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ドミニカ共和国にストレートで勝利し、第1週カナダ大会を全勝で終える 女子ネーションズリーグ

ドミニカ共和国にストレートで勝利し、第1週カナダ大会を全勝で終える 女子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2025」(VNL)予選ラウンド第1週カナダ大会が6月4日(水)よりオタワにて開催されています。

FIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは日本時間6月8日(日)、同10位のドミニカ共和国と対戦し、セットカウント3-0(25-19、25-21、25-9)で勝利。開幕から1セットも落とすことなく4連勝で第1週カナダ大会を終えました。

第1セット、ドミニカ共和国の力強い攻撃と高さあるブロックに苦しめられ、序盤から中盤にかけて一進一退の攻防に。16-15から佐藤淑乃選手がサービスエースを決めると、続けて島村春世選手がブロード攻撃を決め、日本が流れを掴みます。19-17の場面で佐藤選手がバックアタックを打つと見せかけて、石川真佑選手にトスを上げフェイクセットを決めて日本が20点台に乗せます。勢いそのまま終盤を制し、25-19で第1セットを先取します。

第2セットは関菜々巳選手のサービスエースでスタート。幸先いいスタートを切ったかと思われましたが、ドミニカ共和国の強烈なスパイクを前に10-14とリードを許す展開に。13-15の場面で中川つかさ選手と秋本美空選手を2枚替えでコートに送り込むと、その秋本選手がスパイクやブロックで得点します。終盤、本大会初スタメンの岩澤実育選手が好レシーブで繋ぎ、佐藤選手のスパイクで長いラリーを制し同点に追いつきます。その勢いで日本が流れを掴み、25-21でこのセットも奪います。

第3セット、序盤から石川選手らアウトサイドヒッター陣の活躍で日本が勢い乗ると、宮部藍梨選手のサービスエースや島村選手のブロード攻撃などで順調に得点を重ね、25-9で第3セットも連取し、セットカウント3-0でカナダ大会を全勝で終えました。

女子日本代表は1週間空けて、第2週香港大会に臨みます。次戦は日本時間6月18日(水)18:00からタイ(同14位)と対戦します。女子日本代表に引き続き応援をお願いします。

<次戦>
日本時間6月18日(水)18:00 日本×タイ
BS-TBSで18日(水)21:00から放送、U-NEXTで生配信

<コメント>

島村 春世選手
「今日は(相手の)ブロックがすごく高かったので、今まで以上に相手のブロックポイントが多かったが、石川真佑選手がサーブで切り抜いてくれて、そこから相手のミスを誘ったり、こちらが粘り強くディフェンスをしたのを最後に決めきってくれたアウトサイドヒッターの人たちに感謝の気持ちでいっぱい。まだ自分のプレーに満足できていないので、もっともっと決め所あっただろうし、もう少し楽なゲーム展開にできた場面もあった。個人としてももう少しできただろうと思う場面があるので、しっかりビデオで自分の修正点を見返したい。ミドルブロッカーで9点取ることができたのは今大会初だと思うので、そこはしっかり自信にして次の試合に向けて準備していきたい」

岩澤 実育選手
「個人的にはシニアのデビュー戦だったので緊張したが、周りの選手の気迫を感じて自分も気迫を出してプレーできたと思う。(日本の)ブロックがすごく良くてコースを絞りやすかったので、自分の持ち味であるディフェンス力を出してプレーできた。止めるだけがブロックではなくて、しっかりブロックを飛んでコースを絞って、そこで日本の良さであるレシーブ力を生かすことができてすごくよかったと思う。」

秋本 美空選手
「最初はミスが多く、ドミニカ共和国のペースだったが、2、3セット目は自分たちのペースにできていたので、ベンチも盛り上がってすごくいい試合だった。(2セット目に初めてのブロックを決めたことについて、)打ってくると思っていなくてびっくりした。手を出したら当たった。(次戦に向けて)バックで試合に出たときに、日本の強みである繋ぎができないといけないと思うので、繋ぎの部分を修正したい」

写真提供:VolleyballWorld

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