ビーチバレーボール

BVT1最終戦第6戦 平塚大会 荒井商事杯 男子は黒川/安達組が今季初優勝、女子は柴/村上組が今季3勝目

BVT1最終戦第6戦 平塚大会 荒井商事杯 男子は黒川/安達組が今季初優勝、女子は柴/村上組が今季3勝目

ジャパンビーチバレーボールツアー2026の最終戦となる第6戦 平塚大会 荒井商事杯。大会1日目はあいにくの雨模様となりましたが、2日目以降少しずつ好転し、最終日の3日目は照りつける太陽がまぶしいくらいのビーチバレーボールにうってつけの天候となりました。

男子で決勝まで勝ち上がってきたのは、黒川魁(NTTドコモソリューションズ株式会社)/安達龍一(トヨタ自動車株式会社)組と髙橋巧(フリー)/池田隼平(株式会社カブト)組です。黒川/安達組の決勝進出は2025年第8戦 名古屋大会で優勝して以来で、髙橋/池田組は2025年第5戦 グランドスラム 横浜赤レンガ倉庫大会で準優勝して以来です。

第1セット序盤、主導権を握ったのは黒川/安達組です。黒川がラインやディープなどの空きスペースを的確に突いて連続得点を重ねると、安達の迫力あるモンスターブロックも飛び出し、4‐0と好スタートを切りました。その後も「ブロックの自由度がいい感じで出てきたと思います。チームとして点を取る形が少しずつできています」と安達が言う通り、安達のブロック、黒川のレシーブの連携が見事にハマり、このセットを21‐10で先取しました。

続く第2セット、第1セットではサーブレシーブの乱れやアタックのジャストアウトが目立った髙橋/池田組が立て直しを図り、パスやトスの精度を上げつつアタックもしっかり決めたことで5‐5と競り合いになりました。しかし、この均衡を破ったのが黒川/安達組です。黒川が相手のタイミングを外すクイック気味のアタックやツーアタックで翻弄すれば、安達も連続モンスターブロックでシャットし15‐9と一気に突き放しにかかりました。

食らいつきたい髙橋/池田組ですが、「練習ゲームもする相手で、かなり対策されており、先手に回れませんでした」(髙橋)、「相手に対してどう仕掛けていくかがうまくいかずリズムに乗れませんでした」(池田)と試合後に振り返ったように流れに乗れません。一方の黒川/安達組は強固な連携スタイルを最後まで維持し、このセットも21‐11で連取。見事、今季初優勝を手にしました。

試合後、「ちょっと、いや、めちゃくちゃ嬉しいです。シーズン前半は競った試合を全部落としていましたが、今回は我慢強く勝ち切ることができました」と笑顔を見せたのは黒川。相棒の安達も「内容が良くても勝ちにつながらないことがありましたが、こうして結果につながったのは自信になりました」と今後に向けての手応えを最終戦で掴んだようでした。

女子の決勝は、柴麻美(株式会社帝国データバンク)/村上礼華(株式会社ダイキアクシス)組×松本恋/松本穏(ともに株式会社ジェイアール東海髙島屋)組というカードになりました。両組は第3戦 都城大会の決勝、第5戦 グランドスラム 横浜赤レンガ倉庫大会の準決勝でも対戦しており、どちらも柴/村上組がセットカウント2‐1で勝利しています(直近のアジア選手権でも直接対決し、柴/村上組が勝利しています)。

そして始まった両チームの対戦。第1セットは、「砂が硬いコンディションの中で、どんなプレーを選択するかがうまく機能しました」と柴が語る通り、相手にも環境にも柔軟に対応した柴/村上組が21‐17で先取しました。

第2セット、後がない松本姉妹組はロングラリーを粘り強く制したほか、ワン返しなどの意表を突く技も見せて5‐5と食らいつきます。しかし、試合後、松本姉妹組が「お互いに手の内は知り尽くしています。他のチームに通用する戦術でも通用しないことが多く、勝つにはもう一つプラスアルファの戦術が必要だと痛感しました」と振り返ったように、中盤以降は柴/村上組がゲームを支配。結局、このセットも柴/村上組が21‐15で連取し、第3戦 都城大会、第5戦 グランドスラム 横浜赤レンガ倉庫大会に続き今季3勝目を挙げました。

試合後、「パスやトスをまとめた上で、私のサーブキャッチから礼華のツーアタックを選択するなど、やりたいことが最初から最後まで通してできました」とほぼ思い通りに試合を展開した柴/村上組。そのベースとなっているのがお互いのコミュニケーションで、村上は「声かけは技術や戦術以上に大切です。今後もコミュニケーションに対して高い意識を持っていけば、これまで落としていた試合を勝利につなげられるようになると思います。目標は自力で世界ランキングを上げてのロサンゼルス2028オリンピック出場です」とさらなる高みを目指していました。

一方、敗れた松本姉妹組は第1戦 名古屋大会、第3戦 都城大会に続き3度目の準優勝。「連続失点すると一気に流れが悪くなるのが私たちの欠点です」と悔しさを滲ませていましたが、「『ここをこうすれば』という光明は見えています。今回も少し試して手応えもあったので、これからを見ていてほしいです」と前を向いていました。

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