女子日本代表シーズン総括記者会見 フェルハト・アクバシュ監督「今シーズンの結果を受けて明るい将来が見えた」

バレーボール女子日本代表のフェルハト・アクバシュ監督が9月10日(水)、都内にてオンライン会見に臨み、今シーズンの総括について語りました。
冒頭、技術委員会の安保澄副委員長からアンダーエイジカテゴリーを含めた今シーズンの成績について振り返りが行われ、「世界選手権については終わったばかりなので、十分な検証が行われていないが、世界の潮流を把握すること、世界の潮流に対して日本チームがどのようなところが強みで、どのようなところが弱みなのか。強みをどのように伸ばしていくのか、またどのように弱みを消していくのか、これについて十分に検討していく必要がある」と語ったあと、「フル代表の選手層に厚みを持たせるかが重要になってくる。今回は監督の意向もあり、根を太くする考えがあった。それにより今季はB代表を作って活動してきた。B代表、FISUワールドユニバーシティゲームス、女子U21日本代表で活躍した選手はフル代表の実力に近い選手、可能性のある選手が多々いるので、こういった選手たちに国際経験を積む機会を与えていきたい」と来季以降の強化について話しました。
その後、アクバシュ監督は今シーズンについて、「今回、ネーションズリーグには新しい核となるチームで挑んだ。同じチームで世界選手権も戦った。ネーションズリーグ、世界選手権において準決勝まで進むことができ。大切ことは最初から最後まで熱意や情熱を切らさなかったことだったと思う。弱みを改善していく必要があるし、強みをもっと向上していく必要がある。それを私たちは全力でやってきた。新しいチームで上手くやれたかと思う。今後も継続していきたい」と語りました。
また、ネーションズリーグと世界選手権で4位という成績を残したことについては、「ネーションズリーグではとにかくチームを向上させることに注力して、結果にはそこまでこだわっていたわけではなかった。準決勝に進み、結果もよかった。準決勝ではマッチポイントまでいくことができた。満足ではないが、これからの結果を受けて明るい将来が見えた」と話しました。

アクバシュ監督のもと、ロサンゼルス2028オリンピックに向けてさらなる成長を続けるバレーボール女子日本代表チームに引き続きご注目ください。