令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会 準決勝の見どころ
「令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会」ファイナルラウンドの準決勝が12月20日(土)、決勝が12月21日(日)にいずれも京王アリーナTOKYO(東京都調布市)で行われます。
20日(土)の第1試合は女子の大阪マーヴェラスvs.埼玉上尾メディックスのカードになります。2024-25 大同生命SV.LEAGUE女王の大阪マーヴェラスはキャプテンの田中瑞稀選手やエースの林琴奈選手が安定感抜群のプレーで攻守の軸を担い、さらに身長198㎝のアメリカ籍ミドルブロッカー、サマンサ・フランシス選手が加入したことで、ブロックディフェンスに磨きがかかっています。対する埼玉上尾メディックスは現在行われている2025-26 大同生命SV.LEAGUEでは週末の2試合でメンバーをがらりと変えるターンオーバー制を敷いていますが、今大会では3回戦、準々決勝とほぼメンバーを固定。キャプテンの内瀬戸真実選手を中心にセッターの岩崎こよみ選手やリベロの岩澤実育選手と幅広い年齢層の力を結集させて戦います。
続く第2試合は女子の昨年度の皇后杯女王であるヴィクトリーナ姫路vs.NECレッドロケッツ川崎のカードになります。ヴィクトリーナ姫路はチームにとって今大会初戦となった3回戦の岡山シーガルズ戦で2セットダウンと窮地に立たされながらも逆転勝利を収め、大会連覇へスタートをきりました。女子日本代表でもプレーするリベロの福留慧美選手を中心とした組織的な守備力がチームスタイルの姫路に対して、NECレッドロケッツ川崎は圧倒的な攻撃力が持ち味です。エースの佐藤淑乃選手や大同生命SV.LEAGUEにおいて直近2シーズン連続でトップスコアラーに輝いているヌワカロール・シルビア選手らが得点源を担い2大会ぶりの優勝を目指します。
ここからは男子が行われ、第3試合はヴォレアス北海道vs.東京グレートベアーズのカードになります。ヴォレアス北海道は準々決勝において、前回大会王者のサントリーサンバーズ大阪を撃破。相手の強力なサーブをリベロの外崎航平選手やエストニア籍アウトサイドヒッターのタンメアル・マート選手がしっかりと返球し、セッターの山岸隼選手が幅広い攻撃を組み立てました。対する東京グレートベアーズもセッターの深津旭弘選手がスピード感にあふれるトスワークを繰り出し、かつポーランド籍オポジットのクレク・バルトシュ選手やスロベニア籍ミドルブロッカーのコザメルニク・ヤン選手そしてアウトサイドヒッターの後藤陸翔選手らを軸としたダイナミックな攻撃で勝機を手繰り寄せます。
最後の第4試合はウルフドッグス名古屋vs.ジェイテクトSTINGS愛知のカードになります。ウルフドッグス名古屋は男子日本代表でも活躍するオポジットの宮浦健人選手や2024-25 大同生命SV.LEAGUEで新人賞に輝いた水町泰杜選手を中心に、チーム全体でサーブを強みとします。効果的に相手を崩して攻撃を絞るとブロックディフェンスで切り返し、セッターの深津英臣選手が多彩な攻撃を仕掛けます。対するジェイテクトSTINGS愛知は準々決勝で東レアローズ静岡との壮絶なゲームを制して、3年ぶりの優勝へ弾みをつけました。ミドルブロッカーの髙橋健太郎選手が前衛で相手の攻撃をはね返し、攻めてはアメリカ籍アウトサイドヒッターのデファルコ・トリー選手や今季新加入したフランス籍オポジットのボワイエ・ステファン選手らが豪快に得点を重ねます。
21日(日)の決勝へ駒を進めるのは、果たしてどのチームか。ぜひ会場や映像越しに選手たちへご声援をお願いいたします。
関連リンク
令和7年度天皇杯・皇后杯 JVA全日本バレーボール選手権大会