アメリカにフルセットで敗れ16位 男子U19世界選手権大会

7月24日(木)からタシケント(ウズベキスタン)で行われた「2025男子U19世界選手権大会」が8月3日(日)に閉幕しました。
2勝3敗のB組4位で予選ラウンドを突破した日本は、Round Of 16でフィンランドと対戦し、セットカウント0-3(22-25、25-27、21-25)で敗れ、プレーオフ(9-16位)に回りました。プレーオフ(9-16位)はベルギーと熱戦を繰り広げましたが、セットカウント2-3(25-18、40-42、21-25、25-21、11-15)のフルセットで敗れ、プレーオフ(13-16位)では地元ウズベキスタンにセットカウント1-3(25-14、21-25、21-25、14-25)で敗れ、15-16決定戦に回りました。
15-16位決定戦の相手はアメリカ。第1セットの序盤、﨑山陽生選手のコースをついたスパイクなどが決まり7-7と拮抗します。アメリカのフローターサーブに崩され連続でブレイクを許しますが、マサジェディ翔蓮選手のサーブで崩すと、ファルーク健選手が押し込んで14-13。さらに崎山選手がサーブで崩し、前田蒼和選手が決め18-14とリードを広げます。アメリカが2回目のタイムアウトを要求しますが、流れを渡さない日本は、前田選手がコート外へのボールを片手で返す好プレーも生まれ21-15とします。終盤で髙橋俊ノ介選手の中央攻撃も鮮やかに決まり、25-20で第1セットを取ります。
第2セットはブロックが機能し始めたアメリカに苦しめられ、追いかける展開となります。マサジェディ選手のサービスエースで6-8としますが、スパイクミスが出て12-16と点差を広げられます。鈴木夢優選手、瀬川桜輝選手をコートに送り込むもミスが重なり16-22。2回目のタイムアウトを取りますが、最後までアメリカのブロックを崩せず16-25で第2セットを落とします。
第3セット、日本はローテーションを回し、マッチアップを変える作戦に出ますが、リズムに乗れず2-7となります。ここで最初のタイムアウトを取り、野村達稀選手をコートに送り込みます。マサジェディ選手の強烈なスパイクで立て直しを図りますが、アメリカはブロックに加えサーブも走り始め10-20とされると、セッターの瀬川選手を投入。しかし、サーブレシーブを崩されブロックを決められると、最後もアメリカのブロックに止められ15-25で第3セットを落とします。
第4セットの序盤はサイドアウトが続く中、﨑山選手のサービスエースで8-6とし、アメリカが1回目のタイムアウトを要求します。日本はマサジェディ選手のスパイクでブレイクを奪い12-9。その後、少しずつブロックに引っ掛かり始め14-13と点差を詰められます。お互いにブレイクを許さない展開のまま終盤の22-22でチャレンジを成功させると、前田選手が決めて24-22とセットポイントを握ります。最後は中山椋太選手の好レシーブからマサジェディ選手がスパイクを決めて25-23で第4セットを奪います。
第5セットの序盤、アメリカにブレイクされ1-4とスタートで出遅れてしまいます。それでも松田悠冬選手のブロックで7-8と点差を縮めますが、日本にスパイクミスが出て7-11となります。お互いにサイドアウトを取り合い、点差が縮まらない状況を変えようと10-13で鈴木選手をピンチサーバーで起用します。しかし、アメリカがチャレンジを成功させるなど勢いを止められず、最後はアメリカのスパイクが決まり12-15。セットカウント2-3のフルセットで敗れ、16位で本大会を終えました。
写真提供:VolleyballWorld
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