3時間越えの熱戦を制しフランスに勝利 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2026」(VNL)予選ラウンド第2週フランス大会が6月24日(水)よりオルレアンにて開催しています。
FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは日本時間6月28日(日)、同7位のフランスアメリカと対戦し、セットカウント3-2(28-30、19-25、25-17、35-33、15-12)のフルセットで勝利し、通算成績を7勝0敗としました。
第1セット、小野寺太志選手がブロックを決めると、宮浦健人選手がサーブでフランスのサーブレシーブを崩し、ブレイクを取り7-4とリードします。深津英臣選手の多彩なトスワークから得点を重ねますが、徐々にフランスに点差を縮められ14-12とされます。日本はサーブレシーブが乱れ苦しい展開となると、19-21とされタイムアウトを取ります。リリーフサーバーで起用された大塚達宣選手から得点を奪い22-22の同点に追い付きます。デュースとなり、互いにサイドアウトを取り合う展開が続きますが、最後はフランスのブロックで28-30、第1セットはフランスが先取します。
第2セット、なかなかブレイクを取れない日本でしたが、山本智大選手の好レシーブからブロックポイントにつなげます。石川祐希選手のサーブで3連続ブレイクを奪い10-7としたところでフランスがタイムアウトを要求します。その後、同点に追い付かれると、フランスのサービスエースなどで逆転され、ブロックにも捕まり19-25でこのセットを落とします。
第3セット、西本圭吾選手を起用します。フランスのミスもあり日本がリードで進んでいきます。日本がブレイクを奪い10-6としますが、フランスもすぐにサービスエースを取り10-8と2点差の状況が続きます。それでも髙橋藍選手のサーブからチャンスを作り、石川選手のブロックで15-11とリードを広げます。さらに、石川選手のサービスエースで19-14。投入された富田将馬選手が安定したサーブレシーブでサイドアウトにつなげると、最後は西本選手がクイックをブロックし25-17で日本が第3セットを取ります。
第4セットの序盤はリードを許す展開となりますが、石川選手のブロックとスパイクで10-9と逆転に成功します。ラリーの展開となっても粘りのバレーでポイントを奪い、日本が流れに乗ります。しかしフランスも粘りを見せ、21-20と1点差に迫ったところで日本がタイムアウトを取ります。フランスにサーブレシーブを乱され、22-23と逆転を許します。その後、壮絶なラリーを日本が取り同点に追い付くと、髙橋藍選手のサーブからブレイクし26-25と日本が逆転します。互いにあと1点を許さず30点台に突入した試合は、最後は石川選手がスパイクを決め35-33で日本がこのセットを取ります。
第5セットの最初の得点は宮浦健人選手のスパイク。さらに西本選手のブロック、石川選手のブロックで3-0とします。ラリーの状況で集中したプレーを見せ8-5としますが、フランスのサーブに苦しみ9-8と1点差に迫られます。それでも宮浦選手のサーブからブレイクを取り13-10とし、最後は高橋藍選手のスパイクが決まり15-12。3時間を超える熱戦を勝利で飾りました。
破竹の8連勝となった男子日本代表は次戦、7月15 日(水)19:20にAsueアリーナ大阪(大阪府大阪市)にて開催される大阪大会にてイタリア(同2位)と対戦します。TBSにて生放送もされますので、会場や画面越しから男子日本代表に引き続きご声援をよろしくお願いします。
<次戦>
日本時間7月15日(水)19:20 日本×イタリア
TBSから生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
石川祐希選手
「しっかり勝てたことはうれしいが、まだ改善できる点がたくさん見つかったので、そこを修正していきたい。(アウェーでの戦いとなったが)非常に盛り上がっていたし、日本チームを応援してくださる人もたくさんいたので、楽しい試合だった。(今日の試合を振り返って)少しずつ(状態が)上がっているのは間違いないが、急に上げるより、徐々にあげて、もっとパフォーマンスを高くしていきたい。チームとしては非常によく、出た選手がしっかり活躍している状況なので、この調子で大阪大会を迎えることができると思う。(大阪大会に向けて)たくさんの日本の方の前でプレーできるのは楽しみだし、勝っている姿を見て欲しいので、いいパフォーマンスができる準備をしておきたい」
深津英臣選手
「すごく強い相手だし、相手のホームということでやりにくい部分は色々あったが、その中でも勝ち切れたことは良かった。1セット目にリードしていた中で逆転されてしまったところは、このフランス大会を通してそういう展開があったので反省しながら、もう少しいいチームを作っていきたい。(2セット落とした後での逆転勝利に)これが日本のやりたいバレーだし、強み。そしてファンの皆さんの後押しが自分たちを動かしてくれていると思う。(アウェーでの戦いだったが)日本のコールもすごく多かったし、もちろんフランスの地元ではあるが、色々な声が飛び交いながらの試合は本当にやっていて幸せに感じた。(フランス大会は)疲れたが、少しずつ自分もこの環境に慣れてきているし、もっと強くなりたい、もっと上手くなりたいという気持ちがみんなに芽生えているし、個人としても芽生えているので、いい方向に行っていると思う。(大阪大会に向けて)日本の皆さんの前でプレーできることをすごく楽しみにしている。まずはしっかりとコンディションを整えて、最高のプレーを見せたいと思う」
西本圭吾選手
「最後の1試合に出場することができて、しかも難しい状況からチームの勝利に貢献することができたことはすごくうれしかった。(自分が出場した)この2試合で自分の中で課題も出たし、それを克服することもできたので、すごく充実したフランス大会だった。今日止めたブロックもスパイクも全部自分の力だけではなくて、ブロックに関しては髙橋健太郎選手が教えてくれたブロックのやり方で止めることができたし、スパイクに関してはラリー選手や山内選手、小野寺選手のスパイクの打ち方を見る機会が多かったので、自分は打ち急いでしまうことが多かったが、しっかりブロッカーを見て打つというところを学んで、1本体現することができたので、自分の能力として積み重ねてやっていきたい。(3戦連続のフルセット勝ちだったが)自分としてもゲームチェンジャーとしての役割を示せたと思っているし、勝つチームの中に自分が入ることにどういう理由があるのかを知ることができたし、自分に何が必要かという立ち位置や、勝つために何が必要か色々学ぶことができたので、今後に生きてくる時間だった。(大阪大会に向けて)たくさんの日本の方々の前で最高のゲームができるように、皆さんと一緒に最高の時間を共有できるように、自分自身も準備して頑張るので、引き続き応援お願いします」
写真提供:VolleyballWorld