イランに勝利し2027年開催のワールドカップの出場権を獲得 2026女子アジア選手権大会

「2026女子アジア選手権大会」が8月21日(金)から天津(中国)で行われています。
FIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表は、8月30日(日)に同38位のイランと対戦し、セットカウント3-0(25-21、25-16、26-24)でのストレートで勝利し、本大会の上位3チームに与えられる、2027年開催のワールドカップの出場権を獲得しました。
第1セット序盤はサイドアウトの応酬から、佐藤淑乃選手のサービスエースや島村春世選手のフェイントで6-4とリードを奪います。イランも粘り強いディフェンスで追い上げ、12-12の同点に追い付かれます。山口真季選手のブロックが決まり17-14とすると、日本は攻撃のリズムを掴み、佐藤選手のバックアタックなどで19-15とリードを広げます。しかし、サーブレシーブの乱れからミスが出て21-19と点差を詰められますが、終盤、北窓絢音選手のサーブで相手を崩して連続ポイントを奪い24-20。最後はイランのサーブミスで25-21。日本が第1セットを先取します。
第2セットは立ち上がりから日本のディフェンスが機能し、8-4とリードしたところでイランがタイムアウトを要求します。石川真佑選手のサービスエースや山口選手のクイックが連続で決まり、14-8とリードを広げます。さらに、和田由紀子選手の連続サービスエースで18-11。サイドアウトの応酬から和田選手のフェイントが決まり23-16とすると、最後は和田選手がライトから決めて25-16で日本がセットを連取します。
第3セットの立ち上がり、イランのディフェンスに苦しみ0-3とされ、日本がタイムアウトを取ります。島村選手のブロックとクイックで6-7と1点差に迫ると、和田選手のアタックで9-9の同点に追い付きます。さらに山口選手の連続ブロックで12-10と逆転に成功します。しかし、イランに連続ポイントを許し12-14と再びリードを奪われ、イランのブロックも決まり15-18とされたところで日本がタイムアウトを要求します。イランの連続ミスから20-20と追い付き、終盤は一進一退の攻防となりますが、最後は石川選手が連続で決めて26-24とセットを奪取し、セットカウント3-0のストレートでイランに勝利しました。
ロサンゼルス2028オリンピックの出場権獲得という今シーズンの目標は達成できませんでしたが、9月16日(水)から第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)が始まりますので、引き続き女子日本代表チームにご声援をお送りください。
<コメント>
和田由紀子選手
「次の世界大会に繋がる1戦だったので、そこをしっかりストレートで勝ちきることができてよかった。昨日の試合で自分自身ができていなかったこともたくさんあったし、もう1回そこを修正して、今日の1試合は自分自身にも意味のある試合、プラスにして、次のアジア競技大会につなげられる1戦にしたいなと思っていたので、そこを意識しながらプレーした。(勝った後の涙について)たくさんの方がサポートしてくれたし、昨日試合に出られてないベンチのメンバーも、この2試合はすごく声を出してチームを盛り上げてくれて、全員悔しいと思う中、チームのために動いてくれる人たちに本当に今日の1試合は感謝でいっぱいだった。(今シーズンは)たくさんメンバーの入れ替わりもあったし、もっとチームでひとつになれたなと思うところもあるが、次のアジア競技大会や来年の代表チーム、本当にどうなるかわからないが、それでも常に世界で勝てるチームになるために、もっともっとチームでひとつになって、全員で戦えるチームに自分自身もできたらいいなと思う。(ファンの方へ)2大会ともいい結果を残すことができず、どんな時もたくさん声を出して応援してくださって、いつも応援してくれるファンの皆さんには必ず最後にオリンピックでいい結果が出せるように、チームとしても個人としても、常に強くなり続けられるように頑張りたい」
石川真佑選手
「すごく複雑な気持ちだが、昨日の負けから自分たちが次のオリンピックの切符を掴む1日目に勝つことができて良かった。ここからしっかり次に向けてやっていきたいという気持ちにはなっている。(コートに立つときの気持ちは)いいプレーをしたいなという気持ちはあったが、なかなか乗りきれない部分もあって。色んな人が応援してくれているので、そういう人たちにしっかり勝ちを届けられるように(プレーをした)。(アジア選手権を振り返って)このチームの見えないところがプレーに出ているなと感じたし、日本の良さは繋がりだったりとか、そこがあるからこそ、もっとチームとして戦える部分があるので、それが結果に出てしまった。自分たちがもう一度見直して、見て見るふりではなく、しっかり反省しなくてはいけない部分だなと個人的に感じた大会だった。(試合後の涙の理由は)まずは自分たちが目標にしていた結果に届かずにこの大会が終わってしまったこと。個人的には本当にたくさんの人に支えられて、たくさんの方が応援してくれた中ですごく申し訳ない。結果を残せなかったことがすごく悔しくて、うれしさよりも悔しさというのがすごくあった。(ファンの皆さんへのメッセージ)たくさんの方が応援してくれて、その声援にすごく助けられた部分もある。だからこそ自分たちが結果で返したいなという思いはあったが、結果で返せなかったことは自分としても申し訳ないなと思うし、自分たちが次につなげられる経験になったと思うので、また引き続き応援していただきたいなと思うので、もっと応援してもらえるチームを作っていきたいなと思った」
写真提供:VolleyballWorld