ビーチバレーボール

第2戦 グランドスラム グランフロント大阪大会 男子は水町/黒澤組が2大会連続優勝 女子は石井/菊地組が昨年・青森大会以来の栄冠獲得

第2戦 グランドスラム グランフロント大阪大会 男子は水町/黒澤組が2大会連続優勝 女子は石井/菊地組が昨年・青森大会以来の栄冠獲得

晴天の初日から一転、雨の最終日となったジャパンビーチバレーボールツアー2026 第2戦 グランドスラム グランフロント大阪。悪条件をものともせず、会場は終始熱い戦いに包まれました。

まず行われたのは、男女の準決勝各2試合です。そのなかで注目だったのは、水町泰杜(トヨタ自動車株式会社/ウルフドッグス名古屋)/黒澤孝太(トヨタ自動車株式会社)×清水啓輔/勝岡将斗(ともにフリー)組の対戦。両ペアは第1戦名古屋大会兼第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)日本代表選手選考会の準々決勝でも対戦し、水町/黒澤組がセットカウント2-1で競り勝っています。この勝利で波に乗った水町/黒澤組は、その勢いのままトーナメントを駆け上がり栄冠を手にしました。

今回、雪辱を期して挑んだ清水/勝岡組でしたが、結果はまたしても敗退(13-21,18-21)。勝岡は「雨がたくさん降って風も吹いてくれればチャンスがあるかなと思っていました」とタフなコンディションを味方につけようと前を向いていたものの、降りしきる雨をものともせず強打を打ち込んでくる水町/黒澤組を止めることはできませんでした。

それでも、2023-24シーズンまでSV.LEAGUEで戦っていた勝岡にとって、今回の3位表彰台はビーチ転向後初。「自分のポテンシャルはビーチを始める前から信じていました」と力強く語る勝岡。その才能に対し、ビーチ経験豊富なペアの清水も「身体能力が高くスキルもある」と太鼓判を押しています。「色々な人と組む中で、着実にステップアップできている実感があります」と語る勝岡。今後もジャパンツアーを大いに盛り上げてくれるでしょう。

一方、勝ち上がった水町/黒澤組は、決勝戦で石島雄介(ゴッツfamily クラブ)/立谷純太郎(フリー)組と対戦。こちらも名古屋大会決勝戦に続き2大会連続の激突となりました。前回は水町/黒澤組がストレート勝ちしていますが、今回、先に主導権を握ったのは石島/立谷組です。石島が高さのあるブロックで相手にプレッシャーをかけると、立谷もサービスで得点を重ね5-2とリードを広げていきます。しかし水町/黒澤組も黙ってはいません。水町の二人の間を突く巧妙なサーブや黒澤のブロックで応戦し20-20と追いつきました。この勝負どころ、ゲームを動かしたのは水町が放った2本のサーブです。1本目は相手のサーブレシーブを乱し、返ってきたボールを黒澤がダイレクトで叩き込みポイント。2本目は強烈な一撃を叩き込み、相手レシーバーを弾き飛ばして連続得点。第1セットを先取しました。

第2セットに入ると水町/黒澤組の勢いはさらに加速。序盤から黒澤のモンスターブロックで7-4とリードすると、中盤以降もフェイクセットやツーアタックなどで相手守備を翻弄し21-13で勝利し2大会連続優勝を飾りました。試合後、「風雨のなかの試合だったので、しっかり足を動かして1本目の質を高めていこうというのがコーチからの指示でした。それを丁寧にできたことがよかったです」と勝因を語ったのは水町。黒澤は「キャッチからのサイドアウトの流れがよく、スパイクも高い打点から打てました。ブロックに関しても相手のクセを見て、考えて対応できたのがよかったと思います」と自身のプレーがレベルアップしていることを実感している様子でした。

惜しくも2大会連続準優勝となった石島/立谷組ですが、「自分がやってきたことには自負があります。相手をリスペクトしながらも、年齢などは関係なく自分のベストをぶつけていきたいです」(石島)、「チームとしても個人としても、いろいろな面をレベルアップさせていきたいと思っています」(立谷)と、闘志を新たに次なる戦いを見据えていました。

この男子決勝戦に続いて行われた女子決勝戦は、石井美樹(株式会社ラストウェルネス)/菊地真結(トーヨーメタル株式会社)組と、中川知香(ハウスコム株式会社)/秋重若菜(トヨタ自動車株式会社)組の顔合わせとなりました。試合は、サーブで主導権を握り続けた石井/菊地組がストレートで勝利(21-12,21-18)。昨年の第6戦青森大会以来、ペアとしてツアー2勝目を挙げました。

 

石井/菊地組は、アジア大会出場を目指して年頭に結成したこともあり、今大会でペアを解消します。大会前から分かっていたため、石井は「『最後は優勝して、うれし泣きで終わろう』と誓っていました。現実になり本当によかったです」と喜びを噛み締めていました。菊地も「この半年、ミキ(石井)さんから本当にいろいろなアドバイスをもらったことで成長できました。今度ミキさんと対戦するときは、『うまくなったね。こんなこともできるようになったんだね』と言ってもらえるように頑張ります」と濃密な時間を振り返っていました。

他方、敗れたもののビーチ2年目で初の決勝進出を果たした秋重は、「緊張よりもたくさん試合ができたことが楽しかったです。また大事な場面で強打を打ち切れたことは自信になりました」とさらなる成長を誓っていました。ペアの中川も「(秋重は)元気&パワフルで一緒にプレーしていて楽しい選手。これからもビーチ界の太陽みたいな存在でいてほしいです」とエールを送っていました。

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