第39回ビーチバレージャパン 激戦を制した黒川寛輝ディラン/長谷川徳海組が初優勝

ビーチバレージャパン JVA第39回全日本ビーチバレーボール選手権大会 男子の決勝戦が、藤沢市鵠沼海岸で行われ、推薦1の黒川寛輝ディラン(LIVZON)/長谷川徳海(ハウスコム株式会社)組が、東京都代表の水町泰杜(トヨタ自動車株式会社)/ 黒澤孝太(明治大学)組に 2(21-18 , 20-22 , 17-15)1 で勝利し、初優勝を飾りました。
今大会から競技形式をシングルエリミネーショントーナメント方式に変更したビーチバレージャパンは、大会初日、雨と風速10mに迫る強風、2日目も同様の強風に見舞われ、ビーチバレー熟練者でも手を焼く状況が多く見られましたが、大会最終日は風もおさまり、気温も落ち着いた絶好のビーチバレーボール日和となりました。
決勝のカードは推薦1の実力に見合った黒川/長谷川組と、都道府県予選から推薦チームを次々と退けて決勝まで勝ち上がった、水町/黒澤組との激戦となりました。
二刀流プレーヤーとして注目される水町選手と現役大学生の黒澤選手は、BVT1立川立飛大会、そして先日行われたFISUワールドユニバーシティゲームズを経て、短期間で日本一を決める大会の決勝まで上り詰めるだけのポテンシャルを十分に発揮したゲーム展開を見せます。
水町選手の強烈なスパイク、黒澤選手の感の鋭いブロックが要所で光ります。
しかし、そこにストップをかけたのはビーチバレーボール歴20年に迫る長谷川選手でした。
昨年のビーチバレージャパンでも優勝している長谷川選手は、これまで何度も日本一を経験しており、今大会でも落ち着いたゲームメイクを見せます。水町選手に何度もブロックを弾かれても、少しずつ微調整をし、そのキャリアから観察眼のレベルの高さもうかがえました。
そしてペアの黒川選手も勢いあるプレーで自身を鼓舞し、チームに勢いをつけます。
3セット目もヒリつくゲーム展開のなか、最後は長谷川選手のブロックが決まり17-15でゲームセット。
長谷川選手は2年連続、黒川選手は3年ぶりの日本一となりました。
