国内大会

春高バレー 決勝は男子・日本航空×鎮西、女子・就実×古川学園

2022.01.08|国内大会

春高バレー 決勝は男子・日本航空×鎮西、女子・就実×古川学園

「ジャパネット杯 春の高校バレー 第74回全日本バレーボール高等学校選手権大会」は1月8日(土)、東京体育館(東京都渋谷区)の特設コート(センターコート)で準決勝が行われ、決勝に進む男女4チームが決定しました。

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前年度4強が準々決勝までに姿を消した波乱の男子、第1試合は鎮西(熊本)と日南振徳(宮崎)による、九州対決となりました。第1セット序盤は日南振徳が本大会躍進の立役者・甲斐優斗選手を軸に攻撃を組み立てリードしますが、対する鎮西も2年生エースの舛本颯真選手、平田悠真選手のアタックで盛り返すと、日南振徳の攻撃を立て続けにブロックで仕留めるなどし、セット先取に成功します。第2、3セットも1点差のせめぎ合いから、終盤に抜けだした鎮西が日南振徳を退け、ストレートで勝利。4大会ぶりの王座奪還とインターハイとの2冠まであと1勝としました。試合後、鎮西の桝本選手は「(今日は)大事なところでのバックアタックがよくできていたが、決勝ではもっと打ち切らないといけない。日本一になるために、上がってきたボールは全て決めたい」と覚悟を語りました。

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男子第2試合は、ノーシードから初の4強入りを果たした日本航空(山梨)と、8大会ぶりにセンターコートに立った雄物川(秋田)が対戦。第1セットは拮抗した展開から、終盤に抜けだした日本航空が先取します。続く第2セットも、攻めのサーブと粘り強い守備から5連続得点を奪った日本航空がリードを守り抜き連取すると、第3セットも勢いそのままに、セッター・樋口響選手の多彩なトスでアタッカー陣が躍動。ストレートで勝利し初の決勝進出を掴み取りました。明日の決勝に向けて日本航空のキャプテン・前嶋悠仁選手は「自分たちはインターハイに出られなかった。インターハイ王者の鎮西にどんなプレーができるのか、今から楽しみ」と笑顔で話しました。

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女子準決勝第1試合は、前年度王者・就実(岡山)と、3大会ぶりの優勝を目指す金蘭会(大阪)が対戦しました。第1セット、ブレイクポイントの奪い合いから就実が岡田愛菜選手の得点で一歩前に出ると、中盤にも連続得点を挙げてセット先取に成功。金蘭会も井上未唯奈選手、上村杏菜選手の得点で一時は逆転に成功しますが、深澤めぐみ選手、曽我紀美選手の両アタッカーが躍動する就実から連続得点を奪えず、立て続けに2セットを失います。後が無い金蘭会は上村選手にボールを集め、得点を積み重ねますが、就実も前年度優勝メンバーを中心に金蘭会を寄せ付けない試合運びを見せ、ストレートで勝利し2年連続で決勝進出を決めました。

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前年度3位の古川学園(宮城)とインターハイ覇者の下北沢成徳(東京)が対戦した女子第2試合は、攻守にわたり両校の意地がぶつかり合う展開に。第1セットは古川学園が接戦の末に取りますが、第2セットは下北沢成徳の谷島里咲選手、濱村ゆい選手がスパイクにブロックにと目覚ましい活躍を見せ、試合を振り出しに戻します。古川学園はタピア アロンドラ選手にボールを集めて第3セットを取ると、第4セットはタピア選手、鈴木玲香選手らのアタックで得点を重ね、後がない下北沢成徳の猛攻撃をしのぎ切り、2大会ぶりの決勝進出を果たしました。

今年の春の高校バレーもいよいよ大詰め。明日9日(日)には、男女決勝と表彰式・閉会式が行われます。最後まで選手達にご声援をお願いします。

■1月8日(土)準決勝試合結果

男子

鎮西(熊本)3-0 日南振徳(宮崎) (25-21、25-23、25-21)

日本航空(山梨)3-0 雄物川(秋田) (25-19、25-14、25-19)

女子

就実(岡山)3-0 金蘭会(大阪) (25-15、25-19、25-20)

古川学園(宮城)3-1 下北沢成徳(東京) (27-25、16-25、25-14、25-23)

■1月9日(日)決勝試合順

男子

11:30 日本航空(山梨) × 鎮西(熊本)

女子

13:45 就実(岡山) × 古川学園(宮城)

女子決勝終了後、表彰式・閉会式

写真提供:大阪フォトサービス

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