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世界選手権王者のセルビアにストレートで勝利し、開幕2連勝 女子ネーションズリーグ

世界選手権王者のセルビアにストレートで勝利し、開幕2連勝 女子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2025」(VNL)予選ラウンド第1週カナダ大会が6月4日(水)よりオタワにて開催されています。

FIVB世界ランキング7位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは日本時間6月7日(土)、同10位のセルビアと対戦し、セットカウント3-0(25-19、25-21、25-13)で勝利し、開幕2連勝を飾りました。

第1セット、和田由紀子選手のスパイクで先制します。序盤は一進一退の攻防となりますが、島村春世選手の連続ポイントなどで日本がリードします。佐藤淑乃選手の相手のレシーブを崩すサーブや、石川真佑選手の強烈なスパイクで得点を重ね、25-19で第1セットを先取します。

第2セット序盤は1-5とセルビアにリードを奪われますが、佐藤選手のスパイクや島村選手のクイックなどで得点を重ね、和田選手のバックアタックで8-8と同点に追いつきます。そこからサイドアウトの取り合いとなりますが、先に日本が流れを掴むと、終盤まで優位に試合を進め、24-17で日本がセットポイントを握ります。セルビアが粘りを見せ連続失点を喫しますが、最後は相手のスパイクがアウトになり、25-21で2セットを連取します。

続く第3セット、この試合最多得点の和田選手のスパイクや、石川選手のバックアタックで日本が点差を広げていきます。セルビアはタイムアタックを要求し、試合の流れを引き戻そうとしますが、流れを渡さず、24-13と大きくリードしマッチポイントを迎えます。最後は相手ブロックを弾き飛ばす佐藤淑乃選手のスパイクで得点を奪い、25-13。2018年、2022年の世界選手権優勝のセルビア相手に、オランダ戦に続きストレートで勝利を収めました。

女子日本代表は次戦、日本時間6月8日(日)5:00からホームであるカナダ(同9位)と対戦します。女子日本代表に引き続き応援をお願いします。

 

<次戦>
日本時間6月8日(日)5:00 日本×カナダ
BS-TBSで8日(日)21:00から放送、U-NEXTで生配信

<コメント>

フェルハト・アクバシュ監督
「スコア的に見たら簡単な試合だが、実際はそうではない。セルビアが毎回メンバーやローテーションを変えてきている。特に試合の序盤は対応が難しかった。リズムを日本が掴みだしてからは少しずつ楽な展開に持ち込むことができた。(選手たちは)すごくいいレベルでコミュニケーションを取ることができている。(試合中は選手たちに)たくさんの戦術面のことを話していて、1、2セット目に関しては特にブロックディフェンスのシステムについて話していた。状況を常にダブルチェックしながらポジティブな声かけを心かけている」

小島満菜美選手
「自分たちが苦しめられる場面もあったが、しっかり勝ち切ることができてよかった。一昨日のオランダ戦が終わった後にブロックディフェンスを修正しようと準備して臨んだ。もう少し修正できるところはあったと思うので、相手の状況にすぐに対応する力を付けていきたい。(カナダ戦に向けて)相手に対してのブロックディフェンスの修正力や、もう少し大げさに色々と変えていくことができる部分を意識することと、自分たちのオフェンスをいいリズムでやっていくことが大事だと思うので、今回のカナダ大会で意識している4枚攻撃をもう一度意識してやっていきたい」

和田由紀子選手
「高さのある相手だったが、スパイカー全員がブロックを弾き飛ばすように、オフェンスで攻めていくことができた。相手はブロックの腕の部分が強いので、高い打点で手のひらに当ててブロックアウトをとることを意識した。(明日に向けて)まずはスタートで(出場して)、サーブで崩していくのと、ブロックディフェンスで今日も序盤ではまらなかったところが終盤で修正できたので、(明日も)苦しい時間もあると思うが、コミュニケーションをとり、早く修正して立て直していきたい」

写真提供:VolleyballWorld

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