ての都道府県で代表チームが決まり、入場行進では男子、女子、混合各51、計153チームの色とりどりのユニフォームがアリーナに花を咲かせました。その行進のなかには、7月28日(火)に大きな地震が発生した熊本県から出場のチームの姿もありましたが、各選手が掲げたくまモンのうちわの裏面には「感謝!!」の文字。選手たちが打ち込むバレーボールは、何よりも人と人のつながりを大切にするスポーツ。その意味を、あらためて教えてくれる素敵な行進でした。
全チームがアリーナに集結し、大内賢司大会委員長が開会を宣言。その後、大会アンバサダーを務める木村沙織さん、そして木村さんとともにロンドン2012オリンピックで銅メダルに輝いた狩野舞子さんが登場し、抽選で選ばれた男子、女子、混合の各チームとパスやスパイクなどでボールを交わすスペシャルなプレゼントも。狩野舞子さんは「みんなとパスをしていたら、しっかりボールを返したい、上手になりたい、そして試合に出たいというみんなの思いがものすごく伝わってきて、バレーボールは思いをボールに乗せて届けるスポーツなのだなとあらためて思いました」と、木村沙織さんは「私も息子が3歳になって、数年後にはそちら側(スタンドを埋めた保護者)に行くんだな、今から体力をつけておかないといけないなと思っています」とそれぞれ感想を語り、エールを送りました。
誓いの言葉は、出場全チームを代表して埼玉県男子代表、戸田クラブの宮下朔キャプテンが登壇。「僕は5年生の1月と6年生の1月に骨折をしてしまい、みんなが練習をしているのに自分はできない、バレーがやりたいという悔しさと焦りでいっぱいでした。でも、その悔しい思いをしたからこそ、再びコートに立てた時のうれしさは何倍にもなりました。悔しい思いをした分だけ僕は強くなりました。僕がここまで頑張れたのは、大好きなチームのみんなのおかげです。僕はこれまで遠征に行くたびに他のチームの友達が増えました。試合をする度、他のチームと戦うのが楽しくなりました。コートの上では敵どうしですが、バレーボールが上手になりたいという、目指すものはみんな一緒です。なので、試合が終わればすぐに仲よくなれます。今日の出会いに心から感謝しています。今日からの大会、全員で思いっきりバレーを楽しみましょう」。宮下キャプテンがそう呼びかけると、会場には大きな拍手が沸き起こりました。
続いて、富山県混合代表、南条バレーボールクラブの三角修監督が指導者の言葉を述べ、開会式は終了。
大会は4日(火)、5日(水)に東京体育館、EBARA WAVEアリーナおおた(東京都大田区)、ひがしんアリーナ(東京都墨田区)、相模原ギオンアリーナ(神奈川県相模原市)、小田原アリーナ(神奈川県小田原市)、千葉ポートアリーナ(千葉市)で予選リーグ戦が行われ、最終日の6日(木)には決勝トーナメント(準々決勝、準決勝、決勝)が東京体育館で実施されます。
今年の大会テーマは「想いをのせ 全集中だ この一本‼」。
さまざまな想いの込められた数多くのボールが描く軌跡が、きっと選手たちにとって、そして見る者にとっても忘れることのない夏の思い出となることでしょう。
(文責・写真提供:日本文化出版)