アジアのライバル、イランにフルセットの末、勝利 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2026」(VNL)予選ラウンド第2週フランス大会が6月24日(水)よりオルレアンにて開催しました。
FIVB世界ランキング5位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは日本時間6月26日(金)、同17位のイランと対戦し、セットカウント3-2(25-19、25-19、20-25、23-25、15-12)のフルセットで勝利し、通算成績を6勝0敗としました。
第1セット、日本の最初の得点は西田有志選手のバックアタックでスタートします。互いにサーブレシーブが安定し、サイドアウトを取り合う展開となります。エバデダンラリー選手のブロックで8-7。さらに西田選手もブロックで得点し9-7とリードを広げます。石川祐希選手が相手ブロックを利用した巧みなスパイクを決めると、セッターの深津英臣選手は積極的にクイックを利用し得点につなげます。終盤、リリーフサーブの甲斐優斗選手のサーブでリズムを掴み、ブレイクに成功すると、最後はイランのスパイクがアウトになり25-19で第1セットを先取します。
第2セット、髙橋藍選手のスパイクで4-2とし、イランがタイムアウトを要求します。サーブレシーブが安定している日本は、1セット目同様、確実にサイドアウトを取っていきます。イランの強力なジャンプサーブも、リベロ・小川智大選手の安定したレシーブで、イランにブレイクを許しません。さらにリリーフサーバーで入った甲斐選手から2本のブレイクにつなげ21-16と点数差を広げます。深津選手のブロックでさらに勢いに乗ると、小野寺太志選手のクイックで25-19とセットを連取します。
第3セット、イランのサーブに攻め込まれ、ブロックやサービスエースを決められ2-6とされます。終始イランペースで試合が進んでいき、点数差を大きく離されます。サービスエースを4本、ブロック4本を許し20-25で第3セットを落とします。
第4セットは、宮浦健人選手、永露元稀選手、山本智大選手をスタートから起用します。しかしイランの勢いが止まらず、序盤からイランペースで試合が進み3-8と追いかける展開となります。宮浦選手のスパイクなどで徐々に流れを掴み、髙橋藍選手のサーブからでブレイクし8-9とします。セッターを深津選手に代えリズムが取り戻し14-16と2点差とします。さらに、宮浦選手のディグから髙橋藍選手が決め22-23と1点差とします。しかし、最後はイランのスパイクが決まり、23-25でイランがこのセットを競り勝ちます。
第5セットの序盤は一進一退の攻防となります。互いにサーブで揺さぶりをかける展開の中、宮浦選手のブロック、髙橋藍選手のサービスエースで10-8とします。日本は、サーブレシーブが乱れるも、石川選手が難しいハイボールを決め13-11。さらに、石川選手のサービスエースで14-11とマッチポイントを迎えます。最後は高橋藍選手が決め15-12でゲームセット。セットカウント3-2のフルセットで日本が6連勝を飾りました。
男子日本代表は次戦、6月27 日(土)24:00にアメリカ(同3位)と対戦します。唯一6連勝と勢いに乗る男子日本代表に引き続きご声援をお送りください。
<次戦>
日本時間6月27日(土)24:00 日本×アメリカ
BS-TBSで28日(日)21:00から録画放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
エバデダンラリー選手
「体力だけじゃなくて、次、相手が何するかというところで、クイックをひたすらやられていて、クイックに飛ぶのか、セッターの前のブロックに飛ぶのか、駆け引きで頭が疲れた部分があった。こういうのも経験になり次の糧にはなった。フルセットの経験がまだあまりできていなくて、本当にいい経験になった。今後、競った場面で僕らの力を発揮するという意味ではいい経験になった。中国ラウンドで戦った中国もそうだが、やっぱりアジアに対して意識はしていて、今年はオリンピック(出場権)がかかっているので、勝ち切ることができるのは大事なところだと思っている。(アメリカ戦に向けて)本当に世界の強豪国だと思うので、僕らの力を発揮するために1セット目から力を発揮できたら必ず勝利を掴めると思うので、序盤を大事にしてやっていきたい」
髙橋藍選手
「フルセットに持ち込んでしまって、第3セット目、第4セット目に仕掛けて試合を終わらせたかった思いはあるが、試合の流れや、相手の勢いもあったので、反省するべきポイントはあるが、まず勝つことが重要だった。同じアジアの対決で、ここで勝ってアジア選手権を迎えることは自分たちにとって必要だったし、ここで負けて(アジア選手権に)臨むとでは全然違うと思っていた。また自身が最後大事なポイントで勝負を決められたのは、目標にしてやっているので、エースとしての立場があるので、自分のパフォーマンスの在り方は良かった。2試合をフルセットでやって、フルセットの最後で大事な場面で全選手が役割を果たしていると思っていて、ここを勝ち切ることがチームの強さだと思っているので、勝ち切れたことは自信にして、まだまだ自分たちは強くなっていかないといけないの。これで満足せず、このイラン相手にも 3対0、3対1で勝てるチームを目指してやっていきたい。(アメリカ戦に向けて)間違いなくタフな試合になると思うが、どんな状況でもその場その場でしっかり対応して、アメリカ相手にしっかり勝ちたい」
宮浦健人選手
「4セット目のスタートで出て、流れを変えたいっていう気持ちを持って臨んだが、流れを変えられなかったことは一つ反省するところだが、最終的には試合に勝てたので、本当に良かった。まだまだこれから試合が続くので、こういった試合を勝ち続けることが大事になってきて、それが自信につながると思うので、継続してやっていきたい。イランは色んなメンバーが出てきて、それぞれがいいパフォーマンスをしていたので、また今後、脅威になるのかなと感じた。厳しい試合を勝っていくことが次につながると思うので、こういった試合を積み重ねてアジア選手権に向けて、勝ち切れるチームになっていけたらと思う。(アメリカ戦に向けて)アメリカは強いチームであるので、本当にタフな試合になると思うので、厳しい試合を勝ち切れるように頑張りたい」
写真提供:VolleyballWorld