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U19男子日本代表が2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会に向けて強化合宿を実施

U19男子日本代表が2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会に向けて強化合宿を実施

ビーチバレーボールのU19男子日本代表が4月21日(日)~27日(土)の日程で強化合宿を行いました。これは5月1日(水)~5日(日)にローイエット(タイ)で行われる「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」に向けてのもので、稲垣喜一(嘉悦大学1年)/山下聖斗(鎮西高校3年)組、川村侑聖(花巻東高校3年)/萩尾太一(愛媛県立三島高校3年)組が川崎マリエンで汗を流しました。

 

2組のうち稲垣/山下組は、ビーチでの経験と実績を持つペア。稲垣が昨年の「全日本ビーチバレーボールジュニア男子選手権大会」優勝者で、山下は「鹿児島国体」で4位をマークしています。男子チームの佐藤洸祐コーチも「稲垣は、高さを生かしたブロックとアタックが持ち味。山下は、サーブを含めた思い切りのいい攻撃力が武器」と、2人のオフェンス力に期待を寄せています。

 

 

もう1組の川村/萩尾組は、ビーチでの経験はないものの「2人とも体格がよく(川村190cm、萩尾189cm)、バレーのスキルもある選手。この合宿中にしっかりとビーチの基礎基本を覚えることで、アジア選手権大会で戦えるレベルになると思っています」と佐藤コーチ。

 

 

「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」で5位以内に入れば、8月27日(火)~9月1日(日)に商洛市(中国)で行われる「2024ビーチバレーボールU19世界選手権大会」の本戦出場枠を得ることができます。U19としてビーチトップクラスの実績を誇る稲垣/山下組と、ビーチは未経験ながらポテンシャルを秘めた川村/萩尾組。2組がどんな戦いをしてくれるのか注目です。

 

◇佐藤洸祐男子チームコーチコメント

「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」ではサイズの大きい海外の選手と戦うことになると思いますが、そうした相手としっかり対峙するには自分たちの強みを理解して、それをきちんと試合で出すことがポイントとなります。合宿は1週間と限られた時間だったため、それぞれのチームのベースを作ることに注力しました。合宿で自信をつけて世界に臨んでくれると思っています。

 

◇稲垣喜一コメント

武器は打点の高さと打ち出しの早さです。それでスパイクを決めたり、ブロックアウトを取ることが得意です。基本的には強打が持ち味ですが、今はショットを使ってインナーやラインに打ち分けたり、ブロッカーの上を越すボールも交ぜるように心がけています。でも、そうしてショットをいろいろなところに散りばめて相手を乱すことを考えていると、自分の持ち味である強打が少なくなってしまうのが課題です。強打とショットをうまく使い分けること、レフトからの攻撃だけでなくライト側に回ってバックから攻撃するなどの工夫をしていきたいと思っています。

 

◇山下聖斗コメント

ビーチでは主にレシーバーをしていますが、インドアでのポジションがアウトサイドヒッターなのでブロックもできます。好きなプレーはスパイクです。昨年ビーチを始めたばかりのころは、インドアとは違う砂の上なので思ったように跳べませんでしたが、練習や合宿を重ねたことでジャンプ力が上がってきていると思います。ビーチは2人でいろいろと戦略や戦術などを考えてプレーできるのが醍醐味だと思います。課題はトスを上げるのがとても苦手なこと。この合宿では、ペアがアタックを打ちやすいトスを上げる練習を重ねました。ペアと話している目標は「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」で優勝することです。

 

◇川村侑聖コメント

まだビーチを始めたばかりですが、6人でコートを守るインドアと違いビーチは2人で守るので、ディフェンスからオフェンスへの切り返しが早く、それが大変ですが、逆に得点を取れたときのうれしさが大きいです。インドアのポジションはアウトサイドヒッターで、スパイクやブロックが得意です。でもビーチでは2人でカバーしなければならないので、ブロックとの連携が難しいです。またアタックもインドアのように助走ができないので、タイミングを取るのが難しいです。「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」では日本代表という自覚を持って一戦一戦大切に戦っていきたいです。

 

◇萩尾太一コメント

インドアではミドルブロッカーなので普段はサーブレシーブをしないのですが、ビーチではサーブレシーブもしなければならず、それが自分には新鮮で面白いです。またビーチは2人だけで戦っているので、お互いの声かけがとても大事だなと思っています。まだビーチを始めたばかりですが、ブロックは自分のよさが生かせると思っています。合宿をしたことでレシーブが少しですがうまくなり、砂上でのジャンプの仕方もうまくなったと思います。「2024ビーチバレーボールU19アジア選手権大会」では、一つでも多く勝ちたいですし、同時にとても貴重な機会なのでいろいろなことを吸収したいとも思っています。

 

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