決勝で清風高校が鎮西高校に勝利し悲願の初優勝を飾る 全国高校総体男子

令和8年度全国高等学校総合体育大会 男子(インターハイ)決勝が8月8日(土)、島津アリーナ京都(京都市)で行われ、清風高校(大阪)が鎮西高校(熊本)をセットカウント3―2(17―25、25―17、18―25、25―18、15―13)で下し、節目となる30回目の出場で初めての頂点に立ちました。
決勝は平成28(2016)年以来の決勝に進んだ清風高校と、連覇を目指す鎮西高校が対戦。清風高校は昨年度の春高で準優勝に輝いたメンバーが多く残り、準決勝では同大会王者で地元京都府代表の東山高校をストレートで下し、セットを落とさずに決勝の舞台へ。対する鎮西高校は第1シードとして決勝トーナメント2回戦から出場。準決勝で駿台学園高校(東京)をフルセットの末に破り、連覇に王手をかけました。
第1セットは7―7から鎮西高校が高校生男子唯一の日本代表である一ノ瀬漣選手のスパイクや平川陽翔選手のクイックなどで6連続得点をあげ、試合を優位に進めます。反撃したい清風高校はセッターの森田陸選手が巧みに攻撃を組み立て、ミドルブロッカーの石川叶真選手と田原璃晟選手を中心に得点を重ねますが、鎮西高校の税所蓮嘉選手がスパイクを決めるなどリードを保ち、セットを先取しました。
一方で、第2セットは清風高校ペース。スタートから伊藤匠太朗選手が続けてスパイクを決めるなど、いきなり4連続得点。その後も田中杏侍選手が巧みなスパイクで得点を量産し、セットを奪い返します。
第3セットは序盤から中盤にかけて、鎮西高校のエース一ノ瀬選手が決めれば、清風高校の2年生エース西村海司選手も決める拮抗した展開を演じます。鎮西高校は17―16とリードすると、一ノ瀬選手のバックアタックなどで5連続得点。主導権を握ると、最後は田中雅輝選手のサービスエースが決まり、25―18で連覇に王手をかけました。
あとがない清風高校は森田選手の相手の裏をかくツーアタックや西村選手のバックアタックなどでリードすると、田原選手がクイックだけでなくライトからのバックアタックも決めて躍動。流れをつかんだまま清風高校が25―18で奪い、勝負の行方は最終第5セットにもつれ込みました。
白熱した戦いとなった第5セット、鎮西高校は一ノ瀬選手にボールを集める一方で、清風高校はリベロでキャプテンの澤田侍弦選手の安定したサーブレシーブから、石川選手や田原選手のクイック、伊藤選手のライト攻撃など幅広い得点パターンを見せます。13―13とお互いに譲らない展開が続きましたが、田原選手のダイレクトスパイクで清風高校がチャンピオンシップポイント。最後は鎮西高校の一ノ瀬選手のバックアタックを清風高校の田中選手がレシーブすると、西村選手のブロックアウトで優勝を決めました。
清風高校の澤田選手は、「清風高校として初めての日本一なので、とてもうれしいです。このあとも国スポと春高があるので、そこでも自分たちのしたいバレーをやり続けられるチームになって、日本一を獲りたいです」と意気込みました。
(文責・写真提供:日本文化出版)