男子は清風中学校が初の栄冠 女子は金蘭会中学校が歴史を塗り替える6連覇を達成 第55回全日本中学校バレーボール選手権大会

第55回全日本中学校バレーボール選手権大会は8月20日(水)に最終日を迎え、大村市体育文化センターシーハットおおむら(長崎県大村市)で男女ともに準決勝と決勝が行われました。
男子決勝は清風中学校(大阪)と駿台学園中学校(東京)が対戦しました。第1セットはリードを奪われた駿台学園中学校が杉山柊斗選手や小深田翔選手らの得点で逆転します。同点にされてジュースとなりましたが、最後は杉山選手が清風中学校のブロックをはじく連続得点でセットを先取します。しかし、第2セットは中盤以降、清風中学校のエース猪原悠馬選手や林篤優選手が得点を重ね、セットを奪取。最終第3セットも猪原選手が強烈なスパイクで得点し、最後は主将の大八木樹選手のバックアタックが決まり、清風中学校が2-1(24-26、25-21、25-21)で勝利し、初優勝を果たしました。
女子決勝は前回王者の金蘭会中学校(大阪)と初優勝を目指す東京立正中学校(東京)が対戦しました。第1セット、東京立正中学校がエース生田やちる選手の巧みなスパイクなどで先行しますが、金蘭会中学校のセッター中村愛実選手が多彩な攻撃を演出して逆転。ミドルブロッカーの宮田夏穂選手が得点を重ね、先にセットを取ります。続くセットは金蘭会中学校が先行しますが、東京立正中学校の生田選手などの7連続得点で逆転し、一進一退の攻防に持ち込みます。しかし、金蘭会中学校の宮田選手と酒井志穂選手、両ミドルブロッカーの得点によりリードを奪い返し、主導権を渡しません。そのままリードを守った金蘭会中学校が2-0(25-17、25-23)で勝利を収めました。この結果により、金蘭会中学校が通算9度目の優勝、そして史上初となる6連覇を達成し、新たな歴史を刻みました。
【男子】
優勝:清風中学校(大阪)
準優勝:駿台学園中学校(東京)
第3位:大田区立南六郷中学校(東京)、昇陽中学校(大阪)
【女子】
優勝:金蘭会中学校(大阪)
準優勝:東京立正中学校(東京)
第3位:大妻嵐山中学校(埼玉)、共栄学園中学校(東京)
(文責・写真提供:日本文化出版)