フルセットの接戦を制しウクライナに逆転勝利 2025女子世界選手権大会

「2025女子世界選手権大会」が8月22日(金)から、バンコク他(タイ)で行われています。
FIVB世界ランキング4位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは、8月25日(月)、同17位のウクライナと対戦し、セットカウント3-2(25-27、20-25、25-20、26-24、15-11)でフルセットの接戦を制し勝利しました。
第1セットはウクライナのサービスエースで幕を開けます。佐藤淑乃選手のスパイクや島村春世選手のクイックなどで序盤は6-4と日本が先行します。しかし、ウクライナが高さとパワーを生かしたブロックやスパイクなどで追い上げを見せ、8-10と逆転されます。秋本美空選手のスパイクや島村選手のブロックでブレイクを奪うなど、中盤にかけて一進一退の攻防が続きます。21-21から佐藤選手のサービスエースで逆転に成功します。北窓絢音選手のサーブからセットポイントを握りますが、ウクライナにデュースに持ち込まれ、25-27で第1セットを落とします。
第2セット序盤は1-4とウクライナに先行されます。島村選手のブロード攻撃や秋本選手のサービスエースから日本が流れを掴み、5-5と同点に追い付きます。8-11とウクライナに再び離されてしまいますが、宮部藍梨選手のクイックなどで食らいつきます。しかし、ウクライナのブロックに阻まれ、9-16と大きくリードされたところで、和田由紀子選手と中川つかさ選手を2枚替えでコートに送り込みます。石川真佑選手や佐藤選手のスパイクなどで4連続得点を奪い反撃しますが、20-25でこのセットを落とします。
第3セット、後がない日本は和田選手と山田二千華選手をスタートで起用して臨みます。序盤は互いに点を取り合う一進一退の攻防となりますが、石川選手や和田選手のスパイク、関菜々巳選手のサービスエースなどで8連続得点を奪い、16-7と日本がリードを広げます。勢いそのままに先に20点台に乗せた日本は、和田選手のスパイクでセットポイントを奪い、25-20で第3セットを取ります。
第4セット序盤はウクライナには走られるかと思われましたが、佐藤選手のスパイクや島村選手のブロックなどで6-6と流れを渡しません。佐藤選手のサーブからブレイクを奪い7-6と逆転に成功します。15-15の中盤まで互いに得点を重ねていきますが、ウクライナが連続得点を奪い15-17と一歩先に出ます。和田選手のスパイクなどで日本が連続得点を奪い、先に20点台に乗せます。終盤まで競った展開が続きますが、最後は石川選手がスパイクを決め切り26-24でフルセットに持ち込みます。
最終第5セットはウクライナの得点でスタート。序盤からウクライナは強烈なスパイクで、日本は好レシーブから佐藤選手や和田選手の指先を狙ったスパイクなどで得点を重ねていきます。中盤に10-7と4連続得点を奪い日本が先に流れを掴むと、石川選手のスパイクや山田選手のブロックなどで14-10とセットポイントを握ると、最後は山田選手のブロックが決まり、15-10でフルセットの接戦を制しました。
女子日本代表チームは次戦、日本時間8月27日(水)19:00からセルビア(同8位)と対戦します。女子日本代表チームに引き続きご声援をお送りください。
<次戦>
日本時間8月27日(水)19:00 日本×セルビア
TBS系列(地上波)で18:45から生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
石川真佑選手
「まずはフルセットだが勝つことができてよかった。(2セットを先取されて)焦ったというよりも、もう一回気持ちを入れ直さないといけないと思った。(小島)満菜美さんから3セット目の入りで、まずここをしっかり取ったら自分たちが成長できると話をしてくれたので、そこが切り替えて絶対に勝とうと臨むことができた。ハイセットは自分の1つの武器としてやっているので、苦しい場面で打ち込めたのはよかったが、4セット目の終盤でミスが続いたところは反省しないといけない。(会場の雰囲気は)終盤に日本を応援してくれる声援を感じることができたのでありがたいと思う。(セルビア戦に向けて)今日以上にタフな試合になると思うので、チーム全員で戦っていかないといけない。個人としてももう1段階ギアを上げて、予選は次で終わりだが、次からは負けたら終わりになるので、意識しながらまずは予選のセルビア戦に集中して入りたい」
小島満菜美選手
「まず勝ち切れたことはよかった。2セットを落としたところからの苦しい試合を取り切る経験ができたことは本当によかったと思う。(ベンチからのスタートだったが)外から見ていて、もちろんスキルの部分の改善点はあったと思うが、それ以前に一人ひとりがもう少しエネルギーを出していく必要があると思っていたので、(コートに)入ったときには誰よりも声を出して、誰よりも喜んで、誰よりも最後までボールを追いかけて、エネルギーを出して皆を引っ張って、皆のプレーがよくなっていくように意識していた。2セット目が終わった後に、ここを取り切ったら私たちはもっと強くなれるという話をチーム皆でしていて、やはり苦しい試合を勝ち切ってこそ自分たちがより成長できると思うので、1セットを取り返して、2セットを取り返したときもずっと言い続けていた。(セルビア戦に向けて)まず自分自信もパフォーマンスをもっともっと上げていくことと、相手どうこうということではなく、自分たちがやりたいバレーボールをもう一度見直して、そこを出していくことをチームとして大事にやっていきたい」
佐藤淑乃選手
「すごくきつい展開ではあったが、チームが大会期間で1つになれるきっかけになる試合だったと思う。(2セット先取されても)負けるかもという気持ちはなく、チームでどうやって勝っていくかにフォーカスできたので、次に切り替えられたのがよかった。この試合を勝ち切れれば強くなれるから頑張ろうとか、アクバシュ監督からチーム全員で戦おうと常々言われていた。(久しぶりの試合は)楽しかった。初戦のカメルーン戦はチームが硬かったが、ネーションズリーグでは楽しくやっているときが自分たちは一番強いときだったので、そういう雰囲気を作りたいと思って入った。(苦しんだ要因は)ネーションズリーグと違って、常に1勝が次の試合に関わってくるので、そのプレッシャーが硬くなる原因だったと思う。(セルビア戦に向けて)今日よりもさらにきつい展開があると思うが、折れず自分たちらしく、粘り強いバレーで、相手が嫌がるバレーを展開していきたい」
写真提供:VolleyballWorld
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