世界ランキング1位のポーランドにフルセットの末勝利 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2026」(VNL)予選ラウンド第1週中国大会が6月10日(水)より臨沂(中国)にて開催されています。
FIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは日本時間6月12日(金)、同1位のポーランドと対戦し、セットカウント3-2(25-21、21-25、25-21、22-15、17-15)で勝利しました。ポーランドに勝利するのは主要国際大会では17年ぶりとなりました。
第1セット、序盤はサイドアウトを取り合う展開でスタートします。しかしポーランドの高さに苦しみ得点に繋げられず、9-12とリードを許します。それでも深津英臣選手の多彩なトスワークから得点を重ね14-13と逆転します。その後ポーランドに再度逆転を許しますが、リリーフサーバーの甲斐優斗選手から得点に繋げ同点とすると、西田有志選手のライン上ぎりぎりへのサービスエースで19-18。リードを保ったまま終盤を迎え、最後は山内晶大選手のブロックが決まり25-21で第1セットを奪います。
第2セット、日本は粘り強くラリーを展開し得点に繋げていきます。髙橋藍選手が3枚ブロックから上手くブロックアウトを取り7-5とし、ポーランドがタイムアウトを要求します。その後、ポーランドの高さのあるスパイクやブロック、さらにサーブからも得点を許し12-17とリードを広げられます。ブレイクポイントが取れず、21-25でこのセットを落とします。
第3セットはスタートから宮浦健人選手を起用し、最初の得点はその宮浦選手が奪います。互いに堅いディフェンスを見せ8-8と拮抗した展開の中、山内選手のブロックで10-8とします。さらに小川智大選手の好レシーブから得点に繋げます。中盤同点に追い付かれますが、宮浦選手のサービスエースで20-18としポーランドがタイムアウトを取ります。最後も宮浦選手が決め25-21でセットカウント2-1とします。
第4セットも序盤は均衡した展開の中、大塚達宣選手のフェイクセットから髙橋藍選手が決め会場が盛り上がります。大塚選手は続けてバックアタックを決め6-4とします。その後、同点となった後はサイドアウトを取り合い16-16に。しかし、ポーランドはディフェンスからリズムを掴み17-20とします。甲斐選手を投入し追い上げを見せますが、22-25で試合はフルセットに突入します。
最終セット、髙橋藍選手がサービスエースを奪うなど3-1と序盤はリードしていた日本ですが7-7と同点とされます。それでも深津選手がブロック1枚で止めると、今度は髙橋藍選手のフェイクセットから西田選手が決め10-8とします。粘りを見せるポーランドの怒涛の攻撃で11-11とされ、日本がタイムアウトを取ります。その後互いにサイドアウトを奪い合い、14-14のデュースとなります。日本は3度マッチポイントを握り、最後は髙橋藍選手が決め17-15でフルセットの末、ポーランドに勝利しました。
<次戦>
日本時間6月12日(金)21:00 日本×ポーランド
BS-TBSで12日(金)20:54から生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
宮浦健人選手
「タフな試合だったが、色々な選手が出て、最後までみんなと戦うことができて、勝利できたことをうれしく思う。(自身の)パフォーマンス自体は悪くなかったと思うが、試合の終盤に足をつってしまったことは、自分自身のコンディショニングの部分でも反省するところだと思う。苦しい試合を勝ち取れたことはひとつチームとしての自信につながってくると思うし、その自信を次につなげることが大事だと思うので、明日に向けて準備していきたい。(今日のプレーを)振り返ればこうしておけば良かったと思うシーンもあったので、そこはまた映像を見て振り返って修正していきたい。(次戦は)中国のホームの試合で雰囲気も難しくなる。チーム全員で戦う必要があるので、いい準備をして中国戦に臨みたい」
山内晶大選手
「ポーランド相手で非常にタフなゲームと想定していたが、案の定タフなゲームだった。自分たちのプレーも要所でいいところがあって、勝つことができたのは自分たちの自信にもつながると思う。(自身のプレーについて)チーム合流から、まだそんなに長い期間ではないが、その中でもあれだけのクオリティが出せたので悪くはない。これからもっと強豪国や、タフなゲームになると思うので、もっと精度を上げていきたい。緊張は全くなく、ちょっと楽しさの方があった。(相手は)ベストメンバーではなかったかもしれないが、非常にパワフルで、また大きい選手が多いチーム相手に、自分たちのバレーボールが通用したことは非常に自信につながると思うし、こういう相手を倒していかないと、もっと上のいい結果を残すことはできないと思うので、今日は非常によかった。(次の中国戦へ向け) あまり時間がないが、今日のことはもう置いておいて、明日の中国戦に切り替えて、しっかりデータ見てリカバリーして、ベストパフォーマンスを出していきたい」
小川智大選手
「勝負所でポイントを取れたことが大きいし、終盤になっても集中力を切らさずに全員で戦い切れたことが良かった。(自身のプレーは)レセプションの数字を高く保つことができており、全体の守備のコントロールができていたことは良かった。序盤は相手のミドルが高かったので、長いところに打ったり脇を抜いたり色々なことをされたが、途中から対応できており、瞬間瞬間でいいプレーを出すことができた。高くパワーのあるチームとの対戦はセッターとスパイカーにプレッシャーがかかるので、その手助けになればいいなと思い声を出していた。(ポーランドはベストメンバーではなかったが)控えの選手のレベルも高く、ミドルは他の国ではメインの選手になれるレベルの強さだった。自分たちは昨年いい結果を出すことができなかったので、ピークをアジア選手権に持っていくために、どんな相手でも戦うということをチームで話していたので、それができたことは良かった。一昨日ウクライナに勝って、今日はポーランドに勝って、いい入りはできたと思うが、アジア選手権までにさらに上げていければと思うので、そこまでにチームを作り上げて、課題を見つけて、その課題を克服していけるようにしたい。(明日の中国戦は)同じアジアの相手で負けられない相手だし、世界ランキングも自分たちより下位なので、チーム全体で戦う気持ちを持って絶対に勝ちにいきたい」
写真提供:VolleyballWorld