ビーチバレーボール

結束力を活かし、初優勝を目指す。 第1シード・坂口/鈴木組。

結束力を活かし、初優勝を目指す。

第1シード・坂口/鈴木組。

ビーチバレーボールの国内最高峰ツアーである「マイナビジャパンビーチバレーボールツアー2018 第2戦東京大会」が5月3日(木・祝)、東京都港区・お台場海浜公園で開幕した。
2004年から開催されてきた東京大会は、国内ツアーでも最もにぎわう大会の一つとして定着している。ゴールデンウィークの風物詩となったこの大会は、さまざまなビーチスポーツが集結する「ジャパンビーチゲームズフェスティバル」と共催。ビーチバレーボールが誰でも気軽に無料で体験できる体験会も開催されている。

第1日目は朝から強風が吹き、悪天候に見舞われたが、午前9時過ぎには雨は止み、試合は予定どおり、開催。プール戦男女各8試合が行われた。今大会は、女子のトップチームは海外で行われているFIVBワールドツアー大会出場のため、不在。
第1シードは、「JVAカップ 兼 アジア競技大会 日本代表チーム選考大会」で4位に入った鈴木悠佳子(湘南ベルマーレ)/坂口佳穂(マイナビ/KBSC)組になり、若手中心のチーム構成となった。
今大会注目の鈴木/坂口組は初日、第1試合目に出場。つい5日前に開催された「JVAカップ 兼 アジア競技大会 日本代表チーム選考大会」の試合中、フェンスに激突し顔面頭部を打ち棄権したが、「病院で検査した結果、打撲と診断された。たんこぶもへこんで、今は少しアザが残っているけど、問題ない」(坂口)。

第9シードの新井晴夏(産業能率大学)上越ケーブルビジョン/J breeze)/ 柳希(上越ケーブルビジョン/J breeze)組に対し、21-15,21-12と危なげない試合運びを見せ、ストレートで勝利した。


国内ツアーでももっとも古い東京大会

「JVAカップ 兼 日本代表チーム選考会」で溝江明香(トヨタ自動車)/橋本涼加(トヨタ自動車)組に勝利し、大金星をあげた坂口/鈴木組。
2年ぶりにペアを結成したのは、「昨年離れていた間にお互い違うペアと組んで、たくさん学んだことを、もう一度このペアで活かせると思った」と鈴木。
坂口も「悠佳子さんはあの時、こういうことが言いたかったのかな、とか、思うことがあった。復縁して、今は少しずつ理解できるようになってきたし、すっと中に入ってくる」。一度離れて、結束力が高まってきたと述べる。

「ビーチを始めた頃は、何もわからなくてレベルが低かったと思うけれど、今は少しずつゲームを作れるようになってきた」という鈴木がゲームメイクし、今年ユニバーシアードに選出された坂口が堅実なディグを見せ、流れを引き寄せる。勝利の方程式もできつつある坂口/鈴木組は、「2年前よりも確実にコミュニケーションの質が高まった。それがプレーに活きている」と、万全の状態で初優勝に挑む。
明日4日(日)は、プール戦の残りと男女準々決勝が朝9時から行われる。


初日は男女プール戦が行われた