フルセットの末、アメリカに敗れ3位決定戦へ 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2026」ファイナルラウンドが7月29日(水)から寧波北侖(中国)で行われています。
FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは8月1日(土)、同5位のアメリカと準決勝で対戦し、セットカウント2-3(19-25、25-23、25-20、19-25、13-15)のフルセットで敗れました。
第1セット、髙橋藍選手のスパイク、西田有志選手のブロックで連続得点からスタートします。日本は安定したサーブレシーブから確実にサイドアウトを取っていきます。深津英臣選手のフローターサーブでアメリカのレシーブを崩しブレイクに成功し10-7とします。しかし、ブロックに連続で捕まり14-15と逆転されます。中盤以降もアメリカのブロックが冴え19-25でセットを落とします。
第2セットは序盤から日本に好プレーが生まれて勢いに乗ります。石川祐希選手がカバーしたボールを西田選手が決めると、石川選手が強打と軟打を打ち分け得点し7-4とリードします。深津選手のサーブからブレイクチャンスを作り、石川選手のバックアタックが決まり12-9でアメリカがタイムアウトを要求します。エバデダンラリー選手のクイックや好調の石川選手にボールを集め得点を重ねます。さらに、白熱したラリーを制し21-18で終盤を迎えます。石川選手のブロックアウトでセットポイントを握り、最後はエバデダン選手のクイックで25-23。第2セットを日本が取ります。
第3セットは日本がブロックなどで5-1とリードし、アメリカがタイムアウトを要求します。しかし、その後連続ブレイクを許し5-5と同点とされますが、西田選手のサービスエースで10-7とします。石川選手のブロックや、このセット好調の西田選手が決めリードを保ち終盤を迎えると、最後はアメリカのサーブがアウトとなり25-20で第3セットを奪います。
第4セット、山内晶大選手のブロックなどで3-1とリードする展開となります。しかし、アメリカに連続でサービスエースを許し5-7とされます。その後徐々に点差を広げられ11-16。西田選手のサービスエースで2点差まで縮め、メンバー変更で流れを変えようとしますが、終盤再び点差を広げられ19-25でセットを取られます。
運命の最終セットの序盤は互いにサイドアウトを取り合い3-3となります。しかし、ブレイクを許し3-5とリードを許すと、サーブレシーブが乱れ3-6とされます。粘りのディフェンスからラリーに持ち込み山内選手のワンタッチから髙橋藍選手が決め7-8。さらに富田選手のブロックで10-10の同点に追い付きます。そして激しいラリーから宮浦健人選手が決め12-11と逆転します。しかし、アメリカのライン上へのサービスエースで13-12とされると、連続でブレイクを許し13-15でこのセットを取られ、フルセットの末、敗れました。
次戦は、日本時間8月2日(日)16:40から、スロベニア(同6位)と3位決定戦で対戦します。本大会最後の試合に臨む男子日本代表チームに、最後までご声援をよろしくお願いします。
<次戦>
8月2日(日)日本時間16:40 日本×スロベニア
TBSで地上波生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
小川智大選手
「アメリカという世界のトップチームと戦って、接戦になることは最初から分かっていたし、簡単にはいかない、ひとつのミスで流れが変わってしまうので、すべてを完璧に近い状態で臨みたかったし、臨めたと思う。その中で相手のポテンシャルに最後押されたしまった場面もあったので、練習しないといけないと思った。自分のところに来たボールは1本でも多く上げることを心が得ているし、個人というよりも日本のディフェンスを見せることができたと思うが、フォローだったりまだ詰められるところはあるので、そこが課題だと思う。精神的に苦しい試合は自分をすごく成長させてくれるし、その中で自分のパフォーマンスを出せるかが選手としての強さだと思うので、こういう試合ができたことは経験として最高だと思うし、まだ明日があるので、絶対に勝って、ネーションズリーグをいい形で終わりたい
髙橋藍選手
「勝てなかったことが全てだと思っているし、まだまだ反省する点と力不足だったと思う。でも今日負けたけど、明日、 3位決定戦があるので、そこにしっかり気持ちを切り替えて 3位を取りに行きたい。今日勝てなかった原因だったり、ダメだったポイントだったりを改善して、さらにいいチームを作っていきたいと思う。1点を取れるか取れないかで勝負が決まる世界だと思っているので、自分たちもチャンスはあったが、それを取ることができなかったのが、自分たちの今の力だと思っている。自分自身もまだまだもっと得点が取れたと思う。サーブでも、もっと相手を崩せたポイントが多かったので、まだまだだと改めて感じた。ベスト4からの壁が本当に高いところを改めて感じることができたのは、自分たちに必要な経験だったと思うし、オリンピックでメダルを狙っているからこそ、ここでしっかり勝つことが重要。まだ終わってないので、明日しっかり勝って終わりたいので、この後しっかりリカバリーして、3位決定戦にしっかり照準を合わせて、備えたい」
山内晶大選手
「非常にタフな試合になることを予想していたが、案の定タフなゲームになって、中でも自信につながるところもあったが、結果的にまだまだ自分たちが足りないところがあったということで終わり、今は悔しい思いでいっぱい。一点一点の執着であったり、ここ一点という場面や勝負強さが、相手が一歩上手だったのかなという印象。苦しい場面を多くくぐり抜けてきたチームならではの強さを見せつけられたのかなと思うし、本当に勝てそうなところだっただけあって悔しい。今はこの現状の自分たちの位置を受け止めて、また明日は試合があるので、まずはそこに切り替えてベストパフォーマンスを持っていけるようにしっかり準備していきたい。表彰台が、結果を出すという意味で目標、ゴールでもあると思うので、最後は勝って日本に帰って、皆さんにいい結果報告ができるように頑張っていきたいと思う」
写真提供:VolleyballWorld