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千葉大会最終戦アメリカにストレートで勝利し、ファイナルラウンド進出を決める 男子ネーションズリーグ

千葉大会最終戦アメリカにストレートで勝利し、ファイナルラウンド進出を決める 男子ネーションズリーグ

「買取大吉 バレーボールネーションズリーグ2025 千葉大会」が7月16日(水)から千葉ポートアリーナ(千葉県千葉市)で行われています。

 

FIVB世界ランキング6位(試合開始前時点)のバレーボール男子日本代表チームは、同5位のアメリカと対戦し、セットカウント3-0(25-21、25-19、25-23)のストレートで勝利しました。男子日本代表チームは予選ラウンドを8勝4敗(勝点23)で終え、ファイナルラウンド進出を決めました。

第1セット、序盤から宮浦健人選手のサーブでチャンスを作り、石川祐希選手、髙橋藍選手のスパイクで3-0と先行しますが、アメリカのブロックや日本のミスなどで11-11と拮抗した展開となります。アメリカのサーブレシーブが安定し、序盤以降ブレイクが取れない日本は、永露元稀選手のサーブからチャンスを作り、石川選手のスパイク、永露選手のサービスエースで15-13とします。勢いに乗った日本は、石川選手のサーブで点差を広げ、18-14。終盤で宮浦選手の強打でブロックアウトを取り、第1セットを25-21で取ります。

第2セット、日本のブロックポイントで試合がスタートします。宮浦選手の連続サービスエースで4-1とし、アメリカのサーブミスにも助けられ9-7とリードします。髙橋藍選手のバックアタックや、佐藤駿一郎選手のBクイックが決まり15-12。さらに髙橋藍選手のブロック、宮浦選手のブロックアウト、小野寺太志選手のブロックと連続得点を奪い19-13とリードを広げます。さらにミドルブロッカー陣の活躍で、サイドアウトも安定した状態で終盤を迎えます。最後はアメリカのスパイクがアウトとなり25-19でセットカウント2-0。この時点でファイナルラウンド進出を決めます。

第3セットも宮浦選手のサーブでチャンスを作り、4-2と先行します。しかし、アメリカのサーブが安定してくると11-11の同点に追い付かれます。それでもロラン・ティリ監督の好ジャッジでチャレンジに成功するなど、18-15と点差を広げると、髙橋藍選手が後ろからのハイセットのボールを決め19-15。しかし、先に日本が20点に乗せるも、アメリカのブロックに阻まれ20-20の同点に追い付かれ、タイムアウトを取ります。ここで宮浦選手がサーブで相手レシーブを崩し、22-21と逆転に成功します。最後は高橋藍選手のバックアタックが決まり25-23。セットカウント3-0のストレートで勝利しました。

30日(水)から寧波(中国)で行われるファイナルラウンドには、予選ラウンド上位7チームと開催国・中国が出場します。対戦カード、試合順は予選ラウンド全試合終了後に決定しますので、決定次第JVAのウェブサイトにてお知らせいたします。決勝ラウンドも引き続き熱い応援をよろしくお願いします。

<コメント>

石川祐希選手
「1、2セット目は非常にいい流れでプレーできた。3セット目は自分も浮足立ってしまい、サーブレシーブのミスや、スパイクのミスが出てしまって、最後まで集中力をもたさないといけないと感じた。(サーブレシーブは)1、2セット目はよかったが3セット目に崩れてしまった。(コンビネーションについて)今は合わせている段階で、まだ2週間しか経っていないので合わせることは時間が解決してくれると思う。(ファイナルへ向けて)表彰台に上るために、まずは準々決勝を勝ち切ることが重要だと思う」

小野寺太志選手

「信用してもらって、コートに立ったと思うのでその役割を果たせたと思う。なによりチームが勝てたのがよかった。(自身のプレーについて)いい数字残せたと思うし、いい役割ができたのでよかった。(ファイナルへ向けては)まだまだ精度を高める必要があるし、チームの完成度も追及しないといけない。個人のプレーもそうだし、チームとしても完成度の高いチームを目指していきたい。これからはトーナメントなので一戦必勝で、全員で戦い抜く必要があると思う。スタメン、ベンチ関係なく皆の力が必要なので、皆で勝ち抜いていきたい」

佐藤駿一郎選手
「誰が出てもおかしくない試合だったので、自分がスタメンと言われて、今日は大事な試合だと思っていたので、勝つための準備をしていた。ブロックポイントがなく、欲しいところもあったと思うので、スパイクやショートサーブは悪くなかったと思う。大人数の観客の前でプレーする機会がなかなかなかったので、すごくいい経験だったし、1年間海外でプレーしていて、日本に帰ってきて、日本の皆さんの前でプレーできてうれしかった。(ファイナルラウンドまで)合宿を挟むので、もう一回セッターと、チームとコミュニケーションを取りながら調整して、ファイナルラウンドではより進化した姿を見せたい」

写真提供:VolleyballWorld

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