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トルコにストレートで敗れ開幕戦黒星を喫する 2025男子世界選手権大会

トルコにストレートで敗れ開幕戦黒星を喫する 2025男子世界選手権大会

「2025男子世界選手権大会」が9月12日(金)から、マニラ(フィリピン)で開幕しました。

FIVB世界ランキング5位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは、9月13日(土)、同16位のトルコと対戦し、セットカウント0-3(19-25、23-25、19-25)のストレートで敗れ、開幕戦で黒星を喫しました。

第1セットは小野寺太志選手のBクイックで先制点を奪うと、続けて小野寺選手がブロックも決めてブレイクに成功します。石川祐希選手のパイプ攻撃や宮浦健人選手のサーブポイントなどで9-6とし、序盤は順調に試合を進めます。しかし、トルコの強烈なサーブから流れが逆転し、日本にミスも出て14-19としたところで日本がタイムアウトを要求します。西山大翔選手と永露元稀選手を2枚替えでコートに送り込み、その西山選手のスパイクで反撃を試みますが、第1セットを19-25で奪われます。

第2セット、流れを変えたい日本。トルコの勢いが弱まり始めたところで、日本のベンチワークが冴え、相手のミスもあり12-10と序盤は日本がリードする展開に。しかし、トルコもサーブとブロックで攻め、12-14とされたところで日本がタイムアウトを取ります。トルコの強烈なサーブが続き、13-17とさらにリードを広げられたところで日本は再びタイムアウトを要求します。上手くサイドアウトを取ることができない日本は、流れを変えるべくリリーフサーバーに甲斐優斗選手を起用します。その甲斐選手のサーブで19-21まで点差を縮めますが、セットを取るまでは至らず、23-25で2セットを連取されます。

後がない日本は第3セット、スタートから2本のブロックでブレイクし3-0と好調な滑り出しを見せます。しかし、トルコのサーブでパスを崩され、4-5と逆転されます。2枚替えなどで流れを変えたいところですが、上手く流れを掴むことができず、14-17で日本がタイムアウトを取ります。その後も日本にミスが続き14-19。トルコのブロックに苦しめられ、リズムを掴むことができない日本は、最後まで本来の良さを出すことができず、19-25でこのセットも落とし、セットカウント0-3のストレートで敗れました。

男子日本代表チームは次戦、9月15日(月・祝)にカナダ(同10位)と対戦します。引き続き男子日本代表チームにご声援をお送りください。

<次戦>

日本時間9月15日(月・祝)日本×カナダ
TBS系列(地上波)で17:00から放送、U-NEXTで生配信

<コメント>

髙橋藍選手

「特別、自分たちが悪かったかというとそうではないという感覚。相手のサーブやブロックディフェンスがとても光っていた。すごくやりづらさを感じた。いつもなら取れている1点が取り切れない。向こうにそれを取られていた。うまく乗り切れずに終わった試合。終わってしまったことは仕方がないが、予選を突破しないといけないので、次の試合に勝つことを意識してやっていく必要がある。自分自身感覚はよかったので、スパイクにもいいものがあったが、いいスパイクを打った時に拾われてしまう。いいスパイクに限って拾われてしまって乗り切れない。考えてしまうこともあったが、それは自分だけでなく他の選手もそうだと思うので、チームの難しさにつながったと思う。(次の試合に向けて)もう勝つしかないので、追い込まれた状況だが勝つことを意識して次の試合もやっていきたい。自分たちのチームを信じているし、自分自身も信じているので、反省を生かして、次の試合勝つことだけを意識していきたい」

山本智大選手

「初戦という難しさもありながら負けてしまったが、この敗戦をネガティブに捉えず、ポジティブに捉えて、あと2試合に勝って、(準々決勝で当たる可能性が高い)ポーランドに勝つという気持ちを持って、チーム皆が気持ちを切り替えて次の試合に臨めるように頑張っていきたい。(敗因は)自分たちが悪かったわけではないと思うが、相手のサーブとブロック、ディフェンスが非常に良かったので、そこで苦しめられた印象。しっかり自分たちが取るべき場面で点数が取れなかったので、(そのような場面で)取っていくことが試合に勝つためには非常に大切なことだと思う。まだ2戦残っているのでしっかり勝って、ファイナルラウンドに進んでいきたい」

エバデダン・ラリー選手

「ストレートで負けたことに対して悔しさはあるが、個人的なプレーに関しては良いところもあったのでそこは評価していきたい。全体的に相手の繋ぎに対して、こちらが先にミスを出すところがあったので、次戦は日本らしい粘り強さを出していきたい。決定本数はそこまで多くはないが、(相手が)ミドルブロッカーに対して付かざる負えないイメージを付けることができたと思っているので、そこは良かった。もっと準備をして次の試合に臨んでいきたい」

写真提供:VolleyballWorld

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