フランスにストレートで勝利し、ホームゲーム初戦を白星で飾る 女子ネーションズリーグ

「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が本日7月9日(水)に千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)で開幕しました。
FIVB世界ランキング5位(試合開始前時点)のバレーボール女子日本代表チームは、同17位のフランスと対戦し、セットカウント3-0(25-23、25-16、25-19)で勝利し、ホームゲーム初戦を白星で飾りました。
第1セットは関菜々巳選手のサーブからスタート。序盤はフランスが流れを掴み0-5まで先行されますが、宮部藍梨選手のナイスレシーブや石川真佑選手のスパイク、佐藤淑乃選手のサービスエースなどで徐々に点差を詰めていきます。長いラリーを石川選手のスパイクで制し7-9。中盤にかけて一進一退の攻防が続きますが、和田由紀子選手のサービスエースなどで得点を重ね13-14と1点差まで追い上げます。なかなか追い付くことができず、16-19としたところで日本がタイムを要求します。チャレンジが長引き嫌な流れとなりますが、佐藤選手がバックアタックを決めて流れを断ち切ります。先にフランスが20点台に乗せますが、佐藤選手が躍動し21-21とついに同点に追い付くと、島村春世選手のクイックや小島満菜美選手のナイスレシーブで粘りをみせ、佐藤選手のスパイクでセットポイントを握ると、最後は島村選手のブロックで25-23とし、第1セットを先取しました。
第2セット、序盤は互いに点を取り合う展開になりますが、佐藤選手のサービスエースで6-3と日本が一歩先に出ます。フランスの強烈なスパイクに押される場面もありましたが、島村選手のブロックやアウトサイドヒッター陣のスパイクで流れを譲らず、13-9とリードを保ったまま試合は進みます。長いラリーを佐藤選手のスパイクが相手ブロックを弾き5連続得点を奪い15-9とすると、さらに流れに乗った日本は20-12と大きくリードして終盤を迎えます。23-15の場面で秋本美空選手と中川つかさ選手を2枚替えで投入し、最後は秋本選手がブロックアウトを取り、25-16で第2セットも奪います。
第3セット、宮部選手のクイックや和田選手のダイレクトアタックで5-1と幸先のいいスタートを切ります。互いにナイスレシーブが続く長いラリーをフランスが取り切り7-6と1点差まで詰め寄られると、連続失点を喫して9-11とリードを奪われたところで日本がタイムアウトを取ります。佐藤選手の相手指先を狙ったスパイクで13-13の同点に追い付き、和田選手のサービスエースとスパイクで連続得点を奪い16-14とします。佐藤選手のエンドラインギリギリのサービスエースで20-16とし、先に日本が20点台に乗せると、石川選手のスパイクでマッチポイントを握り、最後は宮部選手のクイックで得点を奪い、25-19でこのセットも奪い、セットカウント3-0で勝利しました。
女子日本代表チームは明日10日(木)に韓国(同34位)と対戦します。引き続き女子日本代表チームに熱いご声援をお願いいたします。
<次戦>
7月10日(水)19:20 日本×韓国
TBS(地上波)19:00から生放送、U-NEXTで生配信
<コメント>
島村春世選手
「1セット目は試合期間が空いての試合の入りで硬さがあったが、その状態でも1セット目を取ることができた。ビハインドの展開でも粘り強く(第1セットを)取れたのが今日は一番良かった。3-0でも勝つことができたことは自分たちの自信にしてもいいと思うが、ミスなど課題もあった。自分たちのミスで相手が乗ってしまうので、そこは修正点であり、我慢しないといけない。(今日は)高さより相手のサーブに押された。ミスではないけど、CパスをBパスにできたらよかった。(会場の雰囲気は)一緒に戦ってくれている。これまで(声援が)英語だったりしたが日本語だからこそ改めて声援の力を感じた」
小島満菜美選手
「まず取り切れてよかった。1セット目を取れるかどうかで今日の試合がストレートで終わるか決まると思ったので、1セット目を取り切れてよかった。ホームでの初戦だし、硬くなるのは分かっていて、自分たちが苦しい時間があることは分かっていたので、いつも通りという声掛けがあったと思う。ホームだからということは、自分自身は考えていなかったが、今日の自分自身のプレーは周りに助けられたので、周りに感謝。個人的にはサーブレシーブで苦しめられた場面がすごく多かったので、苦しい状況でも決め切ってくれたアウトサイドヒッター陣に感謝したいし、関選手と中川選手にも感謝している。明日の韓国に勝つことで、次のステップにすごく近づくと思うので、勝ち切ることと、チームが試合を重ねるごとにレベルアップできるようにいい準備をして明日に臨みたい」
佐藤淑乃選手
「最初は硬くなってしまったが、徐々に自分たちらしくできて、そこから流れも良くなったと思う。地元ということもあり、日本のファンの皆さんの前でもあったので、ホームはいいなと思った。決まったら盛り上がるし、すごくよかったと思う。(次の韓国戦で)勝ったらファイナルの切符が獲れると思うので、会場にも慣れたので出だしからしっかり全開で勝ち切りたい」
写真提供:VolleyballWorld
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