ビーチバレーボール

ジャパンツアー2026スタート!アジア大会代表選考会も兼ねた第1戦名古屋大会は男子 水町/黒澤組、女子 伊藤/沢目組が優勝

ジャパンツアー2026スタート!アジア大会代表選考会も兼ねた第1戦名古屋大会は男子 水町/黒澤組、女子 伊藤/沢目組が優勝

ジャパンビーチバレーボールツアー2026の幕が開きました。今年は第1戦 名古屋大会を皮切りに第6戦 平塚大会 荒井商事杯まで全6大会が開催されます。

開幕戦となった名古屋大会は、9月20日(日)~ 10月3日(土)にかけて行われる第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)の日本代表決定戦を兼ねており、男女それぞれ上位2チームが派遣候補となります。前回の2023年杭州大会では女子の溝江明香/石井美樹組が銀メダルを獲得しており、地元開催(会場は碧南緑地ビーチコート)となる今回は2002年釜山大会で男子の白鳥勝浩/渡辺聡組が獲得して以来の金メダルが期待されます。

勝利すればアジア競技大会派遣候補選手となる準決勝。男子は、水町泰杜(トヨタ自動車株式会社/ウルフドッグス名古屋)/黒澤孝太(トヨタ自動車株式会社)組と石島雄介(ゴッツfamilyクラブ)/立谷純太郎(フリー)組、女子は松本恋/松本穏(株式会社ジェイアール東海髙島屋)組と伊藤桜(日本通運株式会社)/沢目繭(ミライラボバイオサイエンス株式会社)組が派遣候補となりました。このうち石島はインドアで2010年の広州大会に出場し金メダルを獲得していますが、ビーチバレーボールとしては全員がアジア競技大会初出場です。

男子決勝は水町/黒澤組と石島/立谷組が対戦し、水町/黒澤組がストレート勝ちを収めました。この試合、今春に明治大学を卒業したばかりの22歳・黒澤が大躍進。大学時代に関東大学リーグでベストスコアラー賞やサーブ賞を獲得していますが、ここでも高い打点からの攻撃、連続モンスターブロックと驚異のプレーを披露。それに応えるように水町も「火を噴く」という比喩が嘘ではない力強いスパイクを叩き込み、強敵にストレートで勝利。黒澤はジャパンツアー最年少優勝記録を更新しました。

ビーチバレーボールでは今年からタイムアウト時にコーチからのアドバイスを受けることが可能になったのですが、それについて水町は「僕たちは『できない』というより『知らない』ことが多く、相手の動きなどに気づかないこともあるので、コーチから情報をもらえるのはすごく大きいです」と新ルールが勝利を後押しした背景も明かしました。ビーチバレーボールを本格的に始めて3年目の水町と、「高3のときからビーチもプレーしていますが、本格的に取り組み始めたのは大学を卒業してから。砂の上での飛び方やブロックもまだまだ改善の余地だらけです」という黒澤。若き才能がこれからどこまで力を伸ばすのか楽しみです。

女子決勝戦は、伊藤/沢目組と松本恋/松本穏組という実力派同士が激突。両ペアともに機動力と多彩なコンビネーションを武器に、駆け引きの多いハイレベルな攻防を展開。巧みなハンドリングでブロッカーを翻弄するだけでなく、オープンコートを突く技術や意表を突くワン返しなど知的なプレーが随所で光りました。

第1セットを先取したのは松本姉妹でしたが、第2セットは伊藤/沢目組が奪い返し迎えた運命の最終セット。18‐18まで一歩も譲らぬ大接戦となったものの、最後は松本姉妹のサーブレシーブの乱れを伊藤/沢目組が的確にハードヒットで仕留め20‐18で激戦を制しました。試合後、「サーブでプレッシャーをかけ続けることができました。デュースの展開を想定して練習してきた成果が出ました」と勝因を語った伊藤/沢目組。一方の松本姉妹は「セットは取れましたが自分たちが描いていた内容とはズレがあり、そこを相手に突かれてしまいました」と激闘を振り返っていました。

【第20回アジア競技大会(2026/愛知・名古屋)派遣候補ペアのコメント】

水町/黒澤組「今度のアジア競技大会は日本開催なので、多くの人にビーチバレーを知ってもらうチャンス。派遣候補となったことがすごく嬉しいです。また、自分たちのプレーがどれだけ通用するのかということも楽しみです。アジア競技大会までにジャパンツアーに参戦したり海外遠征をしたりする予定なので、まずは目の前の試合に集中し、ペアとしてできることをコツコツ積み重ねていきたいと思っています」

石島/立谷組「昨シーズンからアジア競技大会に向けて取り組んできていたので、まずは派遣候補となったことが非常に嬉しいです。これからは高さとスピードある海外選手相手に戦えるよう今より1段階も2段階もレベルを上げていく必要があるので、2人しっかり協力して取り組みたいです。(インドアに続きビーチでもアジア競技大会出場となった石島)インドアとビーチは違いますし、当時とはバレーの流れも変わってきています。しっかりと世界と戦うという意識で臨みます」

伊藤/沢目組「アジア競技大会に出場することを目的に昨年からチームを組みました。これまで結構ぶつかったりして国際大会でも1回戦負けが続くなど苦しい時期がありましたが、今大会に100%を持ってくることを頑張って、派遣候補となり、優勝もできてよかったです。パワフルさと明るさが取りえのチームです。アジア競技大会では金メダル獲得を目指します」

松本恋/松本穏組「地元開催ということだけでなく、今年から株式会社ジェイアール東海髙島屋の所属になったということもあり、いろいろな方に期待されているのに応えなければというプレッシャーがありましたが、皆さんにいい報告ができるのはよかったと思います。アジア競技大会には本当にいろいろな方が応援にきてくださると思うので、その力を借りていいプレーを披露したいと思っています」