金蘭会高校が決勝で昨年度春高女王の就実高校を破り2年ぶりの優勝 全国高校総体女子

令和6年度全国高校学校総合体育大会女子バレーボール競技大会(インターハイ)決勝が7月29日(月)、ダイハツ九州アリーナ(大分県中津市)で行われ、金蘭会高校(大阪)が就実高校(岡山)をセットカウント3-0(25-22、25-23、25-14)で下し、2年ぶり3度目の頂点に輝きました。
決勝は金蘭会高校と、今年の春高を制した就実高校が対戦しました。金蘭会高校は予選グループ戦で勝利した地元の東九州龍谷高校(大分)を準決勝でも破り、決勝進出。第2シードで決勝トーナメントから登場した就実高校は失セット0で決勝の舞台に進みました。
第1セット、金蘭会高校は西村美波選手や大森咲愛選手、就実高校は福村心優美選手のスパイクなどで競り合う展開が続きました。しかし、終盤に馬場柚希選手、花岡明里選手の攻撃でサイドアウトを取り続けた金蘭会高校がセットを先取しました。第2セットは中盤に福村選手、押川優衣選手のスパイクなどで就実高校が5連続得点、金蘭会高校は大森選手のスパイク、花岡選手のブロックなどで4連続得点と互いに持ち味を発揮します。リードを許した就実高校は髙橋凪選手、途中出場の牛田音羽選手のスパイクなどで同点に追いつきましたが、金蘭会高校は22-22から西村選手のスパイク、リリーフサーバー岡日和選手のサービスエースで逆転。その流れのまま、最後は第1セットと同じく馬場選手がスパイクを決めて、優勝に王手をかけました。第3セット、勢いに乗った金蘭会高校は序盤から大きくリード。このセットのスタートから出場した平野シアラ選手が要所でライトからスパイクを決めるなど中盤もリードを保つと、最後は平野選手がスパイクを決め、ストレート勝ちで優勝を果たしました。
金蘭会高校のキャプテンを務める西村選手は、「後輩や同期生が助けてくれて優勝することができました。次の国体(国民スポーツ大会)では自分が勝たせられるようにしたいです」と決意を述べました。
(文責・写真提供:日本文化出版)