ビーチバレーボール

アクティオエキシビションマッチ横浜 SV.LEAGUE MENは信州松本トライデンツ 一条/石坂組が優勝

アクティオエキシビションマッチ横浜 SV.LEAGUE MENは信州松本トライデンツ 一条/石坂組が優勝

ジャパンビーチバレーボールツアー2026 第5戦グランドスラム横浜赤レンガ倉庫大会にあわせ、付帯イベントとして「アクティオビーチバレーボールエキシビションマッチ横浜 SV.LEAGUE MEN」が7月10日(金)に横浜赤レンガ倉庫(神奈川県横浜市)で開催されました。

大会には大同生命SV.LEAGUE男子の東京グレートベアーズから6選手(髙島優作、黒川竜星、亀山拓巳、五頭寛大、今橋祐希、大竹壱青)、ジェイテクトSTINGS愛知から4選手(堺爽人、出水充希、藤中優斗、川口柊人)、大阪ブルテオンから5選手(中村駿介、金田晃太朗、伊賀亮平、仲本賢優、垂水優芽)、広島サンダーズから4選手(柳北悠李、阿部大樹、山本将平、山元快太)、ウルフドッグス名古屋から2選手(山田脩造、山崎彰都)、信州松本トライデンツから2選手(一条太嘉丸、石坂朋也)、ヴォレアス北海道から2選手(池田幸太、浜田翔太)の7チーム計12組が参加しました。

各チームはこの日に向けて、ビーチバレーボールの練習に取り組んできたようですが、とはいえインドアが主戦場です。さらにルールが通常の21点3セットマッチではなく複数のチームが同時に試合を行う「Crown of the beach」方式と独特なだけに、息の合ったコンビを繰り出すペアもいれば、なかなか練習の成果を発揮できず苦い表情を浮かべる選手の姿が見られました。

なお本番の前にはデモンストレーションが設けられ、参加選手たちが実際に「Crown of the beach」で試合を行い、コートMCがルールを解説することで足を運んだ観客にも大会を味わってもらえる取り組みが図られました。

そうして始まった本番では選手たちが砂の上で体を投げ打ってボールをつなぐほか、ヴォレアスの池田選手がスカイサーブを放ち、さらに東京GBの大竹がオーバーハンドの反則を警戒するあまりにヘディングでレシーブしたボールが相手コートに落ちて得点となる珍プレーも飛び出すなど、会場は盛り上がりを見せました。

白熱した戦いが続く中、ファイナルに進んだのは山本/山元組(広島TH)、山田/山崎組(WD名古屋)、一条/石坂組(信州松本)、中村/金田組(大阪B)でした。

試合中盤までに全チームがポイントを挙げるなか、最後は一条/石坂組がクラウンコートを譲ることなく一気に5連続でポイントをマークし、タイムアップ。見事、大会を制しました。「まずは楽しむこと」を念頭に置いていたと口をそろえる一条/石坂組はチームの拠点である長野県のサンドコートで練習を重ねてきたといいます。ですが「ふだん練習しているコートは風もなく砂も硬いので、風が吹いて砂が沈む今回の会場で『初めてビーチバレーボールをした』感覚を覚えました」と一条選手。石坂選手も「風と砂が異なるなかで、どういうプレーができるのか、を味わいながら大会に臨みました」と振り返りました。

この一条/石坂組は今年8月に開催予定の「ビーチバレージャパンJVA第40回全日本ビーチバレーボール選手権大会 男子」の長野県予選を6月28日にクリアした実績の持ち主。ですが「Crown of the beach」方式の大会は初めてで、「試合の状況に応じて、ポイントを取るべき場面で取らなければ、展開が苦しくなる。そこが難しかった」と一条選手はコメントしました。今回のエキシビションマッチを経て、次はいよいよビーチバレージャパンに臨みます。ビーチバレーボール選手として活動することを表明した石坂選手は「一つでも多く勝てるように、楽しくプレーしたい」と意気込みました。

準優勝は山本/山元組で、所属先の広島THでは山本選手がチーム最年長、今春から加入したルーキーの山元選手がチーム最年少という年齢の幅が話題のペアでした。いざコート上では「僕がしっかりとボールを叩いて得点する」と話す山元選手がフレッシュかつ豪快にアタックを放つ一方、ベテランの山本選手がファイナルに進出する長丁場になっても最後まで懸命にボールへ食らいつくなど、それぞれが持ち味を発揮します。大学時代にビーチバレーボールに興じたことがあるという山元選手は「視野を広く持ってプレーする点など、インドアとは違う新しい発見がありました。メインであるインドアでさらに成長するきっかけがつかむ機会になりました」と振り返りました。対照的に、ビーチバレーボール未経験だったという山本選手はその難しさや楽しさに加えて、「一つ一つのプレーでお客さんが盛り上がる、競技としてのポテンシャルの高さをとても感じました」と感無量の様子でした。

そうした競技性の違いを味わったのは3位の山田/山崎組も同じでした。所属先のWD名古屋からは、インドアとビーチバレーボールの二刀流を実現させ、今年のジャパンツアーでは開幕から連勝を飾った水町泰杜(トヨタ自動車株式会社/ウルフドッグス名古屋)選手がいます。山田選手は「ほんとうに『すごい』の一言に尽きます。おそらく今回のエキシビションマッチに参加した選手たちは実際にビーチバレーボールをやってみて、彼のすごさを実感したことでしょう。ビーチバレーボールでもトップを走る選手がWD名古屋でプレーしていることは、(インドアの)バレーボール界にとっても大きなことだと思いますし、ビーチバレーボールにもさらに足を運んでいただき、WD名古屋と併せて応援してもらえたらと願っています」と語りました。