ビーチバレーボール

SVリーグ所属チームや元日本代表選手も参加したジャパンツアー 立川立飛大会 Crown of the beach

SVリーグ所属チームや元日本代表選手も参加したジャパンツアー 立川立飛大会 Crown of the beach

昨年初めて開催し多くの人を魅了した、新たな競技形式「Crown of the beach」が、6月27日(金)~29日(日)にかけて、東京都立川市にあるTACHIHI BEACHにて行われました。

初日27日(金)は「アクティオエキシビションマッチ」として、SVリーグ、Vリーグ、招待チーム、大学生チームの合計16チームがCrown of the beachを目指し、慣れない砂の上で試行錯誤しながら勝負を進めました。試合では亀山拓巳/五頭寛大(ともに東京グレートベアーズ)組が合計6Roundを勝ち上がり見事Crown of the beachの座に。惜しくも準優勝だった青山学院大学の高宮エヴァン/中村來太郎組は来年もこういった大会があればまた出たいと、笑顔で大会の面白さを話してくれました。

そして、28日(土)~29日(日)はジャパンビーチバレーボールツアー2025 第4戦 立川立飛大会として開催しました。

今大会は女子10チーム、男子20チームのためスケジュールや一部の競技方法が異なるなかでの開催となりましたが、いくつもの名勝負が生まれ、会場では多くの歓声が響きました。

女子では各Roundにおいて安定した強さを見せた白幡亜美(ハウスコム株式会社 )/福田鈴菜(株式会社ガーディアンシップ)組が初優勝。今季のジャパンツアーでも安定した強さを見せており、後半戦に向け弾みのついた大会となったはずです。

男子は前日のアクティオエキシビションマッチに参加したSV・Vリーグの全チームが参加しました。前日にプレーしたことで身体が順応し始めているのか、ビーチバレーボール選手に引けを取らない動きもみられ、まさに1つのCrownをめぐっての攻防が続きました。混戦の試合が続き、各Roundにおいて有名選手、代表選手などが敗退していくなかで、堅実に勝ち上がってきたのが今井駿世/畑辺純希(ともに梅畑家)組でした。派手なプレーはありませんがミスが少なくサイドアウトがきっちり取れるチームです。

Final Roundでは各チームが接戦となりましたが、最後までポイントを死守した今井/畑辺組が初のCrown of the beachを手にしました。

試合後インタビューで「この形式でなければ勝てなかった」と畑辺選手が言うように、通常の試合とは異なる競技形式のため、違った視点でまた試合を見るのもCrown of the beachの醍醐味と言えるでしょう。

そして、併せて覚えておきたいのが、この競技形式はカード引きも極めて重要なポイントになります。まずCrownカードを引き当てるとCrownコートの権利を最初にもらうことができ、一番最初にポイントを獲得できる確率が上がります。さらにCrownコートに滞在したことによって移動回数も1が与えられます。よって誰しもがCrownカードを引き当てたいと思うのです。

次にカードの強さが求められるのは複数チームが同点の場合。

同点の場合、次に比較されるのが移動回数、その次が連続得点、それでも決着がつかない場合、カードの優先順位順に上位となります。

以上のことからCrown of the beachは運の要素も入った競技形式となります。