ビーチバレーボール

ジャパンツアー 都城大会 霧島酒造オープン 男子は石島上田組、女子は柴村上組が優勝

ジャパンツアー 都城大会 霧島酒造オープン 男子は石島上田組、女子は柴村上組が優勝

朝から大粒の雨が降り続き、気温も上がらず厳しい環境で大会最終日を迎えたジャパンツアー 第3戦 都城大会 第26回ビーチバレー霧島酒造オープン。

男子決勝戦は、予選から勝ち上がってきた石島雄介(ゴッツfamilyクラブ)/上田翔貴(全日空商事株式会社)組と、今季第1戦 平塚大会 荒井商事杯を制している黒川寛輝ディラン(LIVZON)/長谷川徳海(ハウスコム株式会社)組との対戦になりました。
石島選手は第1戦2戦を西村晃一選手(WINDS)とペアを組み参戦していましたが、今大会は今季初参戦の上田選手との参加になります。

第1セット、相手のミスや黒川選手のブロックなどで黒川/長谷川組がリードした形でスタートをきりました。中盤も集中力を切らさず丁寧なプレーを続け、そのまま終始ゲームをコントロールした黒川/長谷川組が21 – 16で第1セットを先取します。
第2セットはお互いに強打の応酬が続く中、じりじりと石島/上田組がポイントを積み重ね、クロスを狙った上田選手のショットがぽとりと決まり21 – 17で石島/上田組がセットを取り返します。

そして、降りやまない雨が選手の体力を奪うなか始まった、勝負の3セット目。黒川選手の強打から試合が始まると、1点を取り合う攻防が続きます。しかし、黒川/長谷川組にミスがでると石島/上田組が先行する形になりマッチポイントを握ります。最後は黒川選手のハーフスパイクがアウトとなってセットカウント2 – 1でゲームセット。

優勝インタビューではお互いに感謝の言葉を述べあいました。

続く、女子決勝戦のカードはCassandra Dodd/Caitlin Bettenay(ともにAustralia)組×柴麻美(株式会社帝国データバンク)/村上礼華(株式会社ダイキアクシス)組です。今大会、柴選手は都城大会3連覇がかかっていました。そしてCaitlin選手は3年連続で都城大会への参戦になりますが、過去2大会は決勝戦で柴選手にフルセットの末、敗れています。

お互いに懸ける思いがあるなかで始まった一戦は、両者譲らず1セット目からシーソーゲームとなりました。ですが、村上選手がその均衡を崩します。17 – 16から村上選手のサーブをきっかけに、一気に流れを引き込むと4連続得点で柴/村上組が21 – 16と1セット目を奪取。

そして勢いそのままに2セット目も21 – 15とし、柴/村上組が今季初優勝。柴選手は個人で都城大会3連続優勝としました。試合後のインタビューで柴選手は「やっぱりここでは強いんだな」と、会場との相性の良さを語り、村上選手も「3年ぶりの都城大会出場でしたが、今季国内戦初出場だったので今回優勝することができて本当に嬉しい」とシーズン初戦での勝利を笑顔で締めくくりました

※今大会は雨天のため、総合表彰式ではなく準決勝終了後の個別表彰と、決勝戦終了後の個別表彰となりました

 

また、今大会に合わせ6月6日(金)に柴/村上組と西村/今村貴彦(パナソニックエナジー株式会社)組が都城市役所を表敬訪問しました。

柴選手は「3連覇目指して頑張ります」と今大会への意気込みを伝えており、有言実行の大会となりました。