中国に敗れ4位で大会を終えるも、来年行われる女子U17世界選手権大会出場権を獲得 2025女子U16 アジア選手権大会

11月1日(土)にアンマン(ヨルダン)で開幕した「2025女子U16アジア選手権大会」が8日(土)に最終日を迎えました。
予選ラウンドB組を首位で通過したバレーボール女子U16日本代表チームは、2次ラウンドではタイと対戦し、セットカウント3-0(25-19、25-16、25-19)のストレートで勝利し、続くチャイニーズタイペイとの試合にもセットカウント3-2(25-21、25-23、22-25、23-25、15-10)でフルセットの接戦を制し、連勝で2次ラウンドを終えました。
7日(金)行われたセミファイナルラウンドでは韓国と対戦。最後まで粘りを見せますが、セットカウント2-3(25-20、19-25、25-21、22-25、8-15)で惜しくも敗れ、3位決定戦に進むこととなりました。
3位決定戦は中国との対戦に。第1セットは早坂理南選手、杉本蓮選手、高橋美心選手のスパイクや水野加菜選手のクイックとブロックなどで得点を重ねていきます。中国は両ミドルブロッカーを中心とした攻撃で得点を奪い、20-20まで互いに譲らず一進一退の展開となります。中国が21-24と先にセットポイントを握りますが、日本は高橋美心選手の攻撃で逆転に成功し、最後は杉本選手のスパイクで28-26とし、第1セットを先取します。
第2セットは日本にミスが出る一方、中国はクイックや高さあるレフトからのスパイクで得点を重ね、中国が優位に試合を進めます。日本は高橋美心選手を中心にサイドアウトを奪いますが、中国の両ミドルブロッカーとレフトかあの攻撃に対応しきれず、第2セットを16-25で落とします。
第3セット、日本は高橋美心選手のスパイクで得点しますが、中国のレフトからのスパイクが効果的に決まり、9-13と劣勢の展開に。後半、高橋美心選手と杉本選手のスパイクで日本は19-20と粘りを見せますが、中国にレフトからのスパイクで突き放され、第3セットも21-25で落とします。
第4セットは前半から高橋美心選手のスパイクや早坂選手のサーブ、水野選手のブロックなどで得点し、13-12と互角の戦いに。日本のミスから14-16と中国にリードを許す場面もありましたが、高橋美心選手と杉本選手のスパイク、水野選手のブロックで中国を振り切り、日本は第4セットを25-21で奪い、勝負の行方は第5セットへ。
最終第5セット、日本は杉本選手と高橋美心選手のスパイクで得点し、6-4と良いスタートを切ります。しかし、中国のミドル攻撃とレフト攻撃で一気に4連続得点を奪われ、6-8と逆転されてしまいます。日本も粘り強さを発揮し13-13と同点に追い付きますが、最後は日本にスパイクミスが出て13-15。セットカウント2-3で中国に敗れました。
本大会を4位で終えた女子U16日本代表チームは、最終順位上位4チームに与えられる「女子U17世界選手権大会」(2026年開催予定)の出場権を獲得しました。選手たちの今後の活動に引き続きご注目ください。
写真提供:AVC