火の鳥NIPPON、アジアのライバル中国に敗れ今大会初黒星 2022女子世界選手権
世界の強豪24チームが出場する「2022女子世界選手権」。第1次ラウンドD組の女子日本代表チーム・火の鳥NIPPON(大会前のFIVB世界ランキング7位)はアジアのライバル・中国(同4位)と対戦し、セットカウント0-3(26-28、17-25、27-29)で敗れました。
ネーションズリーグでは勝利を収めた中国との対戦。第1セット序盤は中国のサーブやブロックが決まり先行されます。長いラリーが続く中、林琴奈選手のブロックで流れを掴むと、古賀紗理那選手のスパイクで逆転に成功。その後は互いに得点を重ねる展開に。点差が広がらないまま終盤に突入し、中国にセットポイントを取られるも、井上愛里沙選手の力強いスパイクが決まり同点に追いつきます。日本も粘りを見せますが、最後は相手のスパイクが決まり、26-28で第1セットを先取されます。続く第2セット、序盤は良い攻撃を見せる日本ですが、相手のスパイクを止めきれず6-10とリードを許します。流れを変えるために籾井あき選手、山田二千華選手を起用しますが、8-17とリードを広げられ苦しい展開に。その後、古賀選手のバックアタックや横田真未選手の速攻で日本も攻撃を仕掛けるものの、相手のスパイクに崩され13-22と点差が広がり、そのまま17-25で第2セットも中国に奪われます。後がない日本はローテーションを変えて第3セットに臨みます。序盤は中国に押される展開になりますが、山田選手と横田選手のスパイクが決まり12-13と追い上げを見せます。リードを広げられたくない日本ですが、ここでキャプテンの古賀選手が負傷するアクシデントが発生。古賀選手に代わり石川真佑選手がコートへ入り、そこから流れを引き戻した日本は林選手のスパイクが決まり16-15と逆転に成功。その後も井上選手のスパイク、山田選手のダイレクト攻撃が決まり一時は19-16と3点差をつけますが、再び中国に逆転を許しマッチポイントを取られてしまいます。粘る日本は、横田選手のスパイクで追いつき、石川選手の強烈なサーブで25-24とセットポイントを奪い返すも、中国の高いブロックの前に最後は27-29で第3セットを落としストレートで敗れました。
火の鳥NIPPONは次戦、強敵ブラジル(大会前のFIVB世界ランキング2位)と対戦します。第1次ラウンド突破をかけて負けられない試合が続きます。引き続きテレビの前から火の鳥NIPPONへの熱いご声援をお送りください。
<次戦>
9月30日(金)14:15(日本時間21:15)日本×ブラジル
写真提供:FIVB