スミセイVitalityカップ JVA第45回全日本バレーボール小学生大会が開幕

全国47都道府県の代表チームが一堂に集い、日本一を目指しながら日頃の練習の成果を披露する全日本バレーボール小学生大会全国大会。今年は、「スミセイVitalityカップ JVA全日本バレーボール小学生大会」と装いも新たに45回目の大会を迎えました。初日の8月4日(月)には、“全小”としては初の会場となる京王アリーナTOKYOで開会式を実施。男子、女子、男女混合の全152チームが、晴れの舞台に立つ喜びいっぱいの表情でアリーナを元気よく行進し、応援席では各チームの保護者をはじめ、これまでチームづくりに携わってきた多くの方々の温かい拍手が響いていました。
行進が終わり、全チームが一堂にそろうと、大内賢司大会委員長が開会を宣言。続いて、公益財団法人日本バレーボール協会の川合俊一会長が「バレーボールは仲間が仲間を助けるスポーツです。ときには調子の悪い選手がいることもあるかもしれません。そんなときには、ぜひ仲間に声をかけて、いつもの力を大会で発揮できるよう助け合ってください。そして、小学校を卒業した後は、中学や高校でもぜひバレーボールを続けてもらいたいと思います。さらに、その後はぜひ日本を代表するような選手が、この大会から出てくれることを願っています」とあいさつし、選手たちを激励しました。
「誓いの言葉」は、出場全チームを代表して奈良県男子代表、片桐VBCの井上純斗キャプテンが登壇。「僕は3年生までドッジボールをやっていましたが、その頃、テレビで『ハイキュー!!』を見て、一度やってみたいと思ったのがバレーボールを始めたきっかけでした。練習試合でも全然勝てませんでしたが、県大会はあきらめず、一球一球、仲間を信頼し、みんなで勝ち取った優勝でした」と、思いを込めてこれまでの道のりを語ると、最後は「今日集まった選手の皆さん、みんな一緒に輝きましょう」と呼びかけ、会場は割れんばかりの拍手に包まれました。
続いて愛媛県男子代表、久米男子排球部の佐伯澄子監督が指導者の言葉を述べ、開会式は終了。なお、今回の開会式には大会公式アンバサダーの木村沙織さん、2012年のロンドンオリンピックで木村さんとともに銅メダルを獲得した狩野舞子さん、江畑幸子さんの3人が出席。抽せんで選ばれた男子、女子、男女混合の各1チームとパスやスパイクなどボールを交わし交流をはかるとともに、出場チームに応援のエールを贈りました。
大会は5日(火)、6日(水)に京王アリーナTOKYO、町田市立総合体育館、大田区総合体育館(以上、東京都)、相模原ギオンアリーナ、海老名運動公園総合体育館(以上、神奈川県)、船橋アリーナ(千葉県)で予選リーグ戦が行われ、最終日の7日(木)には決勝トーナメント(準々決勝、準決勝、決勝)が町田市立総合体育館で実施されます。
今年の大会テーマは「君がヒーロー 君もヒロイン みんな主役だ全小バレー」。この夏の経験がかけがえのない一生の思い出となり、そして一人一人の輝く未来へとつながることが期待されます。
(文責・写真提供:日本文化出版)