開催国・ブルガリアにストレートで敗れる 男子ネーションズリーグ

「バレーボールネーションズリーグ2025」(VNL)予選ラウンド第2週ブルガリア大会が6月25日(水)よりブルガス(ブルガリア)にて開催されています。
FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは日本時間6月25日(水)、同17位のブルガリアと対戦し、セットカウント0-3(25-27、23-25、19-25)で敗れました。
第1セット、いきなりブルガリアにブロックを決められると4連続得点を許し、日本はタイムアウトを要求します。タイムアウト後、宮浦健人選手がライトからのバックアタック、村山豪選手がブロックを決めるなどブロックディフェンスから得点を重ね、13-12とリードします。そこからサイドアウトを取り合う展開となる中、19-18の場面で、大宅真樹選手と西山大翔選手を2枚替えで投入します。西山選手のサーブで崩しブロックポイントを奪い23-20と終盤でリードを広げセットポイントを迎えます。しかし、ブルガリアのサービスエースや巧みなワンタッチを狙ったスパイクで24-24とされます。最後はツーアタックを決められ、25-27で第1セットを落とします。
第2セット、序盤はブルガリアにリードを許しますが、甲斐優斗選手のサーブから得点を奪い7-5としたところでブルガリアがタイムアウトを要求します。日本のサーブミスなどで10-10と同点に追い付かれると拮抗したまま終盤を迎えます。18-19からブルガリアの高さのある攻撃を止めることができず連続失点を喫し18-22とされます。山崎彰都選手がサービスエースを奪い、最後まで粘りを見せますが、23-25で2セットを連取されます。
第3セット、セッターの大宅選手をスタートから起用します。さらに開始直後、富田将馬選手も投入しますが、ブルガリアの勢いは止まらず4-8とリードされ、日本はタイムアウトを取ります。途中、フル代表デビュー戦となった三輪大将選手がクイックから得点を奪うなど、連続でブレイクを奪いますが、リードを縮めることができず19-25で第3セットを奪われ、ストレートで敗れました。
男子日本代表は次戦、日本時間6月26日(木)21:00からフランス(同2位)と対戦します。
<次戦>
日本時間6月26日(木)21:00 日本×フランス
BS-TBSで20:50から生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
富田将馬選手
「途中から出るときは思い切ってやるしかないので、チームに元気を与えるつもりでコートに入った。(アウェーでの戦いで)スタートで出たメンバーはとても苦しそうだったので、コート外や自分が入ったときには、もっと日本らしいバレーボールをしようと声をかけてやったが負けてしまったので、切り替えて明日は頑張りたい。中国大会でもそうだったが、1セット目を取られた試合は劣勢で負けてしまう場面が多いので、どこかを変えるというよりは1点1点を取りにいく気持ちを持っていないとセットも取り切れないので、最初から出たメンバーがそこをやるべきだと思うし、途中から出てもそこを変えていくつもりで、全員で戦っていきたい。(明日のフランス戦は)レベルが高い試合になると思うが、自分たちの持ち味をしっかり出してやれば戦えない相手ではないと思うので、思い切って、楽しんで勝ちにいきたい。負けることや調子が悪いこともあると思うので、そこを引きずらず、明日に持ち越さないことが大事だと思うので、しっかり共通認識を持って戦っていきたい」
永露元稀選手
「サーブを打つたびにアウェーを感じたが、その中でももっとできるプレーがあったのではと思った。1セット目も悪くなかったが、この1点という大事なところで取れなかったところがあり、2セット目は入りが良くなかった面があったので、個人としても改善したいし、もう一度映像を見たりして、次につなげていけるように準備をしていきたい。(明日のフランス戦は)今日にプラスして高さとパワー、上手さがあるチームなので、今日以上にディフェンスをもっと拾わないと勝ちはないと思っているので、ミーティングをしたり映像を見返したりチームでしっかり準備して臨みたい」
佐藤駿一郎選手
「アウェーで試合をするのが初めての経験だったので、最初に雰囲気がすごいなと思った。でも、あまり気にせずサーブを打つこともできたし、いつも通りプレーできたと思うので良かった。スパイクはミスしないことを心掛けていたのであまりミスはなかったが、ブロックではいいタッチを取ったり、ブロックポイントを出したり、チームを少しでも救うことができるように、フランス戦に向けてブロックを再修正していこうと思う。(スタメンで出続けているが、)楽しくやりつつ、勝ちにこだわってやっていかないといけないと改めて感じている。ブルガリア大会は始まったばかりなので、次の試合に向けて、次こそ勝つことができるように皆で頑張っていきたい」
写真提供:VolleyballWorld
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