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鎮西高校が決勝で市立尼崎高校を下し4年ぶりに優勝 全国高校総体男子戦

鎮西高校が決勝で市立尼崎高校を下し4年ぶりに優勝 全国高校総体男子戦

令和7年度全国高等学校総合体育大会男子バレーボール競技大会(インターハイ)決勝が8月1日(金)、松江市総合体育館(島根県松江市)で行われ、鎮西高校(熊本)が市立尼崎高校(兵庫)をセットカウント3-0(25-12、25-21、25-20)で下し、4年ぶり5度目の頂点に輝きました。

決勝は鎮西高校と、7年ぶりの優勝を目指す市立尼崎高校が対戦しました。昨年ベスト4の鎮西高校は第3シードとして登場し、準決勝の東福岡高校(福岡)戦で今大会初めてセットを落としながらも決勝進出。市立尼崎高校は決勝トーナメント2回戦で浜松修学舎高校(静岡)に逆転勝ちしたあとは、セットを落とさずに勝ち進んできました。

 

第1セット、鎮西高校は平川陽翔選手などの3枚ブロックで最初の得点を取ると、岩下将大選手や一ノ瀬漣選手の強烈なスパイクや、西原涼瑛選手のブロックで主導権を握ります。市立尼崎高校はハントラクル星夏選手のスパイクで反撃しますが、鎮西高校は岩下選手の連続サービスエースが決まるなど、流れを渡さずにセットを先取しました。

第2セットの序盤は市立尼崎高校が下村咲斗選手のブロックや、𠮷田将大選手とハントラクル選手の得点で試合を優位に進めますが、鎮西高校は一ノ瀬選手のバックアタックや1年生税所蓮嘉選手のスパイクで逆転。終盤には税所選手の連続ブロックで突き放すと、最後は第1セット同様、西原選手のスパイクが決まり、セットカウントを2-0とします。

優勝に王手をかけた鎮西高校は第3セット、一進一退の攻防が続く12-10の場面で、一ノ瀬選手が相手ブロックを利用したスパイクを決めると、その後も一ノ瀬選手が得点を重ねます。最後は税所選手のレフトからの強烈なスパイクが決まり、4年ぶりに栄冠を手にしました。

鎮西高校の岩下選手は、「これからいろいろなチームが自分たちに向かってくると思いますが、そこで引かないように。優勝したからといって勘違いせず、国スポ、春高と一試合一試合を勝てたらと思います」と2つの全国大会に向けて決意しました。

 

(文責・写真提供:日本文化出版)

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