韓国にストレートで勝利しホーム2連勝 女子ネーションズリーグ
「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が7月９日（水）に千葉ポートアリーナ（千葉県千葉市）で開幕しました。
FIVB世界ランキング5位（試合開始前時点）のバレーボール女子日本代表チームは、同34位の韓国と対戦し、セットカウント3－0（25－21、27－25、25－22）で勝利し、千葉大会2勝目を飾りました。なお、韓国戦を前に7月23日（水）からウッチ（ポーランド）で行われるファイナルラウンド進出を決めました。
第1セットは今大会初スタメンの中川つかさ選手のサーブでスタート。長いラリーを山田二千華選手が押し込み7－5とします。互いに守備が光り点数を取り合う展開になりますが、和田由紀子選手や佐藤淑乃選手のキレの良いスパイクを決め、11－8と日本が一歩先に出ます。和田選手のコースを突いたサーブや、本大会初スタメンの秋本美空選手のスパイクで17－14と中盤もリードを保ったまま試合が進行します。荒木彩花選手のブロックで日本が先に20点台に乗せると、最後は北窓絢音選手のブロックを弾くスパイクでセットポイントを奪い、25－21でこのセットを先取します。
第2セットは、荒木選手のクイックからスタートします。西村弥菜美選手のナイスレシーブから佐藤選手がバックアタックを決め、6－3。秋本選手の連続得点などで10－5とリードを広げます。14－9の場面で塩出仁美選手と北窓選手を2枚替えで起用し点差を広げにかかります。秋本選手らアウトサイドヒッター陣が躍動し、リードを保ったまま終盤を迎えます。荒木選手のBクイックで20－15とすると、佐藤選手のフェイント攻撃や和田選手のスパイクで得点を重ねていきます。韓国が粘りを見せ24―24のデュースに持ち込まれますが、秋本選手のブロックや深澤めぐみ選手のスパイクが得点を奪い、27－25で2セットを連取します
第3セット、序盤は点を互いに点を取り合う一進一退の攻防に。14－14まで両者譲らない試合が進行しますが、15－17と中盤で韓国が一歩先に出ます。16－20で韓国がリードした状況で終盤に突入すると、流れを変えるため日本は秋本選手に替え北窓選手をコートに投入します。北窓選手のサーブから和田選手のスパイクなどで追い上げを見せ、4連続ポイントを奪い20－20の同点に追い付きます。和田選手のスパイクでマッチポイントを握ると、最後は山田選手のクイックで25－22とし、セットカウント3－0のストレートで勝利しました。
女子日本代表チームは1日空け、12日（土）にポーランド（同4位）と対戦します。引き続き女子日本代表チームに熱いご声援をお願いいたします。
＜次戦＞
7月12日（土）19：20 日本×ポーランド
TBS（地上波）19：00から生放送、U-NEXTで生配信
＜コメント＞
荒木彩花選手
「１週空いて試合勘が薄い状態での試合で、自分の中で前半はすごくつまずいた部分があったが、後半はベンチの選手たちの声掛けに助けてもらいながら、自分を上手く取り戻せたと思う。昔の自分だったら自分で焦る道を選んで、さらに負の方に行ってしまっていたが、今日は冷静に上手く対応できた。相手のブロックもすごく見えていたと思うので、これからの試合では頭から出せるように頑張りたい。（会場の雰囲気について）昨日はベンチで試合を見て、今日はコートに出て、見るのと実際にコートに出てやるのは、ファンの皆さんからもらえる元気とかパワーが全然違うと実感できた試合だった。これだけたくさんの方が応援してくださるのが、本当にありがたい。すごく楽しかった。（ポーランド戦へ向けて）3週目の試合で一番の山場になるのが、ポーランド戦とブラジル戦だと思うので、1日空くのを上手く使って、全員がフレッシュな状態で試合に臨めたらいいと思う。ストレートで勝とうとか思わず、フルセットで勝ち切って、皆さんに勝利の姿を見せたい。全員で勝ちに行きたい」
中川つかさ選手
「3セット目は相手にリードされてしまって危ない展開もあったが、ゲームチェンジャーとして（北窓）絢音選手が入って、みんなで勝てた試合だった。（会場の雰囲気は）今までテレビで見ていた景色だったので、そこで試合ができることは幸せだと思って立っていた。（次戦のポーランドは）今日と比べて高さが圧倒的に違う相手だと思う。高さと高さで勝負できないと思うので、緻密なプレーやチーム力をもっと出して戦っていきたいし、それを勝ちにつなげたい」
秋本美空選手
「（初のスタメンで）狙われるのは分かっていたので、頑張って返そうと思って入った。（次のポーランド戦は）出る機会は少ないと思うが、自分なりに頑張りたいと思う。（ファイナルラウンドに向けて）簡単な試合ではないと思うので、ベンチももっと盛り上がって、チームのために何か言えることがあれば言ったりしていきたい」
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