国際大会

本大会1位のブラジルにストレートで敗れる 男子ネーションズリーグ

本大会1位のブラジルにストレートで敗れる 男子ネーションズリーグ

買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が7月16日(水)から千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)で行われています。

 

FIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは、同4位のブラジルと対戦し、セットカウント0-3(21-25、23-25、26-28)で敗れ、通算成績を7勝4敗としました。

第1セット、富田将馬選手のスパイクからスタートします。西本圭吾選手のサーブから連続でブレイクポイントを取り7-4と先行します。しかし、コンビミスなどが出てしまい8-9と逆転を許します。日本はブラジルの粘り強いディフェンスに、Aパスが入ってもなかなかサイドアウトが取れません。宮浦健人の連続サービスエースで2点差とすると、その後はサイドアウトの取り合いで試合が進んでいきます。要所でブラジルのディフェンスが光り、19-23で日本がタイムアウトを要求します。最後はブラジルのバックアタックが決まり21-25で第1セットを落とします。

第2セット、流れはブラジルのまま先行を許します。今大会安定していたサーブレシーブを崩され、7-11とされたところでタイムアウトを要求します。11-15で髙橋藍選手に代わりに甲斐優斗選手を投入します。13-18とさらに点差が開くと、2枚替えで西山大翔選手、大宅真樹選手を投入。西本選手のサービスエースで18-20とすると、西山選手のサーブから佐藤駿一郎選手のブロックでブレイクし、1点差とします。しかしあと1本が出ず、23-25で2セットを連取されます。

第3セットは甲斐選手、西山選手、大宅選手をスタートから起用します。佐藤選手がブロックを決めると、クイックからの強烈なスパイクなど、攻守でチームを引っ張り10-8とリードします。サイドアウトも安定し、ブラジルのミスも出て14-10となったところでブラジルがタイムアウトを取ります。タイムアウト明けも西山選手のスパイクでブレイクし15-10とします。しかし、17-13からブラジルの連続ブロックで17-15。その後もブラジルの強烈なブロックに苦しみ逆転を許します。ブラジルにマッチポイントを握られると、西山選手のサーブで崩し、スパイクアウトを誘い24-24と追い付きます。さらに25-24の場面で西本選手のブロックで再びデュースとしますが、26-28でこのセットを取られ、セットカウント0-3で敗れました。

男子日本代表チームは20日(日)にアメリカ(同5位)と対戦します。予選ラウンド最終戦となる男子日本代表チームに、引き続き熱いご声援をお願いいたします。

<コメント>

西本圭吾選手

「(今日が初スタメンだったが)自分より先に色々な選手がスタメンで、なかなか自分がスタメンで出る機会がなくて、すごく悔しい思いもした。同時に出場したときに少ないチャンスをどうものにするかをずっと考えて日々を過ごしていたので、今日の内容は個人的には決して満足いくものではなく、自分の弱点である相手の奥行に対する自分のディフェンスの詰めが甘く、そこに対して自分がもう少しタッチを取りにいければゲームが楽になったと思うので、そこは反省して、成長するふり幅があると思うので、必ず課題を克服して、より一層トッププレイヤーになれるように頑張っていきたい。自分の強みやいいところでもある、相手にプレッシャーを与えるガッツあるプレーをしたいと思っていて、もう少し得点することができていればもっと盛り上げることができていたと思うので、そこもしっかり詰めてやっていきたい。(千葉大会最後のアメリカに向けて)自分たちはホームなので勝たないといけないと思う。簡単な試合は1試合もないので、より一層引き締めて、ファイナルに向けて頑張っていきたい」

西山大翔選手

「(ブラジルは)サーブで攻めて、ブロックでタッチを取られて攻撃されるという流れがあったと思うので、守備が硬かったり、攻撃が強かったり、バランスのいいチームだった。ブルガリア大会で自分のプレーが上手くできなかったので、沖縄合宿でコンディション上手く調整して、自分のいいプレーが今回の試合ではできたと思うので、これを継続して、ブロックで捕まってしまった部分は工夫してリバウンドを取ることは頑張っていきたい。(千葉大会最終戦のアメリカ戦に向けて)ブラジルに負けてしまったのは気持ちが落ちる部分もあるが、1日オフを挟んで、アメリカ相手に自分らしさやいいプレーを出していけると思うので、そういう部分を頑張っていきたい」

富田将馬選手

「(千葉大会初のスタメンは)1週目と2週目にやってきたことと変わらないと思ったので、スタートから出るときも途中から出るときも変わらない気持ちで臨んだ。拮抗した試合の中で自分たちのミスから失点につながることが多かったので、そこが改善点だと思う。ブラジルはブロックとディフェンスのシステムが良かった。サーブで攻めて崩して、こちらのディフェンスが上げて、日本のバレーボールができているときはいい展開だったが、途中でこちらのミスやサーブレシーブが少し返らずブロックに捕まってしまうところなどがもう少し上げていければと思う。サーブレシーブについては、今日は良かったと思うが、スパイクの面でもう少しチームに貢献できたらいいなと思った。(千葉大会最終戦は)アメリカ相手だが自分たちのバレーボールをすれば絶対に勝てる相手だと思うので、あまり(ブラジルに)負けたことは引きずらず、明日リフレッシュして、明後日はまたチーム一丸となって戦っていきたい」

写真提供:VolleyballWorld

関連リンク

大会概要

男子日本代表競技日程

試合結果