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スミセイVitalityカップ JVA第45回全日本バレーボール小学生大会 各カテゴリーのチャンピオンが決定

スミセイVitalityカップ JVA第45回全日本バレーボール小学生大会 各カテゴリーのチャンピオンが決定

8月4日(月)に開幕し、熱戦が繰り広げられてきたスミセイVitalityカップ JVA第45回全日本バレーボール小学生大会は8月7日(木)に最終日を迎え、町田市立総合体育館(東京)で男子、女子、混合の準々決勝から決勝までのトーナメントを実施。各カテゴリーのチャンピオンが決定しました。

 

男子は、和歌山フェニックスJr.バレーボールクラブ(和歌山)が、準々決勝ではMIRACLE.FVC(東京)、準決勝では小林JVC(宮崎)、そして決勝では岡本アックスバレーボールクラブ(神奈川)をいずれもストレートで下して優勝を飾りました。

 

女子は、富の原バレーボールクラブ(長崎)が、準々決勝で上黒瀬JVC(広島)をフルセットの末に破ると、準決勝ではHAGIURAバレーボール部(富山)、決勝ではアンフィニJVC(大分)をストレートで下してタイトルを獲得。富の原バレーボールクラブは、昨年、準優勝に終わった悔しさを見事に晴らす優勝となりました。

 

そして混合は、兵庫石海VBC(兵庫)が、準々決勝では川内北JVC(徳島)、準決勝では昨年大会チャンピオンのKAISERSジュニアバレーボールクラブ(大阪)、決勝では南部バレーボールスポーツ少年団(和歌山)との戦いを全てストレートで勝ち抜き頂点に立ちました。

男子優勝の和歌山フェニックスJr.バレーボールクラブの西田聡監督は決勝を振り返り、「硬さはありましたけれど、それも含めて選手たちは楽しんだのではないかなと思います」と語りました。キャプテンとしてチームを冷静に率い、アグレッシブなトスを上げ続けた山下來空選手(145㎝)や、迫力満点のスパイクで仲間の士気を大いに盛り上げた北原紳之介選手(165㎝)など、身長もプレーも個性豊かなメンバーがそろう和歌山フェニックスJr.バレーボールクラブ。西田監督は、「子どもたちのやりがいを考えたときに、誰か1人が光るのではなく、みんなが活躍できるような、みんなで協力できるスタイルを目指しました」とこれまでのチームづくりを述懐。山下選手は、チーム事情からセッターに転向してわずか2ヵ月という短期間で大舞台での堂々たる司令塔ぶり。そして、「どちらかというと気が優しく、みんなにいじられキャラ」(西田監督)という北原選手は、「この大会中にカッコよくなった」と西田監督も驚く果敢な戦いを披露。それは、「君がヒーロー 君もヒロイン みんな主役だ 全小バレー」という今年の大会テーマを象徴するような成長した姿でした。

今大会に出場した152チームすべてに、「君がヒーロー 君もヒロイン」と言えるようなドラマがあったことでしょう。そのドラマの主役の道を、選手の皆さんがこれからも胸を張って歩んでくれることを期待しています。

 

(文責・写真提供:日本文化出版)

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