ポーランドに逆転勝利しファイナルラウンド進出を決める 女子ネーションズリーグ

「ACN バレーボールネーションズリーグ2026 女子大阪大会」が7月8日(水)からAsueアリーナ大阪(大阪市)にて開催されています。
FIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは7月12日(日)、同5位のポーランドと対戦し、セットカウント3-2(20-25、14-25、25-19、25-21、15-13)で勝利。本大会の通算成績を8勝4敗とし、ファイナルラウンド進出を決めました。
勝った方がファイナルラウンド進出を決める大一番の第1セット。日本の最初の得点は佐藤淑乃選手のフェイント。日本のスパイクが決まらず、ポーランドに連続得点を許し4-9となると、日本がタイムアウトを取ります。タイムアウト明けも、サイドアウトを取れずさらにリードを広げられます。石川真佑選手のサービスエースもあり、11-15としたところで、ポーランドがタイムアウトを取りますが、その後は点差を詰められず、20-25で1セット目はポーランドが取ります。
第2セット、和田由紀子選手のスパイク、島村春世選手のサービスエースで3-1とします。しかし、ポーランドの高さのあるブロックに苦しみ同点とされると、日本のサーブレシーブが乱れてしまい、8-10とされます。関菜々巳選手と秋本美空選手を2枚替えで投入しますが、ポーランドの勢いは変わらず11-18とさらに点差を広げられます。粘りのディフェンスでラリーへと持ち込みますが得点に繋げられない日本は、14-25で第2セットを落としました。
後がなくなった第3セット、攻撃にリズムが出てきた日本は、ブロックアウトを上手く利用し得点を重ね5-3とリードします。その後、同点に追い付かれますが、石川選手のサーブで崩すと、自らバックアタックを決めます。日本はサーブで相手を崩し、得点につなげていきます。苦しい場面で和田選手が決め22-18で終盤を迎えます。最後はレシーバーとしてアウトサイドヒッターで登録された岩澤実育選手のサーブからブレイクし25-19で第3セットを奪います。
第4セット、好調な和田選手に加え、石川選手のバックアタックも決まり4-3。さらに、佐藤選手が2本連続のサービスエースを決めると、ブロックタッチから得点に繋げ、ブレイクに成功します。さらに、和田選手がバックアタックを決め17-13とすると、佐藤選手がネットインでサービスエースを奪います。終盤、ポーランドにサービスエースを許しますが、最後は島村選手のクイックが決まり25-21で試合はフルセットへと突入します。
最終セットの序盤は、石川選手と和田選手が決め2-0とします。その後、6-6と同点に追い付かれると、ブレイクを許し6-7とされ日本がタイムアウトを要求します。それでも、石川選手がこの試合、チーム初のブロックを決め8-7とします。さらに和田選手にもブロックが出て10-9。山田二千華選手のサーブで崩すと佐藤選手がダイレクトで決め12-10とリードします。その後、同点とされるも、最後は佐藤選手のサーブがネットインとなり15-13で3セットを連取し、逆転勝利でファイナルラウンド進出を決めました。
22日(水)からマカオ(中国)で開催されるファイナルラウンドには、予選ラウンド上位7チームと開催国・中国が出場します。対戦カードや試合順は予選ラウンド全試合終了後に決定しますので、決定次第のウェブサイトにてお知らせいたします。優勝を目指してファイナルラウンドに挑む女子日本代表に引き続き応援をお願いいたします。
<コメント>
石川真佑選手
「よかった。ホッとしている。本当に苦しい試合だったけど、それぞれが強い気持ちを持って、相手よりも上回る気持ちを持って戦うことができて、チーム全員で戦うことができたと思う。相手に押されてしまうときは、なかなかリズムを掴めていなかったけど、3セット目からはしっかり切り替えて、自分たちらしいプレーが出てくることが増えたので、自分たちで流れを作ることができたと思う。昨年に比べて、今シーズンはコミュニケーションが増えていて、今日もそれぞれの選手の中でしっかり押さえるところなど、細かく密に(コミュニケーションを)取ることができていたと思う。常に声をかけることは、それぞれに意識していたと思う。(ファイナルラウンドへの課題は)自分たちがサーブレシーブや、ディフェンスでうまくいかなくなってくると、自分たちの良さが出ずに、うまく乗り切れないところが多かったなと大阪大会では特に感じたので、サーブレシーブやディフェンスは常に意識高く、また練習していきたい。あとはコンビの精度も、もう一回それぞれがしっかり確認してやっていきたい」
関菜々巳選手
「ファイナルラウンドにつながる 1勝を取れて本当にうれしい。(途中出場で)このチームを助けたいという思いで、もうやるしかないという一心だった。コートに入ったときにどうやって組み立てをすればいいのか、何ができるのかをずっと考えていたので、それにプレーが加わった。(佐藤選手にトスを上げ続けたことについて)少し苦しんでいるところも見ていたので、何か少しでもきっかけを与えられたらなと思っていた。自分のトス自体はそんなに良くなかったけど、本当に決め切ってくれて頼もしい。本当に素晴らしいチームだなと思うし、このチームでファイナルラウンドも勝ち進んでいきたいと思う。この一戦をきっかけに勢いをファイナルラウンドまで持って行きたいし、細かいところはしっかり修正して、もっともっと一つのチームとしてまとまって試合をしていきたい」
岩澤実育選手
「1、2セット目は自分たちが思うような展開にできなかったが、3セット目の入りで監督からもエナジーを出していこうと話があって、1セットでも取られたら終わりという状況だったが、レギュラーやレギュラー外など関係なく、チーム一丸となって戦えたので、最後にしっかり勝ち切りことができた。(第3セットの最後のサーブについて)試合前、自分はレシーバーなので、(サーブは)相手の嫌なところに入れてディフェンスをしようと思っていたが、同部屋の宮部愛芽世選手が攻めていこうよと言ってくれたので、その言葉を思い出して攻めることができたので良かった。セットポイントの場面だったので、そこでブレイクして次のセットに行けた方が流れを切らずにいけると思っていたので、次のセットに繋げることができてほっとした。(ファイナルラウンドは)もっと苦しい試合がこれから続くと思うので、1本目と2本目の精度や高いブロックでのキルブロックの本数を減らしていきたいと思うので、スパイカーの手助けをするために、コートに入ったときはスパイクのコースに入ったり、しっかりフォローに入って、(コートの)外にいるときは外からしか分からないことを共有できるようにしていきたい」