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男子は早稲田大学が失セット0で完全優勝 女子は東京女子体育大学が55年ぶりの頂点に 全日本インカレ2025

ミキプルーンスーパーカレッジバレー2025秩父宮賜杯 第78回全日本バレーボール大学選手権大会 男子、秩父宮妃賜杯 第72回全日本バレーボール大学選手権大会 女子(以下全日本インカレ)は12月7日(日)に大田区総合体育館(東京都大田区)で最終日を迎え、男女の3位決定戦と決勝が行われました。

 

男子決勝は2年ぶりの日本一を狙う早稲田大学と、初めて決勝に進出した国士舘大学が対戦しました。第1セットは、初めての大舞台に燃える国士舘大学が、工藤築主将や定山蒼昊選手のスパイクなどで主導権を握ります。しかし早稲田大学はローゼンマーク有廉ジュニア選手や小野駿太選手のブロックで流れをつかむと、川野琢磨選手のスパイクで逆転に成功し、最後も小野選手のバックアタックでセットを先取します。続く第2セットも小野選手や川野選手、途中出場の德留巧大選手らが得点を重ねてセットを連取。あとがない国士舘大学はセッターの竹松魁柊選手を軸に攻撃を組み立てますが、強固な守備で追い上げを許さなかった早稲田大学が3-0(25-20、25-18、25-20)で勝利し、王座奪還を果たしました。

女子決勝は関東大学1部リーグ戦で春、秋と優勝した東京女子体育大学と、西日本インカレを制した鹿屋体育大学のカードとなりました。第1セットは鹿屋体育大学が、佐藤花楠選手のブロックなどで立ち上がりから6連続得点。山下遥華キャプテンや天野恋選手のスパイクでさらに点差を広げると、激しい追い上げをかわしてセットを先取します。第2セットは16-14と東京女子体育大学がリードした場面で渡邊彩美選手のサービスエースが決まり、勢いに乗ってセットを取り返します。東京女子体育大学は第3セット以降も佐藤彩夏選手や酒井夏菜選手の得点で主導権を握り続け、最後は小園瞳選手がブロックを決め3-1(23-25、25-19、25-19、25-17)で勝利。55年ぶり2度目の日本一をつかみました。

 

男子優勝の早稲田大学・前田凌吾主将は「日本一を取れたのはみんなのおかげ」と話し喜びを表現。女子優勝の東京女子体育大学・菊田美優主将は「このメンバーなら優勝できると思っていた。日本一になれてうれしい」と笑顔で語りました。

【男子】
優勝:早稲田大学
準優勝:国士舘大学
第3位:近畿大学
第4位:専修大学

【女子】
優勝:東京女子体育大学
準優勝:鹿屋体育大学
第3位:明海大学
第4位:筑波大学

(文責・写真提供:日本文化出版)

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