大阪マーヴェラスが5大会ぶり2度目　ウルフドッグス名古屋が4大会ぶり3度目の優勝　令和7年度天皇杯・皇后杯ファイナルラウンド

12月21日（日）、京王アリーナTOKYO（東京都調布市）にて「令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会」ファイナルラウンドの男女決勝が行われました。

試合前には、演歌歌手の三山ひろしさんの国歌独唱と、日本バレーボール協会の評議員であり、お笑いタレントとして活躍する平野ノラさんの始球式（女子決勝のみ）で盛り上がりを見せた決勝戦。男子はウルフドッグス名古屋対ヴォレアス北海道の一戦となります。ウルフドックス名古屋は宮浦健人選手、水町泰杜選手を中心に攻撃を組み立て、リードを奪います。一方のヴォレアス北海道は三好佳介選手の連続サービスエースで1点差に詰め寄りますが、最後はウルフドッグス名古屋が逃げ切り第1セットを奪います。勢いに乗ったウルフドッグス名古屋が2セットを連取すると、第3セットも好調の宮浦選手が得点を重ねていき、試合は終盤へ。20－20の場面で、長いラリーから宮浦選手が決めて会場を沸かせます。そのままセットカウント3－0（25－23、25－22、25－23）のストレート勝ちで、天皇杯4大会ぶり3度目の優勝を決めました。

大阪マーヴェラス対NECレッドロケッツ川崎の決勝戦となった女子では第１セット、終盤で大阪マーヴェラスが東美奈選手のサービスエースで逆転すると、ファンヘッケ・リセ選手のスパイクなどで得点し、第1セットを奪います。第2セットを落とし迎えた第3セットは、30点を超えるデュースの末、林琴奈選手のブロックが決まり、セットカウント2－1とします。第4セットは、終盤追い付いたNECレッドロケッツ川崎がデュースを制し、試合はフルセットに突入します。最終セット、11－14とマッチポイントを握られた大阪マーヴェラスは、田中瑞稀選手のスパイクや林選手のサービスエースなどで追い付くと、最後は田中選手が決めてセットカウント3－2（26－24、16－25、33－31、24－26、17－15）で、大阪マーヴェラスが皇后杯、5大会ぶり2度目の優勝を決めました。

なお、MVPは女子が大阪マーヴェラスの田中瑞稀選手、男子はウルフドッグス名古屋の宮浦健人選手が受賞しました。4月に始まった都道府県ラウンドを皮切りに9カ月にわたり開催された今年度の天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会が閉幕しました。チーム、選手たちを応援してくださった皆さま、大会運営にご協力いただきました関係者の皆さまに心よりお礼申し上げます。